<新刊情報>
書名:メナヘム・プレスラーのピアノ・レッスン~音楽界の至宝が語る、芸術的な演奏へのヒント~
著者:ウィリアム・ブラウン
訳者:瀧川 淳
発行:音楽之友社
クラシック界の至宝、巨匠メナヘム・プレスラーの芸術的ピアノ演奏の神髄を伝える1冊。70年以上のキャリアを誇り、ドイツとフランスから勲章も授与されているプレスラー。彼が1955年に結成したボザール・トリオは世界屈指の室内楽団として長年称賛を集め、世界各地で年間100以上のコンサートをこなし、レコーディングではピアノ室内楽の曲をほぼ網羅するなどしていたが、2008年に解散。以後プレスラーはソリストとしての活動を行う。「Part Ⅰ」では、半生や演奏論、練習方法(自作練習譜付き)など。「Part Ⅱ」は、マスタークラスやレッスンで扱った23曲について、彼が発したコメントやアドヴァイスを小節ごとに細かくまとめ紹介。
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書名:ウィーン・フィル コンサートマスターの楽屋から
語り:ウェルナー・ヒンク
構成・訳者:小宮正安
発行:アルテスパブリッシング
名指揮者バーンスタインが「ヒンケルレ(ヒンクちゃん)」と呼んで愛した、 「ウィーン・フィルの音」を体現する元コンサートマスター、ウェルナー・ヒンクが語り下ろした名門・名手の素顔!クライバー、ベーム、カラヤン、小澤征爾ほか名指揮者たちとのエピソード、室内楽の喜び、コンマス登用試験の秘話、日本ツアーの思い出、演奏仲間や家族への想いー。「コンサートマスターの仕事とはどのようなものか、音楽をするとはどういうことか、そして私を育んでくれたウィーンの音楽文化とは何か」日本オリジナル企画。
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書名:いまに生きるベートーヴェン~生涯・作品と演奏法の変遷~
編者:音楽の友、レコード芸術
発行:音楽之友社(ONTOMO MOOK)
2015年刊行のONTOMO MOOK「ベートーヴェン 不滅の音楽をめぐる演奏家たちの挑戦」以降、ベートーヴェン研究の世界も、またとりわけ演奏分野も活況を呈し続けている。3年後の2020年はいよいよ“生誕250年”の一大メモリアルイヤー。その記念年に向け、ベートーヴェンを大整理&大予習するための最新MOOK。ベートーヴェン・フリークも、これからベートーヴェンにハマろうという方も必携。
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書名:和声法がさくさく理解できる本
著者:土田 京子
発行:ヤマハミュージックエンターテインメント(1冊でわかるポケット教養シリーズ)
「音楽をやるうえで和声は覚えておいたほうがいいけど、複雑で難しくて大変!」そんな声に応えた1冊が登場。著者のユーモラスでわかりやすい語り口調で和声を知ろう。難解とされる和声を、基礎からていねいに解説。譜例と実践練習を間に差し込むことで、理解度アップ。気軽に読める語り口調でするする進められる。