市民文化祭の一環として、公民館で将棋大会を開催しました。
大人の部、子どもの部が同じ部屋です。
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わたし、子どもの部の世話で、大人の部には参加できません。
こんなにたくさん来るとは思わなかったです。
日曜日は、サッカーや野球などの試合があるので、子どもの参加は反って少ないのです。
だから、今日はびっくりしました。
野球部の試合がなかったのです。
子ども、22人参加。うち一人が見学と。
ところが試合が始まると、この見学の子が横から口出し。
それで、もめました。わたし、厳しく注意しました。
彼は、最初は参加する積りでやって来たのでしょう。だけど、来てみて、みな強そうに見えて
気押されたのでしょう。少し弱気になって「見学します」と言ったのでしょう。ところが試合が始
まって、横から見ていて、自分の方が強く思えたのでしょう。それでつい横から口出し。
「将棋で最もいけないことは、人が対局している将棋に横から口出しすること!そんなことを
するのなら、ここに居る資格はありません。帰りなさい」
しばらくして、様子を見ると、部屋の隅に行って、うずくまるようにしょげている。
わたし、放っておけません。「お前、将棋、好きなんやろ。好きやから口を出したんやろ。試合
に出たら良かったんやんか。毎週、木曜日に例会があるから、おいでよ。ええか?」と言いな
がら、頭抱いてやりました。彼、泣きじゃくりながら、うんうんと言いました。
しばらくすると、また皆と打ち解けて楽しそうにしてました。良かった。
終わって訓話をしました。
「皆、よく頑張りました。胸ドキドキしましたか?。それが将来のためになるのですよ。これから
入試とか、色々と胸ドキドキすることがあります。その時にきっと力になります。これからも、
胸ドキドキすることいっぱい経験して下さい。反則負けして悔しい思いをした子も、それはそれ
でいい経験をしました。 負けてもいいのです。きっと役に立ちます」などなど。
そして、表彰式。
上位者に賞品贈呈。
そして、「もう一人に、賞品を差し上げます」と言って、6選全敗の子の名前を呼びました。
みんな驚いてましたが、「負けてもよく頑張りました。こんなに負けたら、嫌になって途中で帰
りたくなるものです。だけど最後までよく頑張りました。うれしかったので、敢闘賞を差し
上げます」と話し、プロ棋士の色紙を上げました。それに対し、誰も文句を言う子はいません
でした。
子どもを帰らせて、大人の部の世話をしました。
時間がかかっている対局の秒読みをしました。
これ結構難しいのです。
30秒で指してもらいます。
「10秒。…、20秒。…。1,2,3,4,5,6,7,8,9、…」
会場の時間制限に間に合って良かった。
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明日25日(月)の「輪」のおすすめ定食は
「手づくりコロッケ」の予定です。
よろしくお願いいたします。
>>頭抱いてやりました。彼、泣きじゃくりながら、うんうんと言いました。
この結末はakaruさんならではの優しさ、厳しさですね。
ほっと胸をなでおろしました。
この子は将棋以外の、とても良いことを教わったのですもの。
>>最後までよく頑張りました。うれしかったので、敢闘賞を差し
上げます」と話し、プロ棋士の色紙を上げました。
諦めない、やる気にさせる、全敗の子に対する意表をつく対処お見事です。
>>対局の秒読みをしました。色々な方法があるのですね。これも規則?ですか
お疲れ様でした
子どもとのふれあいでは、こちらが楽しませてもらってます。
気持ちが、若くなります。