cuminseed

ちょっとだけスパイシー

北京の親戚(羊肉火鍋)

2006-11-23 | 中国
だんだんと寒い日が増え、
天気予報でも寒波接近のニュースが、
聞こえるようになってきた。

この時期には、カニやフグの解禁など、
鍋料理が美味しくなってくる。

北京では四番目の姉のマンションに滞在していて、
次の日の朝には上海に移動する5日目の夕飯には、
再び北京に住む親戚が集まり、
すぐ近くのマンション1階にある、
「羊肉火鍋屋(?)」で宴を開いてもらった。
出てきた料理は、名前のとおり、
「羊肉のしゃぶしゃぶ」である。

テーブルには各一人ひとりに小さなコンロがおかれ、

30センチ近くもある木のお箸が、
縦向きに置かれていた。


予約をしていたと聞いていたのだが、
日本の「牛のしゃぶしゃぶ」と違い料理を注文する時間が長い。
若い女性店員が一人ひとりに、
唐辛子・ゴマ・醤油味と3種類の、
「火鍋のダシ」を聞いて回り、
それらを聞き終わってから今度は、
唐辛子・ゴマ・醤油に味噌味を加えた4種類の
「ツケダレ」を聞いて回るのである。
それから肉や野菜の注文になる。

少しして、それぞれが注文した
「ダシ」と「ツケダレ」
それに、胡椒や唐辛子に味噌・ネギ・ニンニクなど
10種類ほどの薬味を持ってきた。
それから肉や野菜を持ってきた。

食に対する「こだわり」と言うべきなのか、
各自が、自分の好みの味になるように調合して食べるのだ。

ただ食べ方は、薄く切った羊肉も野菜も、
一度に鍋に入れて、グツグツ煮こんで食べるのだ。

私には、唐辛子は辛すぎるので、
ゴマのダシに、ゴマのツケダレを頼んだ。

脂身が無く、真っ赤な色をした羊肉は食した事があったが、
羊の腸などの内臓を食べたのは初めてだった。

北京の義兄や義姉たちは、
「離れて暮らしても、あなたは私たちの大事な家族です」

以前には、日本にもあった大事なことが、
まだ中国には、残っているようだ。


コメント (4)
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