読者のみなさんは最近になって何か無駄遣いをしただろうか?
そもそも無駄遣いの概念とはどんなものだろうか?
無駄遣いに関しては私なりの解釈があるのだ
”買ってみたけど必要なかった物・・”
過去にはそんな失敗がいくつもあった
買ってはすぐに売ってしまったギター達も無駄遣いだったように思う
塵も積もれば何とやら・・・
安物のギターも数が多くなれば結構な金額になる
まぁ、それも含めて良い経験になったと思う
持ち運びに便利だという理由でミニギターも何本も買った
結果として使わなくなってしまう
そもそも、スケールが短いギターの演奏性は微妙なことが多い
「ネックが短いギターはダメだね」
そんな意味からもZO-3ギターは意外に普通に使えるのだ
弾き心地も普通なのだ
あの感じが好きな人にはお勧めできる
小型のパーラーギターながらも普通に使えるギターが望ましい
このギターを気に入っている理由のひとつなのだ
1万円台という価格を考えれば十分に元が取れた気がする
飽きるどころか、益々その魅力にハマっているのだ
購入当時はペグがギシギシしていたが今は異音も消えて普通に使える
サドルを好みに調整したことでより本格的な演奏が出来るようになった
このギターの一番のお気に入りは指板なのだ
元々の微妙なデザインの指板のプリントインレイを削った
白っぽかった指板も白髪染めで着色したのだ
真っ黒だった色も落ち着いた
着色の剥がれが懸念されたが意外に長持ちしているのだ
特に染め直しの必要もないと思う
無駄遣いの逆を何と表現したら良いのだろうか?
非常にお得な買い物になったと思っているのだ
市場では人気がイマイチのBR-80も私にとっては良い買い物だった
要するに使い方なのだ
使用頻度を考慮すれば3万円は安い買い物だったと思う
まぁ、どんな買い物でも良いと思う
”それが本当に必要なのか?”
購入前に数日考えてみるだけでも十分に意味があると思う
私はその機材の使い方をシミュレーションしてみるのだ
とにかくあらゆる角度から考え倒してみるのだ
「外に録音機材を持ち出したい・・」
基本的にこの考え方にブレはないのだ
廉価のアコギも黒テレキャスも外に楽器を持ち出す為に買ったのだ
場合によると愛車のトランクの中に数日間くらい放置することも想定しているのだ
過酷な使い方に耐えられる機材が購入の条件になっているのだ
外に持ち出すならばzoom R-8でも良いような気がするが・・・
電車や自転車などで移動する場合には荷物になってしまう
ちょっとした待ち時間にギターを弾きたくなることもあるのだ
「何でいまさら古参のデジモノ買ったの?」
という声も聞こえてきそうだが・・
私のギターライフには不可欠な道具だったのだ
繰り返しになるが購入は大正解だったのだ
購入者が自分で決めてその結果に満足しているならばそれは無駄遣いではないような気もする
以前は腕前が微妙な人が高価なギターを買うということに違和感を覚えていた
今はそれほどでもないのだ
「ギターってカッコいいから部屋に飾ってるんだよね」
という知り合いの嬉しそうな顔が私の考えを変えた
「高いギターって知り合いに自慢できるだろ?」
「それにさ・・上手そうだって勘違いされるだろ?」
考え方は人それぞれなのだ
色々なギターの楽しみ方があっても良いと思う
『ギターって弾くだけじゃないんだね・・』
海外には財テクの一貫としてヴィンテージを買い漁っている富裕層も多いらしい
ある有名なハリウッドスターもそんな一人なのだ
レスポールの名手であるスラッシュが嘆いていた
「弾かないギターを集めてる奴ってサイテーだな」
「弾かないギターなら売っちゃえよ そうだろ?」
「俺もギターを集めてるけどみんな弾いてるぜ」
レスポールのイメージが強い氏だがレコーディングでは色々なギターを使うそうだ
『プロの道具』という言葉の響きには本当にしびれてしまう
楽器でお金を稼いでる人は私の憧れなのだ
自分に出来ないことを具現化している人は尊敬に値する
一方で趣味に無駄にお金を浪費している人は軽蔑してしまう
まぁ、こういう人も楽器業界には必要なのだ
「俺のギターって高校時代から使ってるぜ」
「自慢じゃね~けど30年くらい楽器買ってないぜ」
「これからも買う予定ないけどな 問題ないだろ?」
こんなギター弾きばかりでは商売にならない
楽器屋さんはガンガンに買ってくれる上客は大歓迎なのだ
お客さんが購入後に幸せになれたか?
