今日は二十四節気の大暑ですが、七月とは思えないほどの肌寒い日です。
それでも夏、海を連想する浦島虎徹を近侍にして、気分だけでも夏休みを味わいたい審神者。
その名のとおり、浦島太郎の彫り物が刀に施されている浦島虎徹。
肩には亀の精霊?、亀吉を乗せた、人懐っこい性格のキャラクターです。
海に縁のある浦島太郎の物語ですが、刀にとって海水は錆びてしまうから毒だよなぁ、なんて思ったところから今回の詩を妄想しました。
タイトルは「身を濯ぐ」です。
………………
身を濯ぐ/そらし といろ
きぃらり
きらり
きら
全身で触れる
天空の篝火
赤い波飛沫
誰かの竜宮城
触れる傍からさめてゆく
夢のように氷雨のように
夏に塩水を欲しがるひと
こめかみから塩水を流し
知らないはずの海を導く
ひとのなかに海、波、潮
鋼の生身には毒の塩水
鋼の生身には酒の血潮
塩水を欲しがるひとは
確かに竜宮城なのに、
こめかみを流れるものの
区別がつかなくなる、
魔の夏にこそ降れ、夕立。
ここからも
どこからも
海も
竜宮城も
遠いほうがいい
それでも夏、海を連想する浦島虎徹を近侍にして、気分だけでも夏休みを味わいたい審神者。
その名のとおり、浦島太郎の彫り物が刀に施されている浦島虎徹。
肩には亀の精霊?、亀吉を乗せた、人懐っこい性格のキャラクターです。
海に縁のある浦島太郎の物語ですが、刀にとって海水は錆びてしまうから毒だよなぁ、なんて思ったところから今回の詩を妄想しました。
タイトルは「身を濯ぐ」です。
………………
身を濯ぐ/そらし といろ
きぃらり
きらり
きら
全身で触れる
天空の篝火
赤い波飛沫
誰かの竜宮城
触れる傍からさめてゆく
夢のように氷雨のように
夏に塩水を欲しがるひと
こめかみから塩水を流し
知らないはずの海を導く
ひとのなかに海、波、潮
鋼の生身には毒の塩水
鋼の生身には酒の血潮
塩水を欲しがるひとは
確かに竜宮城なのに、
こめかみを流れるものの
区別がつかなくなる、
魔の夏にこそ降れ、夕立。
ここからも
どこからも
海も
竜宮城も
遠いほうがいい