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思索 電子回路 論評等 byホロン commux@mail.goo.ne.jp

何故生きる

2009-03-20 21:35:50 | 思索
人は何故生きるのか?

何のために生きる?そんなものは有りません。人が生きていることに本来的な目的など無いのです。何をしなければいけない?そんなものは有りません。人が生きていることに本来的な義務など無いのです。人が生きるのは虫や草花が生きるのと何も違いません。人の生きる理由は命ある全てのものの理由と全く同じです。

人の生きる理由は最初から定められている仕組みです。人はその仕組みによって生きるように作られています。それは「生きていることを心地よく味わう」ということ。生きることが心地いいこと、という仕組みは世の全ての命あるものに共通して存在しています。

ただこの仕組みが人生の全てを形作るわけではありません。様々な人生があります。多くの不幸がこの世にはあります。「生きることの苦しみ」という言葉も真実であり「心地よい」という仕組みよりも強い説得力を持って人生を語っています。

転んで怪我をした。膝の擦り傷から血が出ている痛い。もうこれだけで心地よさなどからは遠く離れていますね。多くの問題が「心地よい」仕組みから人を外しますが、逆に捉えると、今心地よくないのは何かの問題によって本来的な状態ではなくなっているということです。当たり前ではないかと思われるでしょう。しかし、これは本来の自分ではないと認識することが本来の自分に戻るための強い力となるのです。

精神活動に話を絞ります。
人と関わるとき、もし何らかの辛さ、何らかの苦しさを感じるなら、それは本来の自分では無いということです。例えば性格の差異などに納めてしまう必要はないのです。どのような性格もそれは全て良きもの。生きることは本来的に心地いいものなのです。
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