BOXING観戦日記

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メイウェザー VS マルケス 144lb契約 予想

2009-09-19 18:54:16 | Boxing
メイウェザーの判定勝利を予想する。
もうひとひねりある予想をしたかったが、これが限界。

契約体重に関して一悶着も二悶着もあったようだが、
メイウェザーの146lbには正直呆れてしまった。
そこまでして勝ちたいのか、と思ったが、そうなのだ。
メイウェザーはそこまで勝ちにこだわる男なのだ。
勝利と同時に自身の商品価値にもこだわる男ゆえ、
消極的なタッチボクシングは許されない。
かといって自分から仕掛けるのもリスクはある。
たとえ下の階級から無理やり上がってくるマルケス相手でもだ。
いや、マルケス相手ゆえに・・・か。
いずれにせよ故意の計量失敗はマルケスの怒りに火を点けるための策略だろう。
リッキー・ハットン戦の洗練されたバージョンを期していると見る。

マルケスは攻勢でポイントを拾い集めていくしかないが、
メイウェザーのディフェンスとパンチスピード、カウンターを
あと一歩で崩せず、で終わるだろう。
契約体重については管理人はかなり楽観視していた。
メイウェザーはパワーを活かすタイプではなく、
むしろ今でもSライトが適正だと考えていたからだ。
だが、罰金承知のリミットオーバーで来たとなると、
マルケスにとっては相当の試練と苦難が予想されてならない。
メイウェザー自身がそこがベストウェイトと考えているなら、
事実そこがベストウェイトなのだろう。
カウンターのスキルは互角でも、コンディショニングの面で劣ると判断せざるを得ない。
マルケスが141lb前後でパスする(実際は142)というのは想定の範囲内。
リバウンドして143~144lbだろう。
悪いウェイトではないが、最適からは程遠い。
まさかマルケスがパッキャオさながらに躍動できるとは考えられない。
良くてマジョリティディシジョン負け。
悪ければ僅差~中差のユナニマス負けだろう。

予想はしてみたものの、待ち望むのは予想以上の試合、予想を超越する試合だ。
Mexican Legend が Mexican Miracleたりえるか、楽しみに待ちたい。

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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
マルケス勝利 (バスケスファン)
2009-09-19 22:05:45
マルケス選手の大差判定勝ち!
こんな予想バカか!   と、指摘されるのは覚悟しています!マルケス選手の吸い付くようなパンチがおもしろいように当たります今後のこと考えてるとメイウェザー選手に勝利してほしいですが・・     久しぶりにコメントして大胆予想します!     木星さんの限界超え過ぎてすいませ!
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Unknown (シュガー)
2009-09-19 22:13:33
デラホーヤvsパッキャオ戦(スポーツとしていかがわしい試合という戦前の評価)の時と同じなのでしょうか、日本ではそれほど盛り上がっていないように思いますが、予想するのは楽しい試合です。

ボクシングとしてはメイウェザーのそれが好きですが、心情的にはマルケスを応援したくなります。

メイウェザーのディフェンスとスピード、カウンターは素晴らしいですが、つけ込む隙はないわけではないと思います。彼が時折見せるコーナーに詰まってのスウェーとショルダーブロックによるディフェンス、あのシーンはマルケスにとって狙い所ではないでしょうか。今回の試合の延期の理由となった負傷箇所は肋骨とも聞きますし、あのあたりが突破口になるのでは…と期待します。

もちろんそれだけではメイウェザー攻略は不可能でしょうが、メイウェザーがパワーファイターではなく、マルケスがハットンほど不器用でないことを考えると、試合は中盤以降にもつれるのではないか、そうなるとマルケスにもチャンスはくるのでないかと考えられます。

それにしても端から4ポンドのウェイト差というのは何とも…

正式にはウェルターウエイト(147)の試合で、実質契約ウェイトが144。だから「契約ウェイトを作ったのにペナルティを払う」という「(メイは)妙な立場に」と一部のスポーツサイトは報じていましたが、マルケスは計量前にメイの計量結果を聞かされて「問題ない」と言っていたらしいですし、想定の範囲内なのでしょう。たしかにマルケスよりもメイウェザーにとって失うものの大きい試合ですから、マルケスは多少のハンディは覚悟ということでしょうし、メイはそれはがめつくくるでしょう。(彼がどこまで欲があるのか、つまりパッキャオ戦を考えているのかは知りませんが。)

マルケスは体を大きくすること、パワーをつけることに腐心していたようですから、減量という形でウェイトに困ることはなかったでしょう。ただ映像を見るとトレーナーからたびたび「スピード」を指摘されていましたから、増量とメイが相手ということで、スピードが課題でしょう。

下の階級から上がってきてスピード負けを心配するというのも確かに厳しい状況ですが、マルケスが高いボクシング技術と執念によってメイ相手に勝利を呼び込むことを予想します。

