喫茶 輪

コーヒーカップの耳

久しぶりのウォーキング

2024-05-11 21:48:00 | 健康・病気
ここ一、二ヶ月忙しかったので、ウォーキングが出来てなかった。
今日、久しぶりに以前のコースを歩いた。
8時過ぎに家を出たのだが、星乃珈琲店はまだ営業していた。



西宮大橋のたもとまで行って、左折し、帰ってきた。



3800歩だった。
汗かいた。
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『どぎまぎ』

2024-05-11 10:46:16 | 文芸
先日、柳人の中野文擴さんを通して小林康浩さんから戴いた川柳句集『どぎまぎ』(2020年発行)。です。



巻末のプロフィールを見ると、1957年のお生まれ。
そして33歳の時に時実新子さんを知り川柳を始めると。
その後、2003年に 週刊朝日「川柳新子座」大賞など数々の受賞歴をお持ちだ。
新子さんに認められた実力者なのですね。
2006年に初句集『道化師』を出し、この『どぎまぎ』は第二句集とのこと。

大きさがいいですねえ。ソフトカバーの新書版。
ページ数も100ページに満たないのでポケットにも入る。
そこがねらいだったとあとがきにある。

265句が載っている。
この背後に「数多の没句が鬱然と樹海を形成している」とのこと。
ということで、数多の自句の中から厳選されたもの。

でもね、全て紹介するというわけにもいきませんので、わたしの独断でいくつか。
章分けがしてあって、「つべこべ」、「じたばた」、「どぎまぎ」、これだけで川柳ですね。


   押したドア軽過ぎて乱入となる
   
   誠実で百万人に嫌われる  

  落ちぶれた鬼なら追ってみたくなる

   セレモニーの鳩そそくさと帰りゆく

   村人が息を殺している帰郷

   野辺を行く花嫁の手に脈がない

   帰り道さてこんな道だったっけ

   たくさんの駅を飛ばして幸せか

  照れるなあ低額所得者だなんて

   花子ちゃんは花が嫌いでイジワルで

   一度だけ母を叱った日の小雨

   鳴るものはみな風鈴になりたがる

   釣り上げた魚が海を振り返る

   見ましたねポストの前の合掌を

   臆病って病気なのかと問う烏

   ともだちの生る木があったその昔

   華やいだ街へと帰る見舞客

   犬もまた遠い目をする川の風

   コンパスで描かれて月は怒り出す

  誰が知るみどりのおばさんの孤独

   忘れたいところに貼っている付箋

   訃報欄が好きだとどなたにも言えず

   極楽の絵もじゅうぶんに恐ろしい

  やわらかいナイフのような「お大事に」

   罵られた言葉を辞書で確かめる

   気付かない 切り離された一輌に

   深々とお辞儀をすれば草千里

   された事していただいた事も夢

  エンドロール 鐘が響いているばかり

いろんな角度からの視線が感じられて、多様な趣の句が楽しめます。
人生経験が豊富なんですね。人間を見る眼が深く鋭いです。
そうでないとこれだけの作品を創ることはできないでしょう。
そこを新子さんはしっかりと見ておられたということ。

小林さん、ありがとうございました。




   

   



   
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「リブィエール」194号

2024-05-11 10:33:06 | 
わたしが忙しくしている間に届いていた同人誌『リブィエール』194号です。



永井ますみさんからお贈り頂いていました。
同人の方々はご高齢の人が多いようです。
それに関する作品が多いです。

永井さんの作品を紹介しましょう。
「種なし西瓜の種」です。

題を見ると、なんか皮肉っぽいのかな?と思いましたが、そうではなく、昔の故郷の思い出です。
方言も交えて貴重な詩となっています。

永井さん、お礼が遅くなりました。
ありがとうございました。
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