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クラシック音楽研究者 蔵 志津久によるCD/DVDの名曲・名盤の紹介および最新コンサート情報/新刊書のブログ

●クラシック音楽●コンサート情報

2024-07-01 09:50:53 | コンサート情報



<コンサート情報>



~ベルリン・フィル定期演奏会ソリスト(2025年3月)HIMARI×梅田俊明指揮神奈川フィルの”幻想と熱狂のクラシック名曲選”~

ムソルグスキー(リムスキー・コルサコフ編):禿山の一夜
チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」
ボロディン:交響詩「中央アジアの草原にて」
グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲

ヴァイオリン:HIMARI

指揮:梅田俊明

管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団

会場:カルッツかわさきホール(神奈川県川崎市川崎区富士見1‐1‐4)

日時:2024年7月13日(土)午後2時

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は、2025年3月20日、21日、22日に行われる定期演奏会のヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番に、ヴァイオリニストのHIMARIをソリストに迎えると発表した。日本の12歳のヴァイオリニストHIMARIが、クラシック音楽の最高峰のオーケストラベルリン・フィルと共演することで、いよいよ世界の檜舞台への登場となる。

 ヴァイオリンのHIMARI(吉村妃鞠<よしむら ひまり>、2011年生まれ)は、東京都出身。父は作曲家・シンセサイザー演奏家の吉村龍太、母はヴァイオリニストの吉田恭子。3歳からヴァイオリンを始め、6歳でプロのオーケストラと共演を果たす。慶應義塾幼稚舎入学。2018年6歳時に「レオニード・コーガン国際ヴァイオリンコンクール」第1位、同年7歳時に「グリュミオー国際ヴァイオリンコンクール」に最年少で出場し第1位、第15回「リピンスキ・ヴィエニヤフスキ国際ヴァイオリンコンクール」で史上最年少・特賞グランプリ。このほか「モントリオール国際MINI Violin」「グリュミオー国際」「ポスタッキーニ国際」「シェルクンチク国際コンクール」など、7歳から欧州等のコンクールに挑戦しつづけ、8歳までに39のコンクールで第1位を獲得し、各賞の史上最年少優勝記録を更新し続けた。2019年ザハール・ブロン門下生となる。2021年「慶応義塾塾長賞」を受賞。2022年カーティス音楽院に最年少で合格し、大学生とともに学ぶ。同年より拠点をアメリカ(フィラデルフィア)に移し、現在、国内外で活動中。
 
 指揮の梅田 俊明(1962年生まれ)は、東京都出身。1984年桐朋学園大学音楽学部卒業。1986年同研究科修了。指揮を小澤征爾、秋山和慶、尾高忠明の各氏に師事。1983、1984年にはジャン・フルネ氏にも学ぶ。1986年よりウィーン国立音楽大学指揮科に留学、オトマール・スイトナー氏に師事。1988年に帰国し、仙台の外山雄三の下で研鑽を積む。日本センチュリー、仙台フィル、神奈川フィルの指揮者を歴任。2000~2006年まで仙台フィル常任指揮者に就任し、同オーケストラの発展に情熱を注いだ。N響、読響、都響、東響、新日フィルを始め国内主要オーケストラと長年にわたり共演を重ねている。的確な棒さばきと音楽に対する誠実な姿勢でオーケストラからの信頼も厚い。また東京藝術大学非常勤講師として後進の指導にもあたっている。

 神奈川フィルハーモニー管弦楽団は、1970年に創設。地域に密着した音楽文化の創造をミッションとして、神奈川県全域をはじめ、全国各地で幅広い活動を続けている。1978年に一般財団法人、2014年には公益財団法人として認定された。横浜・川崎を中心とした定期演奏会や特別演奏会、県内各地を回る巡回公演などの主催公演を開催。音楽教育にも積極的で、小中学校での音楽鑑賞教室を全国各地で開催し、広い世代に音楽の魅力を伝え、また医療機関や特別支援学校への出張演奏も積極的に行っている。2020年には創団50周年を迎え、現在指揮者陣には、音楽監督に沼尻竜典、名誉指揮者に現田茂夫、特別客演指揮者に小泉和裕を擁し、実力、人気ともに益々注目されているオーケストラ。
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