買い物は誰にとっても楽しいものだと思う
欲しい物を手に入れた時は至福の時間に酔いしれる
読者のみなさんは最近どんな買い物をしただろうか?
私はリゾネーターギターが欲しくてたまらないのだ
ご存じない方は検索してみていただきたい
廉価から高級品まで様々なのだ
購入するに至っては購入金額も問題になってくる
あまりに安いギターではダメな気がする
特殊なギターだけにある程度以上の品質がほしい
そもそも、廉価な価格帯のリゾネーターギターには格好だけを真似た似非品も少なくない
買うならば本物なのだ
最近の私は大きな買い物の前には何日も熟考することが多い
考えた結果としてトーンダウンする場合には必要ない品だと諦める
人間は興奮状態の時には冷静な判断が出来なくなる
買い物行動は心理学でも重要なワードに位置づけられている
詳しくは割愛させていただくが色々な意味で奥深い
人間は欲しいという欲求である種の興奮物質が脳内に放出されるという
買い物という行動は広義の意味で『刺激行動』にカテゴライズされる
読者の皆さんも買い物の時(選んでいる時)に妙に興奮している自分を感じたことがあると思う
明らかに興奮しているのだ
実際に手に入れてしまうとそれほどでもないということも多々ある
もっというならば、不要だったと後悔することも少なくない
最近はアコギの流れでブルースなどの動画を観る事が多い
そんな影響も少なくないように感じる
上手い人の演奏を観ると真似したくなってくる
それを弾いている自分の姿を重ね合わせてしまう
それが思うほど簡単ではないことは後に気付くのだ
”言うは易く行うは難し・・”
言うことは簡単なのだ
「ギターなんかチョロくね?」
上手い人はいとも簡単にギターを弾いている
とても自然なのだ
背中を丸めて目をつり上げてギターを弾く姿は痛々しい
人前で弾く機会があるという人は一度大きな鏡の前で弾いてみると良いと思う
自分のギターの音を録音するという作業にも似ている
”自分を知る・・”
これはとても大事なこと
自分を知れば、練習方法が見えてくる
必要なギターや機材が見えてくる
身の丈を知らないギター弾きは舵が壊れた船のようなもの
何処に向かっているのか?
制御不能な状態に陥っているのだ
少し脱線したが・・・
リゾネーターギターはオープンチューニングとスライドバーでの演奏が多い
読者のみなさんはオープンチューニングをご存じだろうか?
ブルースというイメージが強いがロックでも良く用いられる
押弦が容易になるというメリットばかりが注目されるがその独特な響きも魅力なのだ
有名なところではストーンズのキースなのだ
氏に影響を受けたギタリストも多い
レスポールをロックの世界に持ち込んだ第一人者なのだ
そんな姿を若きクラプトンが真似たと言われている
どちらが先でも良いと思う
とにかく偉大なギタリストであることに間違いはない
そもそも、他人に何かを影響を与えるという行為が偉業なのだ
これはプロアマを問わない
誰かのブログを読んで同じギターや弦を買うのも良いことだと思う
少なからず誰かの影響を受けて生きているのだ
オリジナリティがない人ほど他人が気になる
そして無意識のうちに他人に影響を受けている
それを素直に認めることで気持ちが楽になることも多い
ギター弾きには意地っ張りが多い
何故だろうか?
そういう人がギターを好むのか?
ギターを弾いているうちに性格が屈折してしまうのか?
私にもよく分からない
リゾネーターギターは何年も前から興味があった
アコギともエレキとも違うのだ
実際に知り合いのギターを少し弾いたことがある
思ったほど良い響きではなかった
しかしながら、YouTubeの中の名プレイヤーの音は素晴らしい!
やはり、ギターは腕前なのだろうか?
そう考えれば諦めもつく
下手な私がそこそこの値段のリゾネーターを買う意味を考える
欲しくなるとエレキで代用してみるのだ
今回は黒テレキャスなのだ
グリグリとペグを回し、頻繁にチューニングを変更することにも抵抗がない
色々な意味で万能なギターなのだ
大事にしているが扱いは雑なのだ
雑な扱いが多いが愛情を注いでいるのだ
ギターは値段ではないと思う
気軽に手が伸びるということも大事なことだと思う
身の丈に合わない高価なギターを買って幸せになった人を知らない
白手袋をはめてギターと向き合う姿は微妙なのだ
ギターの調子が悪くなるだけで血圧が上がってしまう
手に汗をかき、額に悪い汗がにじみ出す
ギターは友達であり、気安い道具であるべきだと思う
これは私に持論なのだ
年齢とキャリアを重ねるほどにリーズナブルなギターに愛着が湧いてくる
身の丈に合ったギターたちに愛おしさすら感じる
繰り返しになるが・・
結局のところ、楽器としての意味を求めるならばギターは弾き手の技量がすべてなのだ
部屋のインテリアとして飾るならば話は別だが・・・
「家も新築したしなぁ」
「良さげなギターでも飾るかな?」
こんなアプローチも悪くない
芸能人にもこんなタイプが少なくないという
「壁にギター飾るとグッと引き締まるよね」
「女子が遊びに来た時にもカッコいいしね」
あるチャラい芸人さんがネタとしてテレビで語っていた
似非ギター弾きのあるあるなのだ
私の知り合いにもこんなタイプが何人かいるのだ
自由なのだ
特に否定も質問もしない
楽しみ方のベクトルは人それぞれだと思う
今回の音源は久しぶりにGT-001を使用した
パソコン下にセットしてあるのですぐに使える
高さを調整するために不要になった廃材でDIYしたのだ
ゴミも減らせるし一石二鳥だった
ネジ穴は100円ショップの安いパテで埋めた
お金をかけるばかりが脳ではない
安上がりなギターライフも悪くない
ギターは技術とセンスで楽しむものなのだ
3万円のエフェクターを買うならばMTRを買った方が何倍も幸せになれる
有意義で価値があるギターライフを送ることができる
こんなご時世だけに他人に何かを求めることはナンセンス
求めたところで何も生まれない
人間関係を否定しているのではないのだ
ギターに関してという意味なのでお間違いなく
ギターが上手くなりたいと考えている初心者や脱中級レベルの方は山に籠もって練習することを強くお勧めする
つまりは一人でコツコツと練習するということ
分からないことがあれば、ネットでしら調べれば良いのだ
達者な人がいくらでも動画で手本を見せてくれる
仲間には上達した成果を披露すれば良い
これが正しい接し方なのだ
「お前、ギター上手くなったな」
「ギター教室とか通ってるのか?」
お友達は読者のみなさんの上達ぶりに目を丸くして驚くのだ
仲間とワイワイは小学生の連れションなのだ
「僕、トイレ行きたいから付いてきてよ」
「なんか寂しいしさ 頼むよ ねぇ?」
センスと自立力があるギター弾きはすべてを自分で決められる
私は買い物の際には誰にも相談しない
答えは決まっているのだ
自分が欲しい物を否定されるのも何だか気分が悪い
「またギター買うの? 何本か持ってるでしょ?」
「プロじゃないんだから無駄遣いは止めてよね」
割と心に刺さるのだ
「もっと上手くなってから高いギター買ったら?」
ということで今回もリゾネーターギターは見送りなのだ
エレキで遊んで心を満たしているのだ
自分で自分を慰める・・
これこそがギター弾きの本質であり王道なのだ
今回も好き勝手なことを書いてしまったが・・・