そんなことはどうでも良いのだ
購入後に弄り壊してしまうお客さんも大歓迎なのだ
「あのね 調整してるうちに変になっちゃった」
「あのね 総点検してくれる? ライブ近いんでね」
これは実在する私の知り合いなのだ
見よう見真似でネックやサドルなどを調整するも結果はグダグダらしい
まぁ、器用な人がいれば無器用な人もいるということなのだ
パーツの交換からメンテまで何でも出来る人がいる一方で何も出来ない人もいる
色々なタイプのお客さんがいても良いと思う
むしろ、楽器屋さんは無知で無器用なお客さんを好む
理由はそれが商売になるから
読者のみなさんは楽器屋さんにとってどんな客さんだろうか?
私はおそらく面倒臭いと思われている
それなりに自覚があるのだ
それでもご意見番として楽器屋さんに通うのだ
それが私の趣味でありルーティンなのだ
音楽製作や演奏はストイックに一人で行いたい
しかしながら、楽器に関する雑談は色々な人と楽しみたい
面倒臭くもわがままな性格なのだ
最近は買い物の前に熟考することが多い
熟考も良し悪し
考えれば、弦以外はほぼすべての商品が無駄に思えてくる
「弦があれば大丈夫かな?」
指板用のオイルさえも不要だと思えているのだ
実はエレキやアコギの指板も何ヶ月も掃除&保湿していない
何か不具合や不都合があるか?
特に何もない
ナットのグリスアップも最近はサボり気味なのだ
面倒臭いのだ
同じく特に問題はないのだ
チューニングが不安定になることもない
溝が出来るまでが大事だと思う
馴染んでしまったギターは意外にメンテフリーで大丈夫なのだ
志を高く持っている初心者の方は参考にしないでいただきたい
メンテする時間がある方は是非ともマメにメンテしていただきたい
とにかく、私は時間があるとダラダラとギターを弾いている
弾いているというよりは弾き続けている
休日などは見逃し配信のドラマなどを連続して視聴することも多い
ながらギター・・なのだ
これも練習の過程である人にはあまりお勧めできない
休日の私のランニングコストは激安なのだ
特に遠出することもなく好きなギターをダラダラ弾いている
ここ最近はあまりお金を使っていない
お金を使わないで困ったこともない
特に貯金するという目的もない
気が付けば、ギターと雑用で休日が終わってしまう
無駄遣いとは最も遠い存在にあると思う
それが良いのか?悪いのか?良く分からない
今も欲しい物をイメージするが何も浮かばない
楽器に関してはほぼ無という状態なのだ
とにかく有り物の楽器や機材と戯れたい
ギターを弾き、機材を弄り倒したい
忘れていたのだ
電池だけはそこそこ消費しているのだ
アダプター派の人から見ればこれも無駄遣いと呼べるだろうか?
電池を思う存分に使うくらいの贅沢?は認めてほしい
私はコソコソとギターを楽しむ『THE小市民』なのだ
そんなことを思いつつギターを弾いていると幸せな気持ちになってくる
ギターという趣味は安いのだ
安くあるべきだと思う
私が胸を張って万人にギターを勧める理由にもなっている
ギターを趣味にして破綻した人を知らない
苦情を言われたこともない
愚痴を言われたことはある
「あのさ ギター難しいよ」
「まったく弾けないけどぉ」
私はギター講師ではない
そんな苦情は受け付けない
それ以来はリアルな人間にギターを勧めることはしない
面倒臭いことがとにかく嫌いなのだ
ギターに関する細々した作業を面倒臭いと感じたことはない
不思議だと思う
面倒臭いベクトルが少しズレているのだろうか?
「作曲とか録音って面倒臭くない?」
という人も多い
そんな人も面倒臭い家族サービスなどに精を出す
人間は本当に面白いと思う
ギターにも飽きないが人間観察も楽し
まだまだ書きたいことがあるがそろそろ風呂の時間なのだ
私は円満の為に指示に素直に従うことに決めている
余談だが・・
明日はあるギターイベントに参加するのだ
感染対策に気をつけながら楽しみたい😇