※映像とはHBOのエピソード2だったと思います。尿ってプロテインとビタミンが豊富だったんですか…
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Unknown (涼しい木星/管理人)
2009-09-19 23:15:42
バスケスファン様 - お久しぶりです。マルケスにも十分勝機はあるでしょうね。25%ぐらいだと私は勝手にはじき出していますが、ちょっとしたことでこの数字が5%になったり50%になったりするからボクシングは面白い。そうそう、イスラエル・バスケスの復帰が来月の10日に決まりましたね。街に舞ったという感じですね。マルケス弟との第4戦を西岡がかっさらっていくという展開を期待しています。

シュガー様 - どんな試合でも予想は常に楽しいです。あれこれ考えるのもファンの特権ですし、予想が外れればまたひとつ勉強になった、予想が的中すれば俺もなかなかのものだと悦に入り、予想を超越した試合を見せられればさらにボクシングに愛着が湧きます。

階級の壁を次々に突破するパッキャオとどこまでもパッキャオを追いかけるマルケス。たとえ行く手に立ちはだかるのがメイウェザーであろうと、マルケスが臆することはないでしょうね。スピードとパワーの両面でマルケスの不利は否めませんが、intangibleな部分ではマルケスが優っているものと信じています。

HBOの映像とは24/7でしょうか?私は未見なのですが、尿とは・・・?私は医者ではないので断言はできないのですが、通常の尿にはタンパク質は含まれません。タンパク尿が出るとすれば腎臓、特に糸球体の疾患が疑われます。ネフローゼという病気が有名で、村山聖という棋士はこれで亡くなりました。疾患でなければ、すばりプロテインの過剰摂取でしょう。これは消化器と腎臓に負担を与えるのでおすすめできないです。まあ、世界トップクラスのボクサーには専門のトレーナーやドクターがついているでしょうけれど。ですので、おそらく一過性の機能性タンパク尿ではないかと。これならば特段の心配はいりません。スポーツ選手にはよくあることです。ほとんどのビタミンは人体で合成できません。ビタミンKのように腸内細菌が豊富に産生してくれるものもありますが、ほとんどの場合、食物を通じて定期的に摂取することが必要です。こちらも過剰に摂取すると尿を通じて排泄されてしまいます。何事も過ぎたるは及ばざるがごとしということですね。

とにかくマルケスに注目です。
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同感です! (バスケスファン)
2009-09-20 00:10:09
バスケス選手・ラファエルマルケス選手の絡みは絶対西岡選手が壊してくれます10月10日は色々な意味で面白い1日なります!
わざわざコメントありがとうございました。
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Unknown (あまね丸)
2009-09-20 00:25:55
正直かなり厳しいと思いますがマルケスを応援します。メイのスタイルは「ディフェンス重視」「ポイントをかき集める技術」と現代ボクシングの傾向を極めたものだと思います。しかし、ポイントゲームに徹したそれは「物凄いことやってるのはわかるけど好きになれない」スタイルでもあるのです。闘争心と技術を研ぎ澄ました、いかにもメキシカンなマルケスのボクシングでメイのスタイルをを崩してほしいです。
しかし同時にパックVSメイも見たい。悩ましいです。国内の専門誌ではあまり取り上げられていませんが(ボクワーにちょっと載っていた)メイのアジア人、特に日本人に対する差別的発言には以前より腹にすえかねるものがありました。何か理由があっての発言でしょうか?
また、こういった部分を取り上げない専門誌の甘さにも疑問を感じます。都合のいい時だけアジアの同朋面するのも恥ずかしいですがパックにメイの鼻を明かしてもらいたいです
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Unknown (涼しい木星/管理人)
2009-09-20 01:03:55
あまね丸様 - はじめまして、ですよね?コメントをありがとうございます。

メイウェザーの人種差別的な発言は自身が経験した黒人差別の苛烈さの表れでもあると思います。メイウェザーに通じるスタイルとメンタルの持ち主といえば、私が贔屓にしている徳山昌守がいましたが、彼もまた国籍、そしてファイトスタイル故に華々しい人気は得られませんでした。私はボクシングがいかにグローバル化しようとも、リングの中には体力、精神力、技術、戦略と同等に政治、経済、歴史、宗教、文化も存在し続けるものと考えます。パッキャオにしても本人はあまり多くを語りませんが、日本、メキシコ、アメリカの三カ国に対しては一通りではない感情を抱いていることでしょう。フィリピンがこの百数十年の間に経てきた歴史を鑑みれば、パッキャオもメイウェザーと同様の差別的言辞を弄しても不思議ではありません。それをしないからこそ彼は素晴らしいボクサーであると同時に素晴らしい人間なのだとも思います。
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Unknown (涼しい木星/管理人)
2009-09-20 01:07:17
ちなみに私は専門誌には対して期待していませんし、光明も感じていません。私がボクビー、ボクマガを購入しているのは半分は惰性、もう半分は国内外のマイナー試合を追跡するためであります。専門誌にこそ書いてほしい記事が書かれない。なので細々と海外記事の翻訳をしている次第です。
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