electric

思索 電子回路 論評等 byホロン commux@mail.goo.ne.jp

福島第1原発:内閣官房参与、抗議の辞任

2011-04-30 01:38:57 | Web News
福島第1原発:内閣官房参与、抗議の辞任

毎日新聞
2011年4月29日

内閣官房参与の小佐古敏荘(こさこ・としそう)・東京大教授(61)=放射線安全学=は29日、菅直人首相あての辞表を首相官邸に出した。小佐古氏は国会内で記者会見し、東京電力福島第1原発事故の政府対応を「場当たり的」と批判。特に小中学校の屋外活動を制限する限界放射線量を年間20ミリシーベルトを基準に決めたことに「容認すれば私の学者生命は終わり。自分の子どもをそういう目に遭わせたくない」と異論を唱えた。同氏は東日本大震災発生後の3月16日に任命された。

小佐古氏は、学校の放射線基準を年間1ミリシーベルトとするよう主張したのに採用されなかったことを明かし、「年間20ミリシーベルト近い被ばくをする人は原子力発電所の放射線業務従事者でも極めて少ない。この数値を乳児、幼児、小学生に求めることは学問上の見地からのみならず、私のヒューマニズムからしても受け入れがたい」と主張した。

小佐古氏はまた、政府の原子力防災指針で「緊急事態の発生直後から速やかに開始されるべきもの」とされた「緊急時迅速放射能影響予測システム(SPEEDI)」による影響予測がすぐに運用・公表されなかったことなどを指摘。「法律を軽視してその場限りの対応を行い、事態収束を遅らせている」と述べた。

記者会見には民主党の空本誠喜衆院議員が同席、「同僚議員に20ミリシーベルトは間違いと伝えて輪を広げ、正しい方向に持っていきたい」と語った。空本氏は小沢一郎元代表のグループに所属する一方、大震災発生後は小佐古氏と協力して原発対応の提言を首相官邸に行ってきた。菅首相は大震災発生後、原子力の専門家を中心に内閣官房参与を6人増やしている。【吉永康朗】
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

児童の被曝は多い方が良い??

2011-04-29 22:08:59 | Web News
http://takedanet.com/2011/04/post_b591.html

武田邦彦
平成23年4月29日

郡山市は市長の決断で、市内の小学校の校庭の表土を除き、子供達が少しでも被曝しないようにと努力した。その結果、表土を除く前には1時間あたり3μSv(マイクロシーベルト)もあったのに、それが0.6μSvに減った。子供達にとっては素晴らしいことだ。これが小学校ばかりではなく福島県の全部に行き渡れば「汚れた福島」から「綺麗な福島」への転換ができる。素晴らしいことだ。

でも、これに対して文科省の大臣が「3μSvで安全なのだから、余計なことをするな」と言った。「汚れた福島のままで良い。30年はそのままでよい」という意味になる。その理由は「安全なものをさらに安全にしなくても良い」ということだが、超・ねじれ思考であると共に法律違反である。

もともと文科省は、放射線を出す物質の法律を作り厳しく管理をしていた。複数の法律があるが、その基本思想と規制値は

1.被曝はできるだけ低い方が良い
2.子供の被曝は大人より危険である
3.一般人の1年間の限度は1mSvである

ということである。今回の地震で臨時措置として年間20mSvという限度を決めたが、これはあくまでも「望ましくないが臨時」であり、さらに「法律で決められているものを、文科省の大臣が勝手に変更できない」という制限がある。

実質的に子供達の安全を守るという点でも、これまでの文科省の指導の思想から言っても、さらには具体的な法律から見ても、郡山市の行動とその結果は「子供を育てるために存在する文科省として喜ぶべきもの」であることは明らかだ。

私は福島原発事故以来、政府が自分たちのメンツにこだわって「どうにかして、国民や子供をより多く被曝させたい」という行動を取ることに、実に不思議な感じがしていた。「そんなことはないはずだ」と何回も自分に言い聞かせてきたが、政府が言ったり、行動したりするとすぐ、それは裏切られる。

原発事故では「最初に逃げて、後で戻ってくる」ことによって被曝量を減らすことができるのに、最も多く放射性物質が出ている時に「安全だ」と言って、放射線が少なくなってから「危ない」と言い出したりしている。私は小学校の基準として文科省が出した1時間3.8μSvという計算はまったくの間違いと思っているが、もしそれが正しくても郡山市の小学校の汚染が下がるのは歓迎のはずだ。

すでに政治家やお役人が自分たちだけのことを考えて、国民は税金を納める道具ぐらいにしか思っていないことは確かだが、こんな時にもそうかと思うと情けない。子供をできるだけ多く被曝させたいという異常な心理で、子供を被曝させるな!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

橘小放射線測定値報告の中断のお知らせ

2011-04-29 00:00:00 | Web News
郡山市立橘小学校

http://www2.schoolweb.ne.jp/swas/index.php?id=0710015&frame=weblog&type=1&column_id=298200&category_id=8032

橘小放射線測定値報告の中断のお知らせ

【緊急情報】 2011-04-26 10:31 up!
先日来、本校独自で実施した校舎内及び校庭等の放射線測定値をホームページに掲載してまいりましたが、インターネット等での測定値の発表は、文部科学省や県など公的な機関が測定したものに限るとのことから、今週からホームページへの掲載は中断することとなりました。なお、学校独自の調査はこれまでどおり継続し、数値の推移等については、学校便り等で保護者の皆様にお知らせしてまいりますので、ご理解いただきますようにお願いいたします。

校内における放射線値のお知らせについて

【緊急情報】 2011-04-28 11:50 up!
先日、これまで行ってきた放射線値の掲載について、中断することをお知らせしました。その理由として、まず第一に、現在、国や文部科学省から正確な数字が公表されていること。本校の数値は、あくまで教職員の手によるものであり、ご家庭に参考としてお知らせすることと考えておりました。

第二に、私たちが情報をお伝えするべき対象者は、まず、保護者が第一であります。したがって、ホームページよりも文書をもってお知らせしたほうが、各家庭に確実に伝わると考えました。

なお、測定については現在も継続しており、結果については定期的に文書をもってお知らせしてまいります。その旨、ご理解をいただきたいと思います。
(文責 橘小学校長 佐藤守廣)

放射線測定値の紹介について

【緊急情報】 2011-04-28 13:25 up!
校内で現在も測定しております放射線測定値は、今後は「学校便り」で保護者の皆様にお知らせいたします。また、地域の方々からのご要望もあり、ホームページにも同様のデータをPDFファイルで掲載することといたしました。学校便り、ホームページの発表は毎週月曜日を予定しております。なお、現在測定をしております機器は文部科学省から借りている放射線メーター「はかるくん2」です。測定範囲は0.001μsv/h~9.999μsv/hとなっています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

差動増幅回路の妙③ 2段目とエミッタフォロワ

2011-04-27 23:50:56 | 電子回路
さて、右の回路図は何でしょう。これは差動増幅回路の出力(OUT1)をQ3のエミッタ接地増幅回路でさらに増幅し、それに出力回路のエミッタフォロワを取り付けたものです。

