昨年10月から毎週放映されていたＮＨＫの将棋講座「井上慶太の居飛車はおもしろい」が昨日で終った。
お相手は、歌手のつるの剛さんと女優の岩崎ひろみさん。
慶太さんが「楽しくやらせて頂きました」というと、
岩崎さんは「（番組も楽しかったが）井上先生が楽しかったです」と、ポロリと実感がこぼれて面白かった。
いや～っホントに面白かった。
井上さん、一気に人気爆発です。
元々人気のあったプロ棋士ですが、もう押しも押されもせぬ全国区の人気棋士になりました。
柔らかな関西弁がなんともいえぬ人柄の良さを発揮。
大阪弁は吉本喜劇に代表されるように全国的には低俗に思われる面もあるが、彼の大阪弁は全く乱暴ではなく、優しさに溢れている。たまに「俺は…」などと地の言葉が出るが、それもまたほほえましくて。
さて、最終回の昨日、講座は別として、三人のお弟子さんによる座談会の後半が放映された。
これがまた、なんともいえぬほのぼのとしたもので、井上一門の仲の良さ、温かさを表していた。井上さんもニンマリである。
今、井上門はプロ棋士三人と、奨励会員と合わせて13人の大家族。
その雰囲気の良さに、お相手の岩崎ひろみさんが思わず「弟子になりたい」と。
すると慶太さん「どうぞ入って下さい」
ひろみさん「えっ、いいんですか？入りたい。入ります。」
慶太さん「特別に」と。
番組が終わって、わたし、思わず慶太さんにメールしました。
律儀な慶太さんはすぐに「最後まで見て頂いてありがとうございます」と返信を下さった。この誠実さも人気の所以であろう。
慶太さん、お弟子さんばかりでなく、ご自分ももうひと花咲かせて下さい。期待してます。
