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クラシック音楽研究者 蔵 志津久によるCD/DVDの名曲・名盤の紹介および最新コンサート情報/新刊書のブログ

●クラシック音楽●コンサート情報

2023-08-23 09:35:16 | コンサート情報



<コンサート情報>



~「ロン=ティボー国際コンクール」覇者 三浦謙司とヨーロッパで大活躍の指揮者 阿部加奈子指揮新日本フィルの共演~

ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ(管弦楽版)
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調「悲愴」

ピアノ:三浦謙司

指揮:阿部加奈子

管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団 

会場:すみだトリフォニーホール

日時:2023年9月29日(金)午後2時/9月30日(土)午後2時

 ピアノの三浦謙司(1993年生まれ)は、兵庫県神戸市出身。4歳から自主的にピアノを開始し、13歳で奨学金を獲得して単独渡英し、ロンドンのパーセル・スクールに入学。2011年にロンドンの王立音楽アカデミー、ベルリン芸術大学及びアメリカのカーティス音楽院にすべて合格。最終的にベルリン芸術大学に入学。2012年ベルリン芸術大学を中退した後、2014年ハンス・アイスラー音楽大学ベルリンに入学。第4回マンハッタン国際音楽コンクール金賞、2015年 浜松国際ピアノコンクールで奨励賞及びAAF賞、2017年 スタインウェイコンクールベルリン第1位、2018年 Shigeru Kawai国際ピアノコンクール第1位。そして2019年「ロン=ティボー国際コンクール」第1位、同時に3つの特別賞を受賞。現在、ドイツ在住。

 指揮の阿部加奈子(1973年生まれ)は、大阪市出身。東京藝術大学音楽学部作曲科を経て、パリ国立高等音楽院に入学し、7つのクラス(和声・対位法・フーガ・管弦楽法・楽曲分析・器楽伴奏・指揮)を修了。フォンティス総合芸術大学大学院指揮科(オランダ)にて修士号を取得。2005年パリで現代音楽アンサンブル「ミュルチラテラル(Multilatérale)」を創設、音楽監督に就任。2006年には第50回「ヴェネツィア・ビエンナーレ現代芸術祭」に招待され、ミカエル・レヴィナスのオペラを指揮したほか、2022年までに170作を超える新作の初演を行う。2008年~2009年モンペリエ国立歌劇場副指揮者を務めるなど演奏会やオペラ公演を数多く指揮する。これまで、指揮者・ピアニストとして武満徹ピアノ作品集を含む9枚のCDをリリース。またラジオ・フランスなどでのラジオ録音も定期的に行っており、2012年に録音したラジオ・オペラ「幻覚の夜」はイタリア賞を受賞。2013年日仏現代音楽協会代表に就任。2014年よりインドネシア・ユース交響楽団音楽監督ならびに芸術監督を務める。2022年フランス、オーヴェルニュ地方の交響楽団「ドーム交響楽団」音楽監督に就任。2023年は世界五大歌劇場の一つである英国ロイヤルオペラハウス(コヴェントガーデン王立歌劇場)にデビューを果たす。これまで同劇場に登場した日本人指揮者は、1974年の小澤征爾以来、実に50年ぶり2人目の快挙。2024年1月には藤原歌劇団のグノー「ファウスト」公演で日本でのオペラ・デビューを予定している。現在、オランダ在住。
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