ヘルマン・ヘッセを読み漁って、ちょっと脳が疲れたので軽いものを読んでみようと
ずいぶん前に買った古本です。
私が住んでいる辺りにはカラスが多くて、ちょっと興味があったので。
(この本によるとだいたいどこにでもカラスはいるらしい)
おかげさまでカラスの種類が見分けられるようになりました。
もともとカラスは嫌いではなかったのですが、
艶々の羽といい、自由に飛び回り高い鉄塔の上に悠々とその羽を休めている様子など、
ますます好きになりました。
読書する人間は2年程、寿命が長くなるらしい、最近ネットニュースで見ました。
ちょうど職場のパワハラ上司について先輩のおばちゃんと話していて、
彼女が「あの人に呼び止められるだけで寿命が縮まる」と言っていたので、
ああ、アイツのせいで縮んだ寿命が取り戻せる、と思いました。
カラスのつぎに読んだのが
「モモ」です。
これは半年くらい前にいつか読もうと買って、その「いつか」がやって来ました。
寿命と、時間も取り戻せるかも⁉️
子供向けのお話です。
なかなか良いお話だったので、若い頃に読んでいたら・・・
それはヘッセを読んだ多くの人の感想にも書いてありましたが、
やはり前にも思いましたが、この年にならなければ心から理解できなかったと、
今回も思いました。
この、残された時間に限りがあるとしみじみ思うこの年にならなければ。
「時間とは生きるということそのもの。そして人の命は心を住みかとしている」
「人間は一人一人がそれぞれ自分の時間を持っている。
そしてこの時間は、本当に自分のものである間だけ生きた時間でいられる」
「本当の時間というものは、時計やカレンダーではかれるものではない」
少なくとも子供の私には理解できなかった言葉だわ。
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