たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はサティ;3つのジムノペディです。
全部で3曲あるジムノペディの中でも、有名なのは第1番で、CMやドラマなんかで耳にした事があるかも知れません。
タイトルの“ジムノペディ”は古代ギリシャの神々(アポロンとか)を裸で踊って賛美する「ジムノペディア」という祭典から由来しているようです。
そんなギリシャの祭典をイメージすると、歌えや踊れやのえらい派手な曲なのかな?と思いきや・・・、実際はとっても静かでゆったりとした曲です。
3曲にはそれぞれサブタイトルがついていますが、いずれも「ゆっくりと~」というようになっているように、どの曲もかなりゆったりとした曲ばかりです。
曲はいずれもピアノのための作品で、ひとつひとつの音をじっくりと聴かせてくれる曲ばかりです。3曲ともとてもよく似た雰囲気の曲ですが、微妙な違いを味わえる曲だと思います。第1番は単独で演奏される事も多いようですが、今回は3曲をまとめて紹介してみます。
第1番:[ゆっくりと悩めるように]
ぼんやりと絵具が水ににじんでいくように広がる音は、とても幻想的です。
ゆっくりとはじまるメロディも、その絵の具に解けていくように、
やわらかく響きます。
温かい日差しのあたる部屋で何をするでもなく、ただぼうっとして
いると、いつの間にか座ったまま眠ってしまったような、
そんなまどろみのメロディが最後まで響きます。
第2番:[ゆっくりと悲しげに]
座ったまま眠っていた事に気付くと、あたりはすっかり薄暗くなって
いるような、少し影のある響きがゆったりと広がります。
薄暗い部屋の中で明かりも付けずに、
何をしようとしていたのか、思い出そうとしても思い出せない…
頭を伏せたままの姿勢で、そのまま身を任せていると、
別に悲しい事があった訳でもないのに、何故か瞳にはうっすらと涙が、
原因も分からないままに、静かに終わっていきます。
第3番:[ゆっくりとおごそかに]
静かに流れる時間を、ゆったりとした響きが静かに広がると、
涙の訳を静かに考える。
うたた寝をしている間に、嫌な夢でも見ていたのかな?
昨日、何か怖い事があったっけ?
頭の中の記憶をを静かにたぐり寄せても、
思いあたる事は何もない。
唯々、ゆっくりと時間だけが、過ぎてゆく。
そのまま再び眠りについてしまうように終わります。
この曲を聴きながらブログを書いていましたが、とても静かな曲なのでピアノの響きの間に部屋の時計の針の音や、外で車が走る音も聴こえてきます。
でも、それが不思議と邪魔にならず、まるでそれがこの曲の一部であるかのように、ピアノの音はゆったりと、それらの音を包むように聴かせてくれる不思議な一曲です。
3曲あわせても、15分足らずの短い曲、のはずなのに、聴き終ると1時間くらい聴いていたのかな?と錯覚してしまう程、ゆっくりとした曲です。
でも、忙しい日常の生活を忘れて、どっぷりとピアノの調べに耳を傾けてみるのもいいかもしれません。
≪オススメCD≫
CDは専門店なら見つけやすいと思います。
【コレってどんな曲】
喜:★★★★★
怒:★★★★★
哀:☆☆☆★★ →幻☆☆☆☆☆
楽:☆★★★★
≪おすすめシチュエーション≫
ゆったりと、、まどろみの世界へいざなわれていくような曲です。
今日はサティ;3つのジムノペディです。
全部で3曲あるジムノペディの中でも、有名なのは第1番で、CMやドラマなんかで耳にした事があるかも知れません。
タイトルの“ジムノペディ”は古代ギリシャの神々(アポロンとか)を裸で踊って賛美する「ジムノペディア」という祭典から由来しているようです。
そんなギリシャの祭典をイメージすると、歌えや踊れやのえらい派手な曲なのかな?と思いきや・・・、実際はとっても静かでゆったりとした曲です。
3曲にはそれぞれサブタイトルがついていますが、いずれも「ゆっくりと~」というようになっているように、どの曲もかなりゆったりとした曲ばかりです。
曲はいずれもピアノのための作品で、ひとつひとつの音をじっくりと聴かせてくれる曲ばかりです。3曲ともとてもよく似た雰囲気の曲ですが、微妙な違いを味わえる曲だと思います。第1番は単独で演奏される事も多いようですが、今回は3曲をまとめて紹介してみます。
第1番:[ゆっくりと悩めるように]
ぼんやりと絵具が水ににじんでいくように広がる音は、とても幻想的です。
ゆっくりとはじまるメロディも、その絵の具に解けていくように、
やわらかく響きます。
温かい日差しのあたる部屋で何をするでもなく、ただぼうっとして
いると、いつの間にか座ったまま眠ってしまったような、
そんなまどろみのメロディが最後まで響きます。
第2番:[ゆっくりと悲しげに]
座ったまま眠っていた事に気付くと、あたりはすっかり薄暗くなって
いるような、少し影のある響きがゆったりと広がります。
薄暗い部屋の中で明かりも付けずに、
何をしようとしていたのか、思い出そうとしても思い出せない…
頭を伏せたままの姿勢で、そのまま身を任せていると、
別に悲しい事があった訳でもないのに、何故か瞳にはうっすらと涙が、
原因も分からないままに、静かに終わっていきます。
第3番:[ゆっくりとおごそかに]
静かに流れる時間を、ゆったりとした響きが静かに広がると、
涙の訳を静かに考える。
うたた寝をしている間に、嫌な夢でも見ていたのかな?
昨日、何か怖い事があったっけ?
頭の中の記憶をを静かにたぐり寄せても、
思いあたる事は何もない。
唯々、ゆっくりと時間だけが、過ぎてゆく。
そのまま再び眠りについてしまうように終わります。
この曲を聴きながらブログを書いていましたが、とても静かな曲なのでピアノの響きの間に部屋の時計の針の音や、外で車が走る音も聴こえてきます。
でも、それが不思議と邪魔にならず、まるでそれがこの曲の一部であるかのように、ピアノの音はゆったりと、それらの音を包むように聴かせてくれる不思議な一曲です。
3曲あわせても、15分足らずの短い曲、のはずなのに、聴き終ると1時間くらい聴いていたのかな?と錯覚してしまう程、ゆっくりとした曲です。
でも、忙しい日常の生活を忘れて、どっぷりとピアノの調べに耳を傾けてみるのもいいかもしれません。
≪オススメCD≫
CDは専門店なら見つけやすいと思います。
サティ:ジムノペディ(ピアノ名チッコリーニ(アルド)EMIミュージック・ジャパンこのアイテムの詳細を見る |
【コレってどんな曲】
喜:★★★★★
怒:★★★★★
哀:☆☆☆★★ →幻☆☆☆☆☆
楽:☆★★★★
≪おすすめシチュエーション≫
ゆったりと、、まどろみの世界へいざなわれていくような曲です。
サティの作品って、難しいものが多いが、この曲と「ジュ・ドゥ・ヴ」は親しみやすく、くつろぎ用に最適です。
実はチッコリーニのが廉価盤再発売されました。
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%86%E3%82%A3-%E3%83%81%E3%83%83%E3%82%B3%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8B-%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%89/dp/B000PDZPIO/ref=sr_1_9?ie=UTF8&s=music&qid=1205761411&sr=1-9
全国で買いやすいようにリンクをいれておきます。他にロジェのも3曲入っています。
透明感あるので春にぴったりな曲でしょう。
確かに、サティの曲って独特の雰囲気がありますけど、どうなんでしょうね。