たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」です。
ドヴォルザークはアメリカが大好きなんでしょうね、きっと。以前紹介した交響曲「新世界から」もアメリカを題材にしたものですし、今回の作品もズバリ「アメリカ」ですからドヴォルザークにとっても、そうとうな印象があったんでしょうね。ドヴォルザーク自身もアメリカに渡米していますから当時のアメリカの雰囲気をこの曲で味わう事ができるんじゃないでしょうか?
「アメリカ」と言っても現在のイメージとは異なっており、まだまだ当時は西部開拓時代のアメリカですから、この曲もそのイメージで聴いてもらえれば、雰囲気がつかみやすいと思いますよ。
弦楽四重奏ですから、楽器編成はヴァイオリン2台とヴィオラ、チェロがそれぞれ1台ずつの四重奏になります。弦楽四重奏は楽器もこの4台で構成されていますから、聴きやすい曲が多いんですが、なんとも有名な作品が少なく、一般的にもあまり知られているものが少ないですから、どうも知名度も低いようですが、この作品も含めていい曲もたくさんありますから、彼のこの代表作をきっかけに聴いてみるのもいいかもしれないですね。
第1楽章:ゆれるヴァイオリンのリズムに、チェロの独特のメロディが流れてきます。
弦楽四重奏でチェロがここまで活躍する曲も結構珍しいんですが、その分チェロの魅力
を堪能できる曲になっていると思います。もちろんヴァイオリンも活躍しているんです
が、チェロがかなり目立った作りになっていますから、聴いていてもその独特の雰囲気
が、これまで聴いた弦楽四重奏でも一風変わった感覚で味わえる曲だと思います。
幌馬車に乗ってアメリカ西部の荒れた大地を勇ましく駆けていくような、そして、時には
たずなを緩めて、サボテンのありそうな雰囲気を楽しんでいるような・・・、そんな
感じでしょうか?
第2楽章:どうしたんでしょう?ひときわ淋しいメロディになってしまいます。
旅の途中で馬車が故障してしまったんでしょうか?壊れた馬車を引きずりながら馬を
なだめて、淋しく歩いていく様子にも聴こえてきます。メロディラインはヴァイオリン
ですが、これもまた独特のチェロのリズムが淋しさを一層際立てていますが、これも
今までに聴いた事のない雰囲気が出ていますから、その意味では興味を持って聴ける
曲だと思います。
第3楽章:明るいイメージの曲調で始まります。どこかの町にたどり着いて馬車を直せた
んでしょうか?しかし、馬車が直って落ち着いたのもつかの間?町の様子がどうも、
おかしいですね。“WANTED”の貼り紙のあるおたずねものでも出てきそうな、そんな
妖しい雰囲気のただよう曲調は、一瞬これをクラシックと呼んでいいのかと思うほど
独特の曲ですし、何かの効果音のようにも聴こえますね。
第4楽章:直った馬車で、妖しい町を一目散で逃げ出すような勢いで曲は始まります。
駆け出すようなイメージでどんどん走り出す馬車の様子が浮かんでくるようなとても
印象的なイメージです。これまでの3楽章とは違って明るく陽気な感じですね。
ヴァイオリンのメロディも軽快に、やはり、ここでもチェロがいいリズムを作って
いますね。妖しい町をようやく離れ、次の目的地へと向かうのですが、どこかあての
ない旅