Hot Pepperミラクル・ストーリー 平尾勇司著 東洋経済新報社

ただただ凄かった。
夢中で読みました。

Hot Pepperミラクル・ストーリー　平尾勇司著　東洋経済新報社



本書には、事業を成功に導くためのノウハウが
満載されています。
もちろんすべてを一から十まで真似することは
できませんが、あの「ホットペッパー」は成功するべくして
成功したことがわかります。
「ホットペッパー」は
単なる偶然で、たまたまヒットしたわけではありません。

事業展開には
緻密で論理的に計算されつくしているところがある反面
人を動かす局面では
体育会系的イケイケドンドンのようなところもあり
その事業成功ストーリーにはただただ圧倒されました。

そんなバカなと思うかもしれないが、
じつは、「実行しない」ことこそ
事業が成功しない最大の原因である。


実際に現場にいる者にとっては
非常に実感できる言葉です。
成果が上がっていないのは
大抵「普通にやるべきことをやっていない」のが
理由になっていることが多いです。


大切なことは
仕組化して汎用化すること

仕組化は情報を共有する仕掛けとなる

誰でも同じように簡単に理解し行動できるように
汎用化するのが仕組化

仕組化は人を育てる
人を大切にして、人に依存するために仕組化する

仕組みづくりの重要性を徹底して
説いているのも本書の特徴です。

仕組みづくりを徹底し、
冷めた頭で事業を観察する反面
時には「版元長」と呼ばれる現場のリーダーとも
とことん対決して事業方針を納得させたり
「夏祭り」を企画してメンバーを感動させチームを盛り上げる
企画を立てたり人の情の部分も非常に大切にしています。

最小の努力で最大の成果の出る仕組みを作って、
最大の努力を要望するのがマネジメントの役割で、
マネジメントの最大の役割はその仕組みづくりである
ことを知らしめる著者の熱い思いが
伝わってくる内容になっています。

マネジメントに携わる方にとっては必読の本だと思います。


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