眞ちゃんち

クラリネット奏者 橋本眞介Blog

A Due クリーク&カルットゥネン

2010年12月13日 | Weblog
今日丸々オフだったので一日中このCDに取り憑かれていました。
A Due~クラリネットとチェロのための現代二重奏曲集

フィンランドを代表するミュージシャン2人
クラリネットのカリ・クリークとチェロのアンッシ・カルットゥネンによるデュオ。
クラリネットとチェロのデュオのためクリークとカルットゥネンは、
ベリマン、ヘイニネン、マグヌス・リンドベリ、サーリアホ、ハコラなど
20世紀フィンランドの作曲家たちに作品を委嘱。

新しい奏法のアイデアも満載で聴いていていつもドキドキします。
デュオの聴かせる小品はウィットに富み、とってもユニーク!
パーヴォ・ヘイニネンの“Short I”は、独奏クラリネットのための~と、
独奏チェロのための~を一緒に演奏するという、作曲者のオプション指示に従って演奏されています。

 カリ・クリーク(cl、bass.cl)アンッシ・カルットゥネン(vc)
・ユッカ・ティエンスー(1948-):Plus II-プラス II(1992)
・オッリ・コルテカンガス(1955-):Iscrizione-イスクリツィオーネ-登録、記録(1990)
・カイヤ・サーリアホ(1952-):おお、月よ-Oi Kuu(1990)
・マグヌス・リンドベリ(1958-):Steamboat Bill Junior-キートンの蒸気船(1990)
・ウスコ・メリライネン(1930-2004):Unes-ウネス(1990)
・エルッキ・ヨキネン(1941-):Pros-プロス(1990)
・エーリク・ベリマン(1911-2006):Karanssi-カランッシ op.114(1990)
・タパニ・ランシオ(1953-):A Due-ア・ドゥエ(1991)
・パーヴォ・ヘイニネン(1938-):ショート I-Short I op.58 (1990)
・キンモ・ハコラ(1958-):Capriole-カプリオール(1991)

ちなみに最後のキンモ・ハコラのカプリオールは5年位前にチェロのマーティンと日本初演した曲。
楽譜はノルディックサウンド広島からフィンランドのハコラ氏に直接連絡し取り寄せてもらうことになったが
印刷譜がなく作曲家本人が直接楽譜を清書してもらい、日本に送ってもらうことに。
大変苦労した曲ですがこの大曲をまた演奏したくなりました。