2段目の増幅回路はバイアス電流を1mAとしましたのでコレクタ抵抗R4は14.3kΩになります。ゲインは143倍にしましょう。すると、Gain=R4/R3で、エミッタ抵抗R3は100Ωと決まります。

さて、差動増幅回路はというと、エミッタ電流を1mAとするとエミッタ抵抗は14.3kΩ。IN1を信号入力とし、IN2は0Vに固定、OUT1を出力としています。Q1のR1は1.6kΩとしていますが、なぜ1.6kΩなのかは考えてみてください。IN1の入力に対してOUT1は極性が反転します。それがQ3の増幅回路に入力されるので再度反転し、結果的にIN1の入力とエミッタフォロワの出力OUTは同相になります。

回路全体のゲインはどれくらいでしょう。Q3の増幅回路はゲイン=143ですね。差動増幅回路のゲインは、よくわかりませんが“非常に大きい”でした。まあ100くらいに考えておきましょう。すると回路全体のゲインは、100×143=14300と、これはとてつもなく大きな値になります。さて、こんなものが使い物になるのでしょうか?実はゲインは大きければ大きいほど良いのです。これも最後にスッキリします。

試しに、IN1に⊿V=0.1Vを入力してみましょう。そのまま計算すれば0.1×14300=1430Vになりますが、回路図から明らかなように出力は電源電圧以上にはなり得ないので、出力(OUT)は+15Vです。⊿V=-0.1Vを入力すれば、同様に出力は-15Vです。

さて、どうしましょうか。

関連記事;
差動増幅回路の妙④ フィードバック、オペアンプ 2011-05-01
差動増幅回路の妙② 入出力とゲイン 2011-04-21
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都大学助教 小出裕章氏の話し

2011-04-26 20:09:10 | Web News
福島第1原子力発電所事故の推移。

(4/19) 使用済み核燃料の再処理コスト「おカネの計算もいずれにしてもインチキ」
(4/11) 大飯原発の安全基準「おおむね適合」/大阪府市統合本部エネルギー戦略会議「再稼働の8条件」について
(4/5) 事故が身を持って教えてくれている。それを学べない政治家たちだとすれば落選させるしかない
(3/28) 2号機水位 格納容器底から60センチ「水がもうすでにたまらない/溶け落ちた炉心をどこまで本当に冷やせているのか」_2
(3/28) 2号機水位 格納容器底から60センチ「水がもうすでにたまらない/溶け落ちた炉心をどこまで本当に冷やせているのか」_1
(3/21) ガレキ広域処分「一刻も早く、汚染地に専用の焼却炉を作るように求めるべきだ」
(3/20) 保安院は今のうちに全部認可してしまおうということで突き進んでいる
(3/19) 電力会社は、やりたいようにやれるように、金で操れる範囲を極限化したいという思惑で動いてきた

(3/1) 政府事故調「個人責任」問わない理由「それが原子力ムラを支えてきてしまった一番の構造」
(2/28) 東電・政府発表の言葉のウソ「除染はできません/(中間貯蔵施設は)1度やったらば動かない」
(2/28) 民間事故調の調査 東電拒否「応じないというのは恥ずかしい会社だ」
(2/27) 汚染水タンク1000基「原子炉建屋の地下もタービン建家の地下も漏れたって見えない だからただただ放置されてる」
(2/23) 南相馬「黒い物質」セシウム108万Bq/kg検出「東京などでも特別にそういう強烈なものが集まっている場所はあるはず」
(2/22) 米NRC、原発事故直後の議事録公開「まだまだ米国のほうがまともな国」
(2/20) 4号機・燃料棒取り出しの困難さ「空気中に釣り上げたら周辺の人達が死んでしまうほどの被曝」

(2/21) 班目春樹氏が、大飯原発再稼働問題に関して、ストレステスト一次評価だけでは不十分であることを示したことについて
(2/20) 事故直後の数日間に決定的な被曝をしたはず その時のデータが殆どない ひょっとするとまた何倍かもしれない
(2/16) 乳児用食品セシウム新規制値・大阪維新の会「ガレキ焼却」・4号機燃料移送、について
(2/15) 班目春樹氏のSPEEDIの証言「住民を逃がせないと斑目さんが認めた 原子力発電所はつくるべきでないというべきだ」
(2/14) 2号機温度計故障・キセノンが発生した場合・4号機使用済燃料プールの水について
(2/9) がん保険契約・横浜市の新ホットスポット・英プリズム高速炉について
(2/8) 4号機の耐震工事・使用済燃料取り出し「余震で崩れてしまえばおしまい」
(2/7) 2号機温度上昇「今測れていないところですでに100℃を超えているところもあるかもしれない」
(2/6) 2号機再臨界の可能性 「(東電発表が)本当なのであれば、再臨界ということはないと思います」
(2/2) 放射性物質トリチウムの性質「核融合をやればトリチウムが最大の被曝源になるだろう」
(2/1) 【4号機倒壊で放出する放射性物質の量】 最大の場合10倍を超える

(1/31) トリチウムだけはどこの原子力発電所からも日常的に出てきています
(1/30) 1mSvに減らすなんてことは到底できません 多分何百年かかる
(1/25) 伊達市被曝調査 年間20mSv超2人/10mSv超9443人中33人「(京都大学原子炉実験所には)年10mSvを超えて被曝をする職員はほぼいません」
(1/24) (対策本部の議事録作成について)刑務所に入れるとか、できない限りは何をやっても意味が無い
(1/23) 政府や電力会社が停電になるぞと脅かしてくるときには
(1/19) 【大飯原発3・4号ストレステスト意見聴取会の騒動】根本的に間違えてる そのような委員会自身を作ってはいけなかった
(1/18) 【廃炉まで最長60年】(原発推進側の)巻き返し工作がちゃくちゃくと進んでいる
(1/12) 原子力施設周辺で白血病が多い、ガンが多いということは、かなりのデーターが蓄積されている
(1/11) ストレステストは安全性を確認したという言い訳
(1/9) 2日のセシウム線量急上昇の理由・汚染農産物のODA
(1/9) 4号機倒壊の危険性と40年原則廃炉について
(1/5) (ERSSが作動しなかったことは)SPEEDIデータを公表しなかったことの言いわけ
(1/4) 若い人達にこれだけ汚染した世の中を残すわけですから、私の出来ることをさがそうと思います

(12/30) 放射能の問題でもなければ原子力の問題でもない 弱者が虐げられているという、そのことだけですよ2_2
(12/30) 放射能の問題でもなければ原子力の問題でもない 弱者が虐げられているという、そのことだけですよ1_2

(12/29) (中間貯蔵施設 双葉郡に建設について)政治的な約束にするようなことをもうやめなければいけない
(12/28) 大阪府ガレキ受け入れ問題「排気系統のテストをしない限りやってはいけない」
(12/27) 100Bq/kg超の米買い上げと調査委中間報告(SPEEDI隠蔽・メルトダウン伝えた中村審議官)について
(12/26) 【事故調・中間報告】個人の責任を問わないで済むなんてことが私にとっては想像もできない
(12/21) 今、猛烈な汚染を福島県を中心として東北地方、関東地方に広げている(TOKYOFM)

