五十路男の失敗日記

生涯独身男の青春の挽歌

those were the days (憂鬱注意)

2011年04月20日 | 雑記

結局、一睡もできなかった…。
南西の低空に、寝ぼけた月が沈もうとしていた。

自分の病気のこと、将来のこと、いろんな事柄が脳を駈け巡り、眠りにつくことを許さなかった。

何故、不安になるのか。
考えても仕方の無いこともあるけど、少なくとも病気に関しては努力不足。

「何か、治すための努力をしてるの?」
私から去って行った友人たちが、必ずといって良いほど残して行った科白。
きっと、主治医も同じことを考えているだろう。
具体的には、認知行動療法に関して。

28歳の時だったか、臨時で来ていた医師に、
「認知行動療法を、今のうちに死ぬ気でやらなければ(病気は)一生治らない」
そう言われてショックを受けたものだった。
血反吐を怖がっていては、治らないというわけ。

現在の生活は、もうあと何年も続かないと思う。
その後は……考えると身が縮む。

今週は両親が主治医を訪れて、今後のことを決めることになっている。
私は今から、判決を聞く被告人のような気持ちでいる…。

この30年弱も地獄だったけど、これから本当の地獄が待っているのだ。
生き延びたければ、耐えるしかないのだ。