BOXING観戦日記

WOWOWエキサイトマッチなどの観戦記

4/30ダブルタイトルマッチ予想

2010-04-29 21:37:03 | Boxing
WBC・WBO世界バンタム級王座統一戦

WBC王者 長谷川穂積 VS WBO王者 フェルナンド・モンティエル

予想 長谷川の判定勝ち

敢えて統一戦と銘打たせてもらう。
WBOを認めていないのはJBCであって我々ファンは認めても良いと思う。
長谷川の最大の敵である減量はメディアによると順調そのもののようで、
まずは第一関門突破というところか。
長谷川勝利を予想する根拠としてまずサウスポーである点が挙げられる。
メキシカンは総じてサウスポーを苦手としており、モンティエルも例外ではない。
また体格面でのアドバンテージも大きい。
身長、リーチ、肩幅、胸板は試合当日には長谷川が一階級分上回るものと予想される。
第三の根拠としてキャリアとコンディショニングとロケーション。
長谷川のキャリアは(バンタム級としては)今がピークで、
対するモンティエルはまだまだバンタムには馴染めていない、というか馴染まない。
日本という舞台はモンティエルにとって初体験。
観客の歓声やジャッジ、レフェリーの手心については日本は世界でもかなりフェアな国だが、
気温、湿度など環境面の違いがコンディショニングに及ぼす影響は大きいと見る、
たとえ高地メキシコから平地の日本にやってきたことを差し引いてもだ。

展開を予想するならば長谷川のジャブにモンティエルが左フックをかぶせるスタートから、
フェイントを駆使する中盤戦、ボディに活路を見出すモンティエルの顔面をきれいに跳ね上げる
長谷川の左ストレートと右フックが光る終盤戦を経て、中差の判定を長谷川が勝ち取るだろう。

WBCスーパーバンタム級タイトルマッチ

王者 西岡利晃 VS 挑戦者 バルウェグ・バンゴヤン

予想 西岡の中盤KO勝ち

挑戦者のフィリピーノについては判断材料が皆無だが、
ペニャロサ、パッキャオが切り開いた地平に立つのはドネアただ一人という状況から、
フィリピン旋風の一定の限界を最近は感じている。
日系人ということでブーイングはされないだろうが、
父祖(母祖というべきか)の地に立つ昂揚感はリング内では無用の長物。
クールにキレる者が勝つのがボクシングだ。
西岡の充実はすでに語るところではなく、
踏み込んでの左、呼びこんでからの左ともに破壊力抜群。
おそらく呼び込んでの左が挑戦者のテンプルを捉え、
テンカウントを聞かせることだろう。
というか聞かせてくれい。