(12/22) 細野原発相「20mSv発がんリスク低い」に対して
(12/21) 廃炉工程表を批判「水棺ができなければ溶けた燃料をとり出せない」

(12/16) 花粉の飛散時には私はマスクはすべきだと思います
(12/15) 上関の町長選挙、の結果については、私の感想は痛ましいということです
(12/14) ほんっとのことをいうなら国の法律を守ってすべての人を逃がすべきだと私は思うのです
(12/14) 未来の世代は、私たちに聞くと思いますよ。あの時お前は何をしていたと
(12月/13) 福島県民外部被ばく線量調査結果 1mSv超4割に「少なすぎる」・山下俊一氏見解を批判
(12/13) 「現在の1号機2号機3号機の状況」と「冷温停止」と「石棺」
(12/8) 低濃度汚染水の海洋放出、伊方原発の運転差止め、放射線管理区域に該当する汚染面積について
(12/7) ベントが水素爆発の引き金になった可能性すらある
(12/6) 粉ミルク「明治ステップ」から放射性セシウム30.8Bq/kg検出について
(12/5) 冷却水漏れ45トンに含まれるセシウムとストロンチウムの海洋汚染の違い、など

(12/1)給食食材40ベクレル/kgは(事故前の)400倍許してしまう。玄海1号定期検査・核融合はできない
(11/30) 東電発表の溶け落ちた燃料の状態の解析結果への疑問
(11/29)「原発寿命が40年以上に伸びる事情」「玄海1号炉が約90度で原子炉がパリッと割れる脆性破壊の恐れ」
(11/28) 東電への福島ゴルフ場「除染・損害賠償」仮払い請求の仮処分申請を東京地裁が却下についてなど
(11/24) 「セシウム摂取上限1mSv引き下げ 充分な規制値になっていない」「非常用復水器が止められた理由」
(11/21) もんじゅの維持費が異常に高い理由と、世界の高速増殖炉の失敗の歴史
(11/17) 大波地区のコメ基準超セシウム検出・瓦礫100Bq/kg以下再利用・全国セシウム汚染推定発表


(11/14) 子供たちに関しては検出限界の低い測定器で将来の発病に備えるべき
(11/8) 原子力委員会の発電コスト試算「余りにも馬鹿げています」
(11/7) 東電が『臨界基準』見直し 福島県のチェルノブイリ視察
(11/4) 自発核分裂の意味するもの 再臨界の疑いはまだ消えたわけではない
(11/3)「2号機自発的核分裂」と「JCOバケツ臨界事故」の状況の比較
(11/2) 2号機キセノン検出は再臨界の可能性 暴走は多分ない
(11/1)「テルル131m」と「セシウム汚染スギ林の花粉」の影響
(10/30) 海外機関の発表・セシウム海洋流出30倍、セシウム大気中放出3倍について
(10/27)「全く政府の体をなしていない」食品内部被曝、ヨウ素剤配布、遮水壁、東海第2水漏れ事故
(10/26) セシウム再揮発説・積雪による放射線量減少・一関市のホットスポット等、Q&A6
(10/25) 柏市高線量汚染土、南相馬の子どもセシウム検出、原子力委員会の原発コスト試算など
(10/19) 子供たちのための新しい「放射線副読本」への批判
(10/18) 足立区小学校のホットスポットと工程表改定案について

Voice(10/18) 現在の除染が「犯罪者が犯罪の上乗せをまたやっている」という理由
Voice (10/17) メルトスルーした燃料が取り出せない理由

(10/13)ラジウムは商品化され広く大量に出回っている
(10/12)世田谷区で高線量検出、横浜ストロンチウム検出、福島県知事「米の安全宣言」
(10/11)国は汚染されてしまった土地に帰れるかのような幻想を振りまいている
(10/10)国「除染によって空間線量を2年間で1/2減少する」=セシウム134の半減期が2年。
(10/5) 被曝限度「1~20mSv」へ変更提言を批判。20mSv被曝で子供の癌死80倍320人
(10/4) 玄海原発4号機復水器異常事故と福島の子供の甲状腺変化
(10/3) 80km圏でプルトニウム、ストロンチウムが検出されたことについて。
Voice(9/29) 原発事故調査委員会などに何の興味もない。
(9/29) 国と東電は、汚染の全体像を示さないという作戦に打って出ている
(9/28) 環境省の除染計画 飯舘村の除染計画
(9/27) 国と電力会社の欺瞞。311以前は、米が含む放射性物質は1ベクレル以下だった。
(9/26) 1号機配管の水素爆発の分析と危険性
(9/21)原発のコストはもっとも高い。異常な玄海町の予算。
(9/20)「緊急時避難準備区域」を解除することの愚かしさ。
(9/19)「冷温停止」という戯れ言。
(9/15) 原発事故原因は津波か地震か 小出裕章×神保哲生(TIME LINE)
(9/15)汚染物質の中間貯蔵施設を作れば永久にそこに留まることになる。
(9/14)汚染された食品をどのように扱えばよいのか。
(9/12)実際には除染はできないということこそ”知りたくはないけれど、知らなければならない”事実

「冷温停止」とは馬鹿げている。融けた燃料の状態はまったく分からない
小出裕章助教(9/8) メルトスルーした燃料に冷温停止は当てはまらない
小出裕章助教(9/1) 融けた核燃料は取り出せるのか。法を無視せざるを得ない危機的状況。
小出裕章助教(8/25) 東電、保安院は10mの津波を想定していた
Voice(8/23)_2 絶望してしまったら最後の負け。
Voice(8/23)_1 水蒸気爆発の可能性はまだ残っている。

20km以内の汚染レベルを何故、早く公表しなかったのか。除染は不可能。100年帰れない。
Voice(8/22) 1~4号機は今どうなっているのか。何故すべての原発を止めようとしないのか。
(8/13)沖縄講演後の記者会見

小出裕章助教(8/18) 子供の甲状腺被曝。大気中の放射能の放出量。近況時避難準備区域の解除。
小出裕章助教(8/17)2 韓国の原発事情(韓国の推進派が小出助教を訪れる)
小出裕章助教(8/17)1 泊原発の調整運転、営業再開とは何だったのか
小出裕章助教(8/16) 日本原子力学会が出した声明とは
小出裕章助教(8/15) 沖縄の基地問題と原発問題は同じ。膨大なストロンチウム90が放出されてしまった。
小出裕章助教(8/11) 視聴者からの質問
小出裕章助教(8/10)2 若き原子力学徒の悩みに小出先生が
小出裕章助教(8/10)1 若き原子力学徒の悩みに小出先生が
小出裕章助教(8/9) 広島原爆の100発分のセシウム137が大気中に放出された
小出裕章助教(8/8) もう汚染(被曝)が避けられないので子供達をどう守るか(福島講演)

(8/5)仙台講演会
(8/5)福島講演会[IWJ]
(8/4)Geëvacueerd uit Fukushima, en nu?

