
さてみなさん、上の図の回路はいかなる回路なのでしょうか。何やらこれも妖しげですが、何のことはありません。右の増幅回路のコレクタ抵抗10kΩを、カレントミラー回路を使った1mAの定電流負荷に変えただけです。図として、そのことは分かりますね。しかし変えただけって言われても定電流を負荷にするというのは、いったいどういうことなのでしょう?
右の回路ならば、もしアイドリング電流が1mAの場合、動作点5V、ゲイン40dBとすぐにわかりますね。しかし左の定電流負荷の場合は、アイドリング電流1mAはいいとして、動作点は?ゲインは?.....。まずゲインからいきましょう。
Q3のベースに信号電位が入力されたとします。するとQ3はICを増やしたり減らしたりしようとしますが、定電流負荷は頑として1mAを変えようとしません。なんせ定電流なのですから。ということはつまり、定電流負荷は変化しようとする電流に対して無限大の抵抗値になるということです。ここの概念がちょっと難しいかなぁ.....、まあそういうことです。ということはもしQ3のベースにプラス電位が入力されるとOUTは瞬時に0V近辺に(0.1V)になり、Q3のベースにマイナス電位が入力されるとOUTは瞬時に電源電圧近辺になります。要するに定電流を負荷とした場合は理屈上ゲインが無限大になるということです。
次にアイドリング時の動作点(Vout)です。さてこれがまた難しい。実は定電流負荷に動作点の概念はありません。動作点は何Vでもありえます。言い換えると動作点なんか知ったこっちゃないんです。これは次回にお話ししましょう。
関連記事:
定電流負荷の動作点の妙 2010-03-05
カレントミラー回路 2010-03-02
右の回路ならば、もしアイドリング電流が1mAの場合、動作点5V、ゲイン40dBとすぐにわかりますね。しかし左の定電流負荷の場合は、アイドリング電流1mAはいいとして、動作点は?ゲインは?.....。まずゲインからいきましょう。
Q3のベースに信号電位が入力されたとします。するとQ3はICを増やしたり減らしたりしようとしますが、定電流負荷は頑として1mAを変えようとしません。なんせ定電流なのですから。ということはつまり、定電流負荷は変化しようとする電流に対して無限大の抵抗値になるということです。ここの概念がちょっと難しいかなぁ.....、まあそういうことです。ということはもしQ3のベースにプラス電位が入力されるとOUTは瞬時に0V近辺に(0.1V)になり、Q3のベースにマイナス電位が入力されるとOUTは瞬時に電源電圧近辺になります。要するに定電流を負荷とした場合は理屈上ゲインが無限大になるということです。
次にアイドリング時の動作点(Vout)です。さてこれがまた難しい。実は定電流負荷に動作点の概念はありません。動作点は何Vでもありえます。言い換えると動作点なんか知ったこっちゃないんです。これは次回にお話ししましょう。
関連記事:
定電流負荷の動作点の妙 2010-03-05
カレントミラー回路 2010-03-02
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます