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マーケットは12月の高値をザラ場に更新して、チャートでは上向き継続。
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24000円より上の重たさは想定済みだ。
何度も押し返された水準だから、そう簡単には抜けない。
その上、今回は新型コロナウイルスの流行が重なった。
正にpandemic状態。ただ、今のところはこのウイルスの実態が判らない。
判らないからこそ不安になる。特に、中国政府が海外への団体旅行を中止させることを打ち出した。
当然、日本にも影響は大きい筈だ。
そうすると当面、23000円程度は覚悟する必要があるかもしれない。
中国は春節で旅行シーズン真っ盛り。
自分たちに置き換えても、旅行は計画段階が一番楽しくて、実際に行ってまた楽しむ。
それが、出発前に止められるわけだから中国人の心の中にわだかまりみたいなものが出来ると今後の消費活動にも えいきょうするかもしれない。経済は心理だからその影響は尾を引くだろう。
日本にも相当数の旅行者が来るはずのものがキャンセルされたならば、影響は大きいだろう。
ただ、実際に数字が出てくるものは数ヶ月後と思われる。
それよりも、全体像が見えない不安の方が大きい。
ウイルスがどのようなもので、感染する方法や潜伏期間、症状、治癒方法など何もわかっていない。
専門家には分かっているかも知れないが広く 広報されていない。
その不安がマーケットに影響する。
日本株には先物から反応する。週末のシカゴは23600円台だ。
その影響で裁定解消売りや新たな売り裁定の取引が行われる。
先月半ばに裁定取引の残高が買い長になったが、この2週間は再び売り残が拡大している。
これは24000円より上の需給とともに新型コロナウイルスへの不安感から新たな売りが出ていたと想像できる。
これで売り残がさらに拡大すればその時が買い場だ。
じっくり、様子を見ながら資金を作っておくべきだ。
反撃の時期は近い。
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