小出裕章助教(8/3) お米の出荷基準:500べくれる/kg は?
小出裕章助教(8/2) 新たに見つかった10シーベルト
小出裕章助教(8/1) 10シーベルトの被曝をすると2週間以内で死にます
小出裕章助教(7/28) 保安院が作業員の被曝限度を1000mSvに引上げを要請
小出裕章助教(7/27) 3号機の2階に作業員が入ったが。ツイッター情報等を監視していた。
小出裕章助教(7/26) 食品安全委員会の生涯被曝100mSvは?
小出裕章助教(7/25) 事故の中身が分からないのが原発事故の本質
小出裕章助教(7/20) 政府:Step1達成しました⇒「私も分かりません」
Voice(7/20)小出裕章 step1達成と言われるが。 国と東電は要するに犯罪者。
小出裕章助教(7/18) 被爆に対する考え方
小出裕章助教(7/14) 電力会社の体質
小出裕章助教(7/13) 落ちてしまった炉心をどう回収するのか
小出裕章助教(7/12) 3.11以降、基準値をどこまで許容できるかに
小出裕章助教(7/11) 福島・南相馬市産の牛肉からセシウム検出
小出裕章助教(7/7) 福島第一原発3号機窒素注入の作業難航
小出裕章助教(7/6) 全原発に対してストレステストを実施?!
小出裕章助教(7/5) 福島の子ども45%甲状腺被爆明らかに
小出裕章助教(7/4) 玄海原発再稼働か。原発の老朽化と原子炉の寿命
小出裕章助教(6/29) 低線量被曝の危険度(子供全員の尿からセシウム検出)
小出裕章助教(6/29) メルトスルーの状態で安定的な冷却は出来ない
小出裕章助教(6/28) 使用済み核燃料の行き場~p2
小出裕章助教(6/27) 使用済み核燃料の行き場~p1
小出裕章助教(6/23) 高速増殖原型炉「もんじゅ」
小出裕章助教(6/21) 正しい情報を知る事に躊躇してしまう

小出裕章助教(6/20)1 たね蒔きジャーナル スペシャル拡大版
小出裕章助教(6/20)2 たね蒔きジャーナル スペシャル拡大版
小出裕章助教(6/20)3 たね蒔きジャーナル スペシャル拡大版
小出裕章助教(6/20)4 たね蒔きジャーナル スペシャル拡大版

小出裕章助教(6/16) 放射性廃棄物の墓場を作るしかない
小出裕章助教(6/15) 線量計を持たせず作業させることは絶対あってはならない
小出裕章助教(6/14) 深刻さの認識が足りていない
小出裕章助教(6/13) 放射性物質その物自体消えることは無い(水道水が安全は不適切)
小出裕章助教(6/9) 原発を止めても電力は足りる
小出裕章助教(6/8) 汚泥から相次いで放射性物質を検出
小出裕章助教(6/7) メルトスルー(原子炉貫通) 政府が公式に認める
小出裕章助教(6/6) 総放出量37万テラベクレル⇒77万テラベクレルに修正
小出裕章助教(6/1) IAEA(国際原子力機関)という組織について
小出裕章助教(5/31) 海洋汚染について
小出裕章助教(5/30)1 「ただちに影響は出ない」と言う言い方
小出裕章助教(5/30)2
講演 ⑥ 質疑応答番外編 於周防大島町 11年5月28日
講演 ⑤ 質疑応答 於周防大島町 2011年5月28日
FM797原発災害特別番組 2011/05/27OA
小出裕章助教(5/26) 高圧注水系(冷却装置配管)津波の前に地震で破損か?
小出裕章助教(5/25)1 ブラックジョークとしてのチャイナシンドローム
小出裕章助教(5/25)2
小出裕章助教(5/24)1 小出先生の国会報告
小出裕章助教(5/24)2
神保哲生(5/19) 核燃料露出の1号機は既に人類未体験ゾーンへ
小出裕章助教(5/19) 冠水-やる価値も無い作業 冷温停止の概念
小出裕章助教(5/18)1 「国会に行って言いたい事を言ってきます」
小出裕章助教(5/18)2
小出裕章助教(5/17)1 2号機、3号機もメルトダウン?
小出裕章助教(5/17)2
小出裕章助教(5/16) 東電発表「1号機のメルトダウン」について
小出裕章助教(5/12)1 メルトダウン(meltdown) しています・1号機
小出裕章助教(5/12)2
小出裕章助教(5/11) 被爆の恐さを知ってる者としては避難して欲しい
小出裕章助教(5/10)1 3号機・原子炉圧力容器の温度が上昇
小出裕章助教(5/10)2

岩上安身インタビュー(5/10)

小出裕章助教(5/9) 少なくて多い500Bq ストロンチウム90
小出裕章助教(5/6) 「浜岡原発の全原子炉停止要請」について
小出裕章助教(5/5) 続3号機爆発 事態は改善していない
小出裕章助教(5/4) 3号機の爆発は何だったのか?
小出裕章助教(5/3) ベント難航により政府は著しい公衆被曝を予想していた
福島みずほ対談 小出裕章「原発停止に全力を」(4/28)
小出裕章助教(5/2) 小佐古官房参与の発言は大変まとも 水棺は困難
小出裕章助教(4/28)1 一刻も早く汚染水の処理を 汚染物の墓場
小出裕章助教(4/28)2
小出裕章助教(4/27)1
小出裕章助教(4/27)2
小出裕章助教(4/26)1 小出裕章助教(4/26)2
小出裕章助教(4/25)1
小出裕章助教(4/25)2
小出裕章助教(4/23)[朝日ニュースター]
小出裕章助教(4/21)1 小出裕章助教(4/21)2 小出裕章助教(4/20)
小出裕章助教(4/19)1 小出裕章助教(4/19)2 小出裕章助教(4/18) 小出裕章助教(4/12)
小出裕章助教(4/11) 小出裕章助教(4/8) 小出裕章助教(4/7) 小出裕章助教(4/5)    

小出裕章(こいで ひろあき、1949年8月- )は、日本の工学者(原子力工学)。京都大学原子炉実験所助教、工学研究科都市環境工学専攻助教。研究分野は原子核物理学、原子力学、環境動態解析、原子力安全、放射性物質の環境動態。所属学会は日本保健物理学会、エントロピー学会。東京都出身。

開成高等学校を経て、1972年に東北大学工学部原子核工学科卒業。1974年、東北大学大学院工学研究科修士課程修了(原子核工学)。1974年、京都大学原子炉実験所助手。
これからは石油・石炭でなく原子力の時代、と考えて原子力工学を志したが、現代の原子力工学における放射線被害に鑑み、途中から原子力発電をやめたほうがいいと思うようになった。以来、一貫して"原子力をやめることに役に立つ研究"を行っている。
(Wikipedia)

