喫茶 輪

コーヒーカップの耳

井上収次さんとお別れ

2016-06-09 12:28:44 | 日記
昨夜はお通夜でした。
そして今日は葬儀告別式に家内と参列してきました。
一緒に「宮っ子」編集長の葛馬由紀子さんと、初期からの編集員の堀徹さんも車に乗せて、満地谷の斎場へ。

5年前の井上さん。

長いお付き合いでした。
今日参列した人(親族以外)の中では、わたしが最も古いお付き合いでしょうね。
だって、収次さんのお父さん、お母さんも知ってますから。
わたしが十代のころから井上邸には出入りさせて頂いてました。
そして、うちが喫茶店をオープンしたころに仕事を辞められて、うちの店に毎日顔を見せて下さっていたのでした。
そのころ、うちの店には多士済々の人が集って、色んな話題で盛り上がっていたのでした。
「イマムラ学校」とも呼ばれて、勉強の場でもありました
教えられたり教えたりの中心に、いつも井上さんはおられました。
そして井上さんは、帰りによく自転車の鍵を忘れる人でした。
外へ出て自転車に乗ろうとして、「また忘れた」と言って戻って来ておられました。
カウンターの上に置いたままなのです。あるいはポケットの中の方に入っていて気付かなかったり。
そんなところから、ほかのお客さんが忘れ物したら「井上さんしてもた」ということになってました。
思い出は色々あります。
地域活動の端緒になったのもうちの店からでした。
ここで出会う人に、昨年亡くなられた足立成子さんがありました。
その人に誘われて「宮っ子」に入られたのでした。
公民館の場所も知らなかった人が、晩年を地域活動にエネルギーを費やされたのでした。
多分、それで井上さんは幸せだったと思います。

最後のお別れに、「井上さん、ありがとうございました。いいとこへ行きよ」と挨拶をしてきました。
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