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思索 電子回路 論評等 byホロン commux@mail.goo.ne.jp

ゼロボルト(0V)って何?

2007-07-31 21:59:52 | 電子回路
0V(ゼロボルト)って何って聞かれたら、案外返答に困りませんか?
それとも「それは電圧が無いということだ」ってな風に即答します?

「ボルト」というのだから電圧を意味することは分かります。しかし0Vに限らず、2Vであれ5Vであれ、ある点を指して電圧を絶対値として決め付けることはできません。これは簡単なようで、あんがい理解されにくい電気の基本事項の1つです。

乾電池を3本直列にした図を示します。
さて、A、B、C、D点、の電圧は何ボルトでしょうか?

A=4.5V、B=3V、C=1.5V、D=0V、と答えたあなた
はい、あなたは間違いです。(^^)

では、テスタで実際に電圧を測ってみましょう。
黒い棒をB点に当てて固定し、赤い棒をA、B、C、D点、の順に当たると、A=1.5V、B=0V、C=-1.5V、D=-3Vとなりました。

黒い棒をC点に当てて固定し、赤い棒をA、B、C、D点、の順に当たると、A=3V、B=1.5V、C=0V、D=-1.5Vとなりました。

ついでに、黒い棒をD点に当てて固定し、赤い棒をA、B、C、D点、の順に当たると、A=4.5V、B=3V、C=1.5V、D=0Vとなりました。

さて、いかがでしょう?もうお分かりですね。黒い棒を当てる場所によって、A、B、C、D点、の各電圧は変わります。つまり、0Vとはテスタの「黒い棒」のこと、言い換えると黒い棒を当てる箇所のことだったのです。

このように、0Vは電圧を測定したり、規定したりするときの「基準」として定められ、A、B、C、D点、等の各部の電圧は、すべて0V(=基準)に対する相対値として決まります。

これに対し、電位差(電圧差)は常に絶対値です。A点とB点の電位差は1.5V、A点とC点の電位差は3V、B点とC点の電位差は1.5V、A点とD点の電位差は4.5Vであり、これはテスタの黒い棒がどこにあろうと、値が変わることはありません。

「電圧」と「電位差(電圧差)」これがまず最初のキーワードです。
コメント (2)
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IXY DIGITAL 1000

2007-07-29 21:52:29 | その他レビュー
まずIXYというネームバリュー、それから画素数が多すぎることが気になったものの、現在のIXYシリーズでは一回り大きい1/1.8型CCDサイズが購入の動機。で、いざ使ってみると何やら割り切れない思い。まずディジカメの要である画質については期待はずれ。長年使用していたcoolpix880(ニコン)と比べると完全に負け。質感も発色も比べるべくもない。これは同じCCDサイズでcoolpixの方は330万画素と、画素当たりの大きさが3倍もあるのである程度は予想できたが、そこは昨今の技術進歩がカバーしているだろうと、たかをくくっていたものの実際はそうではなかった。コンパクトディジカメは進歩していない。IXYも300万、400万画素のころの画質はきっと今よりも良かったのだろう。個人的にはA4サイズ以上の大きさに印刷するつもりはないので画素数は300万もあれば十分。それでも多いくらい。今回のIXYも500万画素程度に抑えたものをシリーズに加えてくれていれば、そちらに飛びついただろう。とはいえ日々のスナップ用にIXYとcooipixのどちらを持ち歩くかというと、迷うことなくIXYを選ぶ。coolpixよりも二回りほど小さなボディーサイズ、動作スピード、レスポンスの速さ、つまり機動性はずっと高い。PCのディスプレイで見ると画質の差は分かるものの、印刷する時はどのみち一般的なL判に印刷するのであるから、もはや見分けはつかない。ということで結論は辛くもIXY1000の勝ち。それからチタニュウムボディーのシブイ輝きは工芸品として観た場合は惚れ惚れするではないか。と自分を慰めている。
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その3

2007-07-29 02:00:10 | その他レビュー
帰路、渋滞がようやくまばらになった頃に「須磨浦公園」の案内看板が不意に目に入る。すでに夕刻。帰りが少し遅くなるが、ちょっと行ってみるか。ということでロープウェーとカーレータを乗り継いで山上公園へ。そこで我々を出迎えてくれたのは猫クンであった。う~む山猫ではないようだし、どうやらもう少し奥にはうじゃうじゃ猫がいるらしい。こいつらいったい何を食って生活しているのだろう。とまあアホな考察はさておき、眼下に広がる山上公園からの眺めは素晴らしいものだった。右手に舞子海岸から淡路島にかかる明石海峡大橋、左手に須磨海岸とその先に神戸港、正面はやや霧に霞んでいるけど紀伊半島かな?ふとまだ見たことの無い横須賀の高台からの眺めに想いをはせた。間もなく日も沈む。下りのロープウェーに乗った我々はその日の最後の客だった。
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その2

2007-07-29 01:22:52 | その他レビュー
古墳を後にして次に向かったのは明石海峡大橋の付け根にある舞子海岸。潮の香りがどこか懐かしい。近くで見る世界最長の吊橋は勇壮そのもの。こんなもん、よお造ったなあって感じ。こら人間、ええかげんにせえよ!って言いたくなるような。ビーチの端にある突堤には釣り人がちらほら。何が釣れるのだろうと側へ行ってみると、なんとグレがほぼ入れ食い状態。真夏のこんな時間に明石の海水浴場でと、これは目からウロコであった。ナベは大学生活を過ごした鳥取の海が懐かしいらしい。細めた視線を水平線にやって、「こんど砂丘に行きましょうよ」としきりに言っていた。しかし暑い。暑いから夏の海岸はいい、とも言える。拭っても拭っても顔面を流れる汗がアゴから滴り落ちる。汗かきのナベのグレーのTシャツは完全にツートーンカラー。こら!その汗で貸したディジカメ壊すなよ。
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明石 須磨

2007-07-28 22:06:09 | その他レビュー
暗黙の了解のようにナベとサタデードライブ。晴天、気温35℃、午後からは湿度が上がり滝汗。ナベのリクエストにより明石の五色塚古墳へと向かう。青空の下、アクセラは第二神明を快走、空調の効いた車内心地よし。目的地の古墳は炎天下の下に寝そべる小高い丘。客もまばらでのんびりとした空間であった。暇そうな古墳は時にあくびをしつつ昼寝をしているかのようで、そもそも雑踏の苦手な僕には仲良くなれそうな友人に感じられた。気候がよければ1時間いても飽きないだろう。しきりにディジカメをパシャパシャやっているナベも自分のセレクトに満足気の様子。
コメント (6)
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