熊取六人衆(くまとりろくにんしゅう)は、原子力利用の危険性について研究し、追究し続けてきた京都大学原子炉実験所原子力安全研究グループの6人の科学者の総称、通称。「熊取」は、同所の所在する大阪府泉南郡熊取町に由来する。グループの目的を、「原子力災害、放射能汚染など、原子力利用にともなうリスクを明らかにする研究を行い、その成果を広く公表することによって、原子力利用の是非を考えるための材料を社会に提供する」こととしている。

[メンバー]
海老沢徹(1939年-  )京都大学原子炉実験所元助教授、退職
小林圭二(1939年-  )京都大学原子炉実験所元助手、元講師、退職
瀬尾健(1940年-1994年)京都大学原子炉実験所元助手、故人
川野真治(1942年-  )京都大学原子炉実験所元助教授、退職
小出裕章(1949年-  )京都大学原子炉実験所助教、現職
今中哲二(1950年-  )京都大学原子炉実験所助教、現職
(Wikipedia)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

外人は来ない保安院・東電の会見

2011-04-26 14:08:52 | Web News
http://takedanet.com/2011/04/post_3a50.html

武田邦彦(中部大教授)

外国の記者を相手にした保安院と東電の会見には、最近、記者1人、説明側10人ということが続いたが、4月25日、ついに誰も記者は来なかった。無人の記者席に向かって、「誰もいないのに」説明をするという非人間的なことをする保安院の役人の姿が印象的だった。海外では福島原発の事故についての関心は強い。関心が強いので、保安院や東電の記者会見に出ても、ウソを教えられるので、聞いても意味が無いのだ。

日本人として哀しい。
日本人の記者会見は相変わらず盛況だ。 事実と違うことを聞いても政府の言うことなら「黒も白」なのだろう。

ところで、時々、日本社会には「悪魔の言葉」が出てくるが、「自分だけ生きようとは思わない」という驚くべき言葉がはやっているらしい。そしてマスクをしたりして放射線に対して防御している人に、「あいつは自分だけ生きようとしている」と非難すると言う。今の状態が「放射線が強く、生きるのが難しい」と思うなら、防御したり、避難したりするべきで、自分で危ないと思っているのに、子供を道連れにするというのはどういうことだろうか?

なぜ、放射線が強い地域でも防御しないのか、少し理解できたような気がするが、自爆するなら自分だけがして欲しい。「あいつは自分だけ」というところが、残酷で感心しない言葉である。

(平成23年4月26日 午前11時 執筆)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本は子どもに対して高い放射線値を確定した

2011-04-23 22:29:55 | Web News
http://www.twitlonger.com/show/a1bk9a
独シュピーゲル誌が発表した「日本は子どもに対して高い放射線値を確定した」と題する論説記事。日本国民必読です。高雄綾子先生に翻訳して頂きました。拡散を希望します。

「福島カタストロフ~日本は子どもに対して高い放射線値を確定した」

シュピーゲルオンライン
2011年4月21日

これは東京当局のゆゆしき措置だ:日本の子ども達に今やドイツの原発作業員と同じだけの放射線値が降り注いでいる。シュピーゲルインフォメーションの取材を受け、文科省は最大被ばく量の値を確定した。専門家は困惑している。

東京 -福島カタストロフ現象の取り組みで、日本の文科省は極端な手法に着手した:同省は、子ども達が学校や保育園で浴びることになる放射線量の最大値を毎時3.8マイクロシーベルトに確定したのだ。シュピーゲルインフォメーションによれば、これは一日に8時間外気に当たる場合に1年で約20ミリシーベルトに達する恐れのあるもので、-ドイツの1人の原発作業員の最大値と同じである。

「これは多すぎる」と、グリーンピース関連の独立専門家であるシャウン・ブルニーは言う。「子どもは大人よりも放射線への感受性が高い」とオットー・フーク放射線研究所のエドムント・レルンフェルダーは憤慨する:「より多くの発ガンの可能性を考慮しなければいけないのは確実だ。政府は限界値を法的に逸脱したのだろうが、道徳的には許されない。」

ミュンヘンのヘルムホルツ放射線防護研究所所長のペーター・ヤコブは、放射能事故における国際放射線防護委員会によれば、年間20ミリシーベルト以下の測定値が推奨されるにもかかわらず、日本政府の措置としては本当に初めて深刻な問題になるとしている。:「子どもは高い放射線への感受性を持っているので、20ミリシーベルトという値はなんとしても避けなければならない。」

多くの日本の両親達が、被災地での4月6日の学校再開に反対した。グリーンピースは、地域の市民団体や環境団体による、限界値(基準値?Grenzwerte)に反対する戦いを支援する意向を示している。

日本はその間、損傷した福島原発周辺を立ち入り禁止区域と設定した。菅直人首相は木曜日に福島県を訪問誌、国の許可がなければ入れないという、原発から半径20kmの立ち入り禁止区域について説明した。そこは以前確かに避難区域に設定されたが、立ち入り禁止ではなかった。立ち入り禁止区域の法律はこの木曜日の深夜現地時間)に発効されたのだ。

3月11日の地震と津波を生き延びた約8万人の住民がこれに当てはまる。放射能の危険性にもかかわらず、家財道具を持ち出すため独断で居住地域に戻る避難者はますます増えていた。今は印刷された許可証を提示する場合のみ可能となっている。1世帯に1人だけ、この地域への2時間の立ち入りが認められている。その際、防護服と線量計を身につけなければならないと枝野ゆきお官房長官は説明している。彼らはまとまってバスで立ち入り禁止区域に連れて行かれる。しかしこれは損傷した原発施設から3km以内に家のある人には適用されない。彼らはこの区域に絶対入ってはならないのだ。

日本政府はさらに、核廃墟の周囲20km周辺の避難区域を、放射性粒子が長期的に蓄積する懸念から、一部の市町村に対して拡大した。当該地域の住民は約1ヶ月住居を離れなければならない。

福島原発を破壊した未曾有の地震と津波から1ヶ月以上が経つが、25年前のチェルノブイリ大爆発以来の深刻な原発被害は未だに制御下に置かれていない。東電は週末、6ヶ月から9ヶ月の間に損傷した原子炉を安定させることができるよう期待すると述べた。この工程はしかし、「全てが順調に進んで」初めて達成されるだろうと、枝野は述べている。

政府はさらに、損傷した福島第一原発から約10キロに隣接する福島第二原発の周囲の避難区域を縮小すると発表した。「もっとも深刻な事故」の可能性が薄まったという。この区域はこれで原発周囲10kmから8kmに縮まった。そこの全ての原子炉は長期的な停止を安全に行えると見なされている。

cib(?)/dpa(ドイツプレス協会)/ロイター
原文:Fukushima-Katastrophe / Japan legt hohe Strahlengrenzwerte für Kinder fest http://t.co/xj8cWfw
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

差動増幅回路の妙② 入出力とゲイン

2011-04-21 17:15:33 | 電子回路
差動増幅回路の妙① エミッタ接地増幅回路

図中の珍妙な回路は「差動増幅回路」といい、これが本稿の主題です。この差動増幅回路もエミッタ接地増幅回路の変形であり、誰が考えたのか、実におもしろい動作をします。回路の形も左右対称で分かりやすいので、ぜひこの形を覚えてください。電子回路は動作の中身を理解することと同じくらい、回路の形を覚えることが重要です。

この回路はエミッタ抵抗Reを共有する、2つのエミッタ接地増幅回路(電流帰還増幅回路)と見ることができますね。つまり図から明らかなように、この回路は入力と出力が2つずつあるということです。

さて、この回路はいったいどんな動作をするのでしょう。順を追ってみていきます。図に示されている条件において、まずエミッタ抵抗1kΩに1mAが流れていることが分かります。OKですか?ということは、トランジスタQ1のコレクタ電流Ic1と、トランジスタQ2のコレクタ電流Ic2は、共に0.5mAが流れています。(ベース電流は無視量として)。OKですね?ということは、OUT1(Q1のコレクタ電圧Vc1)とOUT2(Q2のコレクタ電圧Vc2)は同じ電圧値になっています。これが直流的(静的)に見た各値、すなわち各部の動作点です。

この状態で、IN1の電圧を⊿V上げたとします。するとQ1のVbeがわずかに増えてIc1が増加します。この時Ic1の増加分がRe(1kΩ)に流れてエミッタ電圧Veが増加するように思えますが、実はそうはなりません。Q1のVbeがわずかに増えればQ2のVbeはわずかに減少しますね。ということはQ2のIc2も減少します。つまりIc1が増えればIc2が減り、Ic1が減ればIc2が増えるという動作をするわけです。そして、Ic1+Ic2は常に(ほぼ)1mAを保ちます。よってRe(1kΩ)には一定値の1mAが流れ続け、結果としてエミッタ電圧Veは、ほぼ一定の電圧値を保つことになります。

さてエミッタ電圧Veが一定ということは、Q1、Q2の増幅動作は、最初に見た「エミッタ接地増幅回路」と同じ、ということになります。(エミッタ接地増幅回路のエミッタはグランドに直結ですから、Ve=0Vと一定です)。こうなると差動増幅回路のゲインは、電流帰還増幅回路でやったように、Rc/Reという具合に簡単に求めることはできません。再び最初に戻り、指数関数のグラフをにらみながら、Vbe-Ib特性を考えることになります。しかしまあ、それも面倒なのでやめにして、エミッタ接地増幅回路のゲインを思い出してください。「エミッタ接地増幅回路のゲインは非常に大きい」でしたね。差動増幅回路のゲインもこれと同じで、“非常に大きい”のです。×100くらいでしょうか、×1000くらいでしょうか、まあその程度に捉えておけばいいでしょう。”そんないい加減な”と思われるでしょうが安心してください。話しの最後に辻褄が合ってスッキリします。


次に入出力の関係を見てみます。信号電圧はIN1にもIN2にも入力できます。このとき出力電圧はOUT1からもOUT2からも取り出せます。OKですか?そしてIN1に入力した場合OUT1は逆相、OUT2は同相出力となり、IN2に入力した場合はOUT1が同相、OUT2が逆相出力となります。OKですね?では、IN1とIN2、両方に入力するとどうなるでしょう?

はい。ここで一旦、コーヒーブレイクにしましょう。(^^)

関連記事:差動増幅回路の妙③ 2段目とエミッタフォロワ 2011-04-27
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

原発推進学者が次々懺悔 「国民に深く陳謝する」

2011-04-17 23:13:04 | Web News
原発推進学者が次々懺悔 「国民に深く陳謝する」

Jcastニュース
2011/4/16 13:17

東京電力の福島第1原子力発電所の深刻な事故を受け、政府の原子力安全委員会の歴代委員長を含む原発推進派学者の重鎮たちが原発の「安全神話」崩壊に懺悔を繰り返している。特に元原子力安全委員長の松浦祥次郎氏や前原子力委員会委員長代理の田中俊一氏ら原発推進の学者16人がこのほど、異例の緊急提言を行った。

「原子力の平和利用を先頭だって進めてきた者として、今回の事故を極めて遺憾に思うと同時に国民に深く陳謝する」との謝罪を前面に掲げた提言の内容は政府や東電の発表よりも今回の事故を深刻に受け止めており、緊迫感が伝わってくる。

■大量の放射能を閉じ込めるのは極めて困難、と認める

「私たちは事故の推移を固唾を飲んで見守ってきた。しかし、事態は次々と悪化し、事故を終息させる見通しが得られていない」「膨大な放射性物質は圧力容器や格納容器内に拡散・分布し、その一部は環境に放出され、現在も放出され続けている」「特に懸念されることは溶融炉心が圧力容器を溶かし、格納容器に移り、大量の水素ガスの火災・爆発による格納容器の破壊などによる広範で深刻な放射能汚染の可能性を排除できないことである」

提言は、水素爆発などで格納容器が破壊され、放射性物質が長期にわたり国土を汚染する可能性を指摘している。日本を代表する学者たちが、チェルノブイリ原発事故級の最悪の事態を想定していることがわかる。

16人は東京大学名誉教授、京都大学名誉教授、東京工業大学名誉教授など錚々たるメンバーで、原子力安全委員会や原子力委員会の歴代委員長や委員を務めるなどした日本を代表する原子力の専門家たちだけに、発言には重みがある。

特に気になるのは、「当面なすべきことは原子炉及び使用済み核燃料プール内の燃料の冷却を安定させ、大量の放射能を閉じ込めること。これを達成することは極めて困難であるが、これを達成できなければ事故の終息は覚束ない」と述べた点で、有効な解決策を見いだすのが難しいことを自ら認めているとも受け取れる発言だ。

2011年4月1日、会見した田中俊一氏は「原子力の平和利用を進めて、まさかこういう事態、これほど国民に迷惑をかけるような事態は予測していなかった。結果的にこういうことになっていることについて、原子力を進めてきた人間として、国民に謝らなくてはならないという気持ちは、みんな持っていると思う」と心境を明かした。

田中氏は提言をまとめた理由について「(我々は)余計なことを言わなくてもいい年齢だけれども、黙っていられないと。とにかく早くこの状況を抜け出して頂きたいという思いでまとめた」と述べた。学会で地位も名誉もある学者たちが、自分たちのこれまでの仕事を全否定するような今回の提言や会見が、事故の深刻さを物語っている。

■原子力安全委員会では、歴代OB、現役首脳も自己批判

提言は、最後に事態打開策について「当面の難局を乗り切るためには、関係省庁に加え、産業界、大学等を結集し、我が国がもつ専門的英知と経験を組織的、機動的に活用しつつ、総合的かつ戦略的な取り組みが必須である」と指摘する。

提言に加わっていない原子力安全委員会前委員長の鈴木篤之氏(日本原子力研究開発機構理事長)も4月6日、衆議院経済産業委員会に招致され、「国民にたいへん申し訳ない。私にとって痛恨の極みだ。この事故を反省し、よく考えていかないといけない」などと反省の弁を述べている。

原子力安全委員会では、歴代OBに限らず、現役首脳も自己批判に追い込まれている。斑目春樹委員長は、やはり6日の衆議院経済産業委員会で、「今回の事故を深く反省し、二度とこのようなことが起こらないよう指導していきたい」などと弁明に懸命だった。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福島県内学校の75%が放射能「管理区域」レベルの汚染

2011-04-14 21:30:10 | Web News
確実に広がる放射能、福島県内学校の75%が放射能「管理区域」レベルの汚染

東洋経済
2011/04/14

東京電力福島第1原子力発電所の事故から1カ月。その間放出される放射性物質は、福島県を中心に確実に広まっているようだ。同原発から約40キロメートル離れた、福島県飯舘村で、そのデータが示された。

3月28、29日に京都大学原子炉実験所の今中哲司氏を中心とする飯舘村周辺放射能汚染調査チームが行った空間・土壌での調査結果によると、3月15日からの積算での被曝量は、同村内で最高95ミリシーベルト(曲田地区)に達した。また、同村役場で30ミリシーベルトと予測されるとの結論が出た(→参考:原発30キロ圏外の福島県飯舘村でも、局所的に避難レベルの高濃度放射能、京大研究者ら調査)。

原子力安全委員会が『原子力施設等の防災対策について』で定める「屋内退避及び避難等に関する指標」では、10~50ミリシーベルトで「自宅等の屋内へ退避すること」、50ミリシーベルト以上の時は「コンクリート建屋の屋内に退避するか、または避難すること」とされている。これに照らし合わせると、飯舘村の放射能汚染状況がすでに深刻なものになっていることが示されている。

また、1986年のチェルノブイリ原子力発電所の事故では、高汚染地域の住民が平均50ミリシーベルト、汚染地域の住民が平均10ミリシーベルトを被曝したとされている。

同チームは28日に飯舘村に入り、翌29日に本格的な計測を実施。同村内の130点での放射線量を測定した。空間線量では、村役場周辺など同村北西部の放射線レベルは毎時5~7マイクロシーベルト、そこから北方の伊達市方向へ向かう峠を越える地点では同2~3マイクロシーベルトに減少したという。ところが、同村南部では毎時10マイクロシーベルトを超える放射線レベルが認められた。

一方、土壌の汚染密度を分析した結果、最も高い曲田地区では、放射能のヨウ素131(半減期8日)が1平方メートル当たり約3260キロベクレルを記録。同じ放射能のセシウム137(同30年)は同約2200キロベクレルを記録している。役場では、ヨウ素131は約1170キロベクレル、セシウム137は約680キロベクレルとなっている。今中氏は、1986年に発生したチェルノブイリ原発事故当時、原発から半径30キロメートル以内の住民が強制避難となった際の基準が、1平方メートル当たり1480キロベクレルだった、と指摘。「とにかく重大な汚染状況になっていることは確か」と言う。

一方、福島県は4月5~7日にかけて、全県の小中学校などを対象に放射線モニタリングを実施した。その結果(→こちら)、調査対象の小中学校などの75.9%が、法令で定めるところの「放射線管理区域」基準を超えていることが観測されている。また、全体の20.4%が、管理区域よりもさらに厳しい管理が求められる「個別被曝管理」が必要となりうる放射線が観測された。

「管理区域」とは、人が放射線の不必要な被曝を防ぐため、放射線量が一定以上ある場所を明確に区域し、人の不必要な立ち入りを防止するために設けられる区域。また、「個別被曝管理」とは、放射線業務従事者が被曝量の許容値を超えないようにするため、区域内で受ける外部被曝線量や内部被曝線量を、一人一人個別に計り管理することを意味する。管理区域の場合、実効線量が3カ月で1.3ミリシーベルト。空間線量率で1時間当たり0.6~2.2マイクロシーベルトを3カ月そのまま浴び続ける計算となる。また、それ以上だと個別被曝管理の対象となる。

福島県内では特に福島市などの県北地域、また南相馬市などの相双地域では、96~99%の学校で「管理区域」基準を超えている。さらに県北地域の56.5%で「個別被曝管理」が必要な水準の放射線量が測定されている。

福島県内の小中学校では、4月5、6日からすでに学校は始まっている。そのため、福島老朽原発を考える会の阪上武代表は「放射線に対する子どもへの影響は大人よりも大きいため、新学期の延期を要請していく。また、学校単位の学童疎開も各自治体が検討すること、これにかかわる費用を国が支援することを求めていく」と言う。

学校では、校庭などに放射能がある場合、風によって舞い上がるのはもちろん、背が低い子どもたちが大人よりも放射能の影響を地面から受けやすい。子どもの健康を考える場合、いち早い対策が求められる。
(福田 恵介 =東洋経済オンライン)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

差動増幅回路の妙① エミッタ接地増幅回路

2011-04-13 19:29:29 | 電子回路
トランジスタといえば、まず「増幅」を思い浮かべると思います。確かにトランジスタは電流増幅も電圧増幅もやってくれます。しかし基本は電流増幅であり、Ic(コレクタ電流)=hFE×Ib(ベース電流)の関係が成り立つので、Ibを調整することによってIcを制御することができます。hFE(直流電流増幅率)はおおむね100程度と考えてください。

この関係式に沿い、Ib=1mAとするとIc=100mAであり、Ib=3mAとするとIc=300mAとなります。当然ですね。入力電流IbをhFE倍したものが出力電流Icとなる、つまりこれがトランジスタによる電流増幅の意味です。ここで1点、非常に重要な、トランジスタであるが故の性質があります。それはIcが「定電流」だということです。

Icが定電流であればこそ、負荷抵抗Rをコレクタに挿入し、Rによる電圧降下を出力電圧として取出すことができるのです。これを具体的に示しているのが図の「エミッタ接地増幅回路」です。この回路がトランジスタによる増幅回路の原型です。

これはINからIbを流し、hFE倍されたIcが負荷抵抗Rcを流れ、その電圧降下をOUT(Vc)としてコレクタから出力する回路です。

ではこのエミッタ接地増幅回路のゲイン(増幅倍率)はどれくらいでしょう。ゲインは「出力/入力」ですが、出力電圧Vcと入力電流Ibの割算は意味がありません。ゲインは「出力電流/入力電流」あるいは「出力電圧/入力電圧」でなければなりません。この入力電圧に相当するのがVbe(ベース・エミッタ間電圧)です。

そもそもIbも電圧源があるから流れるわけで、電流が単独で流れることはありません。よって、エミッタ接地増幅回路のゲインは「Vc/Vbe」となります。

さてこの先の話は少し難しくなります。また残念なことに、このエミッタ接地増幅回路はこのままでは実用として使い物にならないことが分かります。

NPNトランジスタのB-Eは、PN接合のダイオードと同じですね。左のグラフはダイオードのVf-If特性を、指数関数によってシミュレートしたものです。これをトランジスタのVbe-Ib特性に当てはめてみます。まずVbe=0.7VとするとIb=30mAですね。このVbe=0.7Vを基準(動作点)として0.05V増加させるとIb=70mA辺りになることが分かります。Vbeを0.1V増加させると、スケールオーバーしてもう読めません。

つまりVbeの動作点からの電圧変化に対して、Ibの変化は極めて大きいのです。Icに至ってはIbがhFE倍されるので、Vbeのわずかな変化によりとてつもなく大きな変化になります。これはエミッタ接地増幅回路のゲイン、すなわちVc/Vbeが非常に大きいことを意味し、そのこと自体は悪くないのですが、動作点としたVbe=0.7Vが微動だにせず安定しているということは実際にはあり得ません。ミクロ的に見るといろんな要因がノイズになりVbeの動作点は微妙に変化し続けています。これではIc、あるいはVcの動作点は大きく変動してしまい(信号を入力していないのに、出力が勝手に変化する)、安定した増幅回路にはなりません。

もう1点、致命的な問題があります。実際のトランジスタはコレクタからベースにわずかな漏れ電流があるのです。この漏れ電流がIbを増加させ、それによりIcが増加し、その分さらに漏れ電流が増加し、またさらにIcが増加するという繰返し現象が発生し、最後にはトランジスタが過熱して破壊します。これをトランジスタの「熱暴走」といいます。

というわけで、図のエミッタ接地増幅回路は実用になりません。そこで、上述した様々な問題を修正して考案されたのが、右の「電流帰還(エミッタ接地)増幅回路」です。最大の改良点は1つ。“エミッタ抵抗Reを入れた”ことです。

さて、このReはどのような働きをするでしょう。動作点Vbe=0.7Vの変動を考えてみます。Vbeがわずかに増加したとすると、Ibが増加しIcはそのhFE倍増加します。ここまでは同じです。しかしIe=Ib+Icですから、IbとIcの増加分は共にReに流れます。そうするとReの端子電圧がその分増加し、結果としてエミッタ電圧Veが増加します。すると、Vbe=Vb-VeですからVbeが小さくなりますね。つまり、Vbeが無駄に大きくなろうとしても、ReによってVbeの増加を抑え込み元に戻してしまうのです。Vbeが無駄に小さくなろうとしても同じことです。これにより、Ib、Ic、Vc、すべての動作点が非常に安定します。“あっぱれ!Re”ってところですね。

少し脱線しますが、トランジスタは用途が大きく2つあります。①スイッチとして使う、もしくは、②増幅器として使う、このどちらかです。基板の現物や回路図からトランジスタがどちらの用途に使われているかを見分ける方法は、Reがあるかどうかです。Reのない増幅回路はあり得ないと思っていてもいいでしょう。スイッチとして使われている場合はエミッタがグランド(GND)に直結されています。

さて、Reを取り付けたことによる、大きなメリットはまだあります。ReがなければVbe-Ib特性は上述のように指数関数になりますから、特性が非常にクリティカルになりVbeの値からIbの値を知ることは、測定する以外にまず不可能です。しかしVbeはIbの値に関わらず、ほぼ0.7V近辺にいるわけですから、Vbe=0.7Vと割り切れば、Reがある場合Ve=Vb-0.7Vとなって、Ie=Ve / Reとまずエミッタ電流が簡単に求まります。それから入力電圧:⊿Vb=⊿VeでありIc≒Ieですから、ReとRcの電圧降下の比はRc/Reとなります。よって、結局この増幅回路のゲイン(⊿Vc/⊿Vb)は、ほぼRc/Reで決まるのです。これは嬉しいですね!最後にIbはIc / hFEで求まり、Ic=1mA、hFE=100とするとIb=0.01mAとなります。非常に小さな電流値ですから、Ib=0として扱っても大きな問題はないでしょう。

というように、Reを入れることにより、増幅回路に必要な各要素の計算が簡単にできてしまいます。いかがですか? もういちど、“あっぱれ!Re”。

さて、下のもうひとつの珍妙な図は「差動増幅回路」といい、これもエミッタ接地増幅回路の変形です。非常におもしろい動作をするのですが、これのお話はまた次回ということにしましょう。

関連記事:
差動増幅回路の妙② 入出力とゲイン 2011-04-21
オペアンプを作ろう① 定電圧回路 2010-05-18
定電圧電源を作ろう①ツェナ 2009-12-14
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

原発 緊急情報(49) 新学期 人間ができる限度

2011-04-07 01:32:22 | Web News
http://takedanet.com/2011/04/49_1754.html

武田邦彦
平成23年4月6日

全国各地で新学期が始まろうとしています。そして放射線の強いところも新学期に入る学校がほとんどのようです。それは、教育委員会が国の判断をそのまま取り入れて「安全だ」としているからです。

でもこの問題は「安全かどうか」ではないのです。これについてのわたくしの見解をぜひ述べたいと思っています。

日本の法律では、1時間に0.6マイクロシーベルト(外部被曝と内部被曝の合計)を越えたら、そこを「管理区域」に設定して、掲示をし、一般の場所と違う取り扱いをします。つまり、幼稚園、小学校、中学校で1時間の放射線が0.6マイクロシーベルトを超えている場合は、次の標識を学校の門に張ってください。

驚くべきことに学校が管理区域に入っているところが多いのです。この場合、「安全かどうか」ということは議論するべきではないのです。法律的にある放射線を越えたら、管理区域にする必要があり、「学校に立ち入るには、本人の同意はもちろん必要ですし、みだりに人を立ち入らせてはいけない」のです。

学者の中には、放射線は害にならないとか、放射線を浴びた方がむしろ健康になるとか、プルトニウムを食べても食塩より完全だという先生がおられるのは事実ですが、それは学説です.学問の自由ですから、何を言ってもかまいません。しかし、次のことはハッキリしています。

1) 安全かどうかは別にして、1時間に外部被曝と内部被曝の合計が0.6マイクロシーベルトを越えたら、標識をつける。

2)学校にみだりに児童、生徒を立ち入らせてはいけない(もちろん、幼稚園、保育園、高等学校、大学も)。

3)教育委員会は政府と独立であり、それでこそ児童生徒を守ることができる。

もう一つの問題を指摘します。人間は「自分で選択できるもの」はある程度危険なことも許されます。しかし「強制的に全員が行うもの」については、一人残らず、全員が危険を冒すことについて同意する必要があります。

学校では、児童、生徒は先生の命令のままに行動しなければなりません。従って、教育委員会も先生も、管理区域に入るところでは、児童、生徒を強制的に校舎に入れることはできないのです。権限はないのです。

保護者の方も、ご自分でご判断できることではありません。お子さんの健康はお子さんのものであり、お子さんを勝手に管理区域に入れることは保護者でもできないと私は思います。

一体、誰のための教育なのでしょうか。教育は児童、生徒のためであって、教育委員会のためではありません。人間には、命令できることの限度があります。児童、生徒は「物」でしょうか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする