cuminseed

ちょっとだけスパイシー

サラリーマン専用優先座席

2006-11-16 | 日常
昨日、妻と夜の10時過ぎに、
大阪市営地下鉄御堂筋線、難波→梅田
阪神電車、梅田→尼崎
と乗った。

地下鉄は、それほど混雑しておらず、
座席にも余裕があり座れたのだが
阪神電車には、
仕事帰りや、遊び帰りの学生やサラリーマンが、
たくさん電車に乗っていた。

妻と二人、優先座席のある、
車両一番前の出入り口から列車に乗り込んだ。
優先座席には、スーツを着た、30~50代ぐらいの
サラリーマンが、右側と左側に5人ずつ、
計10人が、ずら~っと並んで座っていた。

私も妻も、一種2級の障害者で、
私はともかく、妻は一目見ただけで障害者と分かるのに、
誰も席を代わろうとしない

私もいちおうサラリーマンなのだが、
驚いたことに、一流企業の社章をつけた、
管理職風の男性が4人座っていた。
会社では、CSR (corporate social responsibility)
  *企業の社会的責任 
    企業は社会的存在として、
    最低限の法令遵守や利益貢献といった責任を果たすだけではなく、
    市民や地域、社会の顕在的・潜在的な要請に応え、
    より高次の社会貢献や配慮、
    情報公開や対話を自主的に行うべきであるという考え。
などと、部下に対しては、
口うるさく、言っているのだろう。

少ししてから、正面に座っていた、
30代半ばぐらいで、
ピシッと上等のスーツを着た人が、
「どうぞ。座ってください」
と声をかけ、立ち上がった。
私が
「ありがとうございます。
 次の尼崎で降りますから、、、」
気持ちだけ、頂くことにした。

その隣の40代後半ぐらいのサラリーマンは、
よれよれのスーツに、ビジネスバックと、
紙袋を二つもち、うとうとと半分眠っているようだ。

電車が発車し、尼崎駅に近づいたとき、
眠ってしまったのだろう。
紙袋を横に倒してしまい中身が飛び出してしまった。
ハッと目が覚めたのだろう。
あわてて中身を拾い集め、
バツが悪くなったのか、眠ったふりをしだした。

笑いながら妻が私の顔を見たので、
「日本のサラリーマンは、疲れているの!」

ただ、ふと考えたのは、
この、優先座席に座っているサラリーマン達の子供は、
たぶん学校で、
「いじめ」
をしているのではないだろうか?

だって親が、
堂々と、
公共施設(電車の中で)で
障害者(弱者)いじめをしているのだから。
コメント (4)
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