王者 細野悟 VS 挑戦者 榎洋之
細野 判定勝利
何度でも言うぞ。
何故この試合がダイジェストなのだ!
分析は措いてレフェリーによるドクターチェックの判断について考察する。
両者とも重篤なカットや腫脹もなしに眼のチェックを促すのは珍しい。
が、適切かつ理にかなった措置であると評価したい。
あれだけ激しく打ち合えばダメージが溜まるのは必然。
ボクシングにおけるダメージで最も恐ろしいのは脳への衝撃。
だが脳のダメージをCTやMRIなしに的確に判断するのはかなりの手間がかかる。
そこで医師が行うのがボクシングファンならば馴染みの目の前に手または指をかざして
それを眼で追わせるテストだ。
脳神経は12対あり、そのうち眼の運動を司るのは第Ⅲ、第Ⅳ、第Ⅵの
動眼、滑車、外転神経で、それぞれ脳底前面から数字通りの順番に並んでいる。
つまり、顔面への衝撃は脳神経のなかでも眼に関する部分に集中しやすいわけだ。
あれは目が見えているかどうかの確認であると同時に、
眼が動かせるかどうかの確認でもあるわけだ。
また、よく「脳が揺れる」と表現されるが、脳へのダメージは揺れだけではない。
実はより深刻というか頻度が高いのは血管障害。
これもパンチの威力により血管が破れるのではなく、
パンチをもらうことで様々な神経伝達物質(アドレナリンが有名)が分泌され、
血管が収縮し、その部位の血流が減る。
つまり脳の機能が低下または障害されるわけで、
その際にセロトニン?の作用で、視界に火花や星が飛ぶと言われている。
いずれにせよ、ボクシングは危険度ではモータースポーツや登山に勝るとも劣らない。
レフェリー、セコンド、そして観客・視聴者もボクサーの健康管理には
充分な理解を示す必要があると考える。
細野 判定勝利
何度でも言うぞ。
何故この試合がダイジェストなのだ!
分析は措いてレフェリーによるドクターチェックの判断について考察する。
両者とも重篤なカットや腫脹もなしに眼のチェックを促すのは珍しい。
が、適切かつ理にかなった措置であると評価したい。
あれだけ激しく打ち合えばダメージが溜まるのは必然。
ボクシングにおけるダメージで最も恐ろしいのは脳への衝撃。
だが脳のダメージをCTやMRIなしに的確に判断するのはかなりの手間がかかる。
そこで医師が行うのがボクシングファンならば馴染みの目の前に手または指をかざして
それを眼で追わせるテストだ。
脳神経は12対あり、そのうち眼の運動を司るのは第Ⅲ、第Ⅳ、第Ⅵの
動眼、滑車、外転神経で、それぞれ脳底前面から数字通りの順番に並んでいる。
つまり、顔面への衝撃は脳神経のなかでも眼に関する部分に集中しやすいわけだ。
あれは目が見えているかどうかの確認であると同時に、
眼が動かせるかどうかの確認でもあるわけだ。
また、よく「脳が揺れる」と表現されるが、脳へのダメージは揺れだけではない。
実はより深刻というか頻度が高いのは血管障害。
これもパンチの威力により血管が破れるのではなく、
パンチをもらうことで様々な神経伝達物質(アドレナリンが有名)が分泌され、
血管が収縮し、その部位の血流が減る。
つまり脳の機能が低下または障害されるわけで、
その際にセロトニン?の作用で、視界に火花や星が飛ぶと言われている。
いずれにせよ、ボクシングは危険度ではモータースポーツや登山に勝るとも劣らない。
レフェリー、セコンド、そして観客・視聴者もボクサーの健康管理には
充分な理解を示す必要があると考える。