テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

ギター弾きの『宝物』って何?

2024年08月10日 | 楽器
ギター弾きの皆さんにとって『宝物』とは何だろう?

頑張って手に入れたお気に入りのギターだろうか?

それとも貴重なエフェクターだろうか?

私が考える宝物は『経験』なのだ

ギター弾きと培った経験なのだ

経験の中でも大切に考えているのは『成功体験』なのだ

苦労してマスターした数々の楽曲達は私の宝物

苦労した値が高いほど体に染みているのだ

ここ最近で思い出や思い入れがある曲はランディローズの『DEE』

歪みにしか興味がない人にはピンとこないと思う

その美しい響きを体現すれば

亡きランディが本気でロックからの引退を決意した理由が理解できる

エレキ弾きが間違ってアコギを買ってしまうケースが多々ある

私の知り合いにも少なくない


単体で鳴らすアコギは弾けなければ全く楽しくない

潰しがきかない楽器なのだ

ある意味でストラトにも似ている

その雰囲気と格好良さだけで買った後は後悔の嵐

向上心が強い人ほどそんな傾向が見られる

向上心が強い人、自己嫌悪感が強い人

こんな性格の人はある意味ではギターに向いているといえる

何も気にならない人、何も考えていない人はギター弾きとして伸びない

エレキも好きだがアコギも大好物なのだ


所謂、アコギの定番曲や名曲を片っ端からコピーした

暗譜で弾けるように仕上げるのが私流

暗譜はギター弾きとしての引き出しを増やす

クラプトンアコギプレイからもかなり影響を受けた

ツェッペリン好きの私としては『天国への階段』は十八番

”弾くと楽器店で怒られる曲・・・”

というほどの鉄板の名曲

とはいえ私の周囲にはこの曲を完璧に弾ける人は皆無

残念だが非常にレベルが低いギター環境なのだ

プレイヤーというよりはコレクターが多いのが主な要因

買った事で満足してしまう人が多いようだ

読者の皆さんは如何だろうか?

「ギターは買ってからが本番なんだけどなぁ・・」

は私の本音なのだ

値段が高いギターも壁に飾って眺めているだけでは歌わない

安物のギターも魂を吹き込むことで良い響きを奏でてくれる

私がもっともギターに魅力を感じる部分

ギターの音の9割は弾き手の技量に委ねられる

これ事実

高いギターを買えば良い音が鳴ると勘違いしている人がいる

ギターメーカーや販売店の良いカモになっている

『鴨が葱を背負って来たよ・・』

『売れ残ってる高いの売っちゃえ』

と心の中で不敵に笑っているのだ

ギター弾きとして競うべきはギターや機材の値段ではない

ギターの技術なのだ

プレイもさることながらメンテの技術も上を目指したい

そこそこ弾けるが調整が下手という人がいるのも事実

ギターが上手いからといってメンテに長けているともいえない

その辺りが面白いところでもあり楽しく奥深いところ

ここ最近コピーした中で印象に残っている曲は『リトルウイング』

ジミヘンが遺した名曲なのだ

運指が天才的なのだ

良い意味で普通ではないのだ

この辺りの凄さはコピーを完結した人にしか分からない

一流のプロたちからもコピーされている

各で解釈が異なる部分が奥深い

どんなプロもあまりアレンジを加えない部分がイントロ部分

弄る部分がないのだ

ここは素直にオリジナルに忠実に弾くことが正しい

聴くと簡単そうだが弾くとかなり難しいという難曲

読者の皆さんのお友達にこの曲をサラッと弾ける人がいるだろうか?

イントロ、歌伴奏、後半のソロまで一環して完コピできる人は少数派

これは天国への階段にもいえる

徹底的にコピーに向き合ってみるのも悪くない

コピーに『量産』を求めてはダメだと思う

とにかく弾けるまで自分が納得できるまで練習してみるのも良いと思う

余談だが・・

最近は『ジャパニーズメタル』にも凝っているのだ

ラウドネスやアースシェーカーなどの名曲をコピーしているのだ

この時代の日本のロックには雰囲気が感じられる

特にアースシェーカーの『モア』はかなり気に入っているのだ

イントロのスケール風のリフは秀逸だと思う

誰が聴いてもあの曲だと分かる

興味ある方はYouTubeなどで検索してみていただきたい

tab譜を挙げている動画もあるので参考になると思う

ハムバッカー系のギターを弾いている人には音作りやプレイはかなり参考になると思う

こんな言い方は悪いが本当に素人さんは音作りが下手

演奏の前の段階が微妙というケースが多い

音作りと演奏が下手な人ほどアナログ機材に拘る傾向が見られる

何故だろうか?

私の周囲にもそんなタイプが多い

知識は過多だが演奏技術が伴わない

別の意味で意識が低いのだ

「夏休みはギター練習できるよね?」

と私が問いかけても答えはNO

「家族サービスが忙しくてそれどころじゃないよ」

「ギターはまた今度だね 時間があったら弾くよ」

という微妙な受け答え

ギター弾きとしての情熱ややる気は皆無

ギターを買ったが飾って眺めている人も少なくない

ギターを売る側もギターも買った側も悩ましい部分なのだ

上手い人、カッコイイ人の姿に憧れてギター界に足を踏み入れる人は多い

その後が続かない

趣味の世界は本人の熱意が鍵になる

ギターを深い部分まで追い込まないでライトに楽しむ層も存在する

簡単なコードを覚えてワイワイガヤガヤとギターを楽しむのもありだと思う

弾かずに飾っている人よりは100倍マシだと思い

ライトにギターを楽しむ人の最大の敵は飽き

「なんかギター飽きたわ」

同じような簡易なコードをガチャガチャ鳴らしているだけでは飽きると思う

ギターの深い部分を知る前にリタイヤしてしまうケースも多々ある

私もダラダラとギターを続けてきたが本質的にギターの楽しさに気づいたのはここ数年

過去にスルーした曲や挫折した曲、苦手なプレイスタイルなどに挑戦して気づいた

「俺って弾ける気になってただけじゃない?」

「弾けるって言ってた自分が恥ずかしいわ」

知らないとは幸せだと思う

ネット環境は本当に良い刺激になっているのだ

世の上手い人に軽いライバル意識を燃やすことが良い刺激になっている

ネットの上手い人もジミヘンもクラプトンも人間なのだ

そう考えてみると気が楽になる

言い訳する時間があるならばギターに触れる時間を増やすべき

「なんかギター上手くなんね~な」

「ギターが楽しくね~んだよなぁ」

そんな原因を考えることもなく安易にギターを買い足す

まさに負のスパイラルなのだ

「本気で高いギター買ったのに音が良くね~よ」

「マジでムカつくわ 何で? 高いんだぞ俺のギター」

不釣り合いなギターの値段が自分の首を絞める

ギター好きとしての自分を苦しませることになる

まぁ、そこまで深く考えてギターを弾く人や買う人はいないが・・

趣味のギターなれど深く掘り下げて捉えてみると意外に面白いものなのだ

読者の皆さんは『ギターの神』の存在を信じるだろか?

私は信じているのだ

私は空いている時間はギターや音楽のことばかり考えている

ギターがない場所でもイメージトレーニングはできる

長期の夏休みに『宝物』をひとつ増やしたいと思っているのだ






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする