短歌誌「六甲」4月号を読んでいて、「あっ」と思った。
こんな記事があった。余った隙間を埋めるように。
山本武雄さんの歌集『朴の花』より5首が紹介されているのだが、
《題字 富田砕花・装画 山下栄市・素描 竹中郁》とある。
富田砕花、竹中郁は有名だが、山下栄市はなじみがない。
しかしわたしが「あっ」と思ったのはこの山下栄市さん。
思い出したのだ。
38年もの昔、宮崎修二朗先生が昭和60年(1985年)の『宮っ子』全市版にわたしを大きくと取り上げてくださった。
「文学の小道」のページ。右ページ 左ページ
その時の挿絵が山下栄市さんだった。
わたしの作品「川」をイメージして描いてくださっている。
懐かしくて、「山下栄市」をグーグル検索してみたが出てこない。
どんな画家さんだったのだろう。宮崎先生にはもう聞くことができない。