午後、一つの棚を家内と二人で片付けていて面白いものを見つけた。
長男の中学生の時のレポートである。もう30年近く昔のものだ。
どうやら学校に提出する前に、わたしがコピーしておいたらしい。
わたしなりに大事だと思ったのですね。
≪自由研究―兵庫県出石郡出石町奥小野(神谷家―母の実家)の方言調べ≫
49th中1D6番 今〇日〇
① まず採ってきた方言をならべてみます。
とあって、左欄にズラリと何十種類もの方言が並んでいる。
「よお来んさった」
「ええうれいだったなああ」
「あきゃへんがな」
などなど。
そして右欄にその解説が書いてある。
「よお来んさった」の解説は「ようこそいらっしゃいませ」
「ええうれいだったなあ」は「日照りが続いた後、雨が降ったときに言うことば」
など。
いや面白い。
② では、 「これらをもとに出石町の方言の特徴をあげてみます。」
とあり、適切な説明がしてある。
そして③では、それらの中から特に変わった方言を抽出してある。
④では理解できなかった方言の推測。前後の言葉から推理して。
そして最後のまとめに、
②で述べたように、相手の心をおしはかってしゃべることが多いと思った。どの言葉にもやわらかさがある。ぼくもこの言葉がわからないことはない(特殊なものを除く)が、しゃべれないので、ペラペラしゃべれるようになって、いなかの人をおどろかしたいものだと思った。
いかにもわたしの息子ですねえ。
しかし、年末の片づけは時間がかかる。
写真一枚にも色んな思い出があって大変だ。
但馬弁にもその地方独特のものがありますよって・・
よぅ置いとりんさったなぁ・・
これからも大事にしもぅといておくれぇよ・・