２００７年上半期世界戦ダイジェスト

WBO世界ミニマム級タイトルマッチ　イバン・カルデロン vs ロナルド・バレラ
カルデロン　スプリットディシジョンで勝利

ミドル級の直後のせいか、リングが広く見える。
カルデロンもそろそろ厳しいか。
フットワークとクイックネスで勝負するタイプだが陰りが見える。
年齢による衰えだとするとそろそろ政権交代か。

IBF世界S・フェザー級タイトルマッチ　マルコム・クラッセン vs ムゾンケ・ファナ
ファナ　スプリットディシジョンで勝利

ファナいい。実にいい。
手足のしなり、リズム、スピード、きれいなワン・ツー、ショートアッパーと
いいものをたくさん持っている。
IBFで良かった。
日本のボクサーだとちょっと厳しい相手に思える。

WBA世界ライト級王座決定戦　ホセ・ミゲール・コット vs プラウェート・シンワンチャー
判定　マジョリティードロー

コットなんかセコンドと揉めてたな。
弟が兄をなだめようとするそばでセコンド突き飛ばしてた。
熱くなるのはかまわんが、怒りは対戦相手にぶつけないと。
頭冷やして闘うか、怒りを素直に相手にぶつけてればタイトル取れたろうに。

WBO世界S・ライト級タイトルマッチ 　リカルド・トーレス vs アルツロ・モルーア
トーレス　ユナニマスディシジョンで勝利

トーレスもいい。
一瞬だけだがデンプシー・ロールっぽい動きをしてた。
打ち出したら速射砲のように止まらないが、休むときはしっかり休む。
ロープを背負ってのスウェーとウィービングは実に華麗。
パンチにも伸びがあるし、力を込めた一発を放つことも可能。
ダイジェストでなく、ちゃんとフルで観たい。

WBA世界S・ウェルター級タイトルマッチ 　トラビス・シムズ vs ジョアシム・アルシン
アルシン　判定勝利

あらま、シムズ負けちゃった。
敢えてノーコメント。

WBC世界S・ウェルター級王座決定戦 　バーノン・フォレスト vs カルロス・バルドミール
フォレスト　判定勝利

フォレスト健在。
相手のフックを瞬間的なダッキングではずし、そこにナチュラルにカウンターを打ち込める。
バルドミールは馬力勝負に出たが空転気味。

IBF世界クルーザー級タイトルマッチ 　クシシュトフ・ウロダルチェク vs スティーブ・カニンガム
カニンガム　マジョリティーディシジョンで勝利

相撲かこれは。
しかし、ハットンみたいなボクサーがイギリスで大人気なのを考えれば、
こういうスタイルもありか。
ウロダルチェクはスキルよりもフィジカルの弱さを露呈してしまった。

つーか最近、ジョー小泉に冷たくない？
もうちょっとしゃべらしてやってくれよ。