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エルタテハ

2014年10月06日 | Weblog


昨日の、木の葉のような羽根を持った蝶については、最初に facebook に写真を出してみたのですが、エルタテハと教えていただいた方が二人いました。そしてその中の一人が、L という文字が羽根に書いてあるというのです。探したところありました。もう一度写真を・・・、

 

水色の〇で囲ったところに、たしかに L の字がみえます。タテハチョウ科の仲間なのだそうです。そして、L ではなく C という文字の場合はシータテハと言い、文字の無いものが キタテハ と言うのだそうです。とても詳しい方が教えてくれました。

何やら、生命の神秘の入り口の戸の前に立ったような感じがしました。ありがたいです。私の家の庭先に、そのようなチョウがいたのです。嬉しいです。

 
 

さて、台風ですが午後になると大雨がやんで、まだくもゆきが妖しく、一方晴れ間もでてきたのですが、今はもうすっかり晴れてしまいました。もう通り過ぎたのでしょうか。とたんにカラスの声が高らかに・・・。我慢していたのでしょうかね。

 

せっかく丸い大きなボールの様に紅葉してきたのですが、風にかき回されおまけに雨粒がついて重くなって耐えられなくなったのか、ほとんどがこのようになってしまいました。まあ、しかたがないです。大きな被害が無かっただけ良しとするほかありません。

ところで、私が子どもの頃は大人たちは台風のことを 大風 と言っていました。まだ台風という言葉は定着していなかったのでしょうか。大風と言うと、もちろん台風で無い強風のことも言っていましたから、現象によって性質を区別しなければならなかったということでしょうかね。

 
          ノルウェイの森        ではなくてセイダカアワダチソウ

昔は、台風のことを 野分(のわき)と言っていたそうです。芭蕉の句に

    芭蕉野分して盥(たらい)に雨を聞く夜かな

とありますが、芭蕉の葉っぱや、たらいに当たる強い雨の音を聞きながら過ごす台風の夜のことだったのでしょうね。
昨夜はそういうゆとりもなく、ただ過ぎ去ってくれることを思いながら、いつのまにかぐっすりと眠ってしまいました。無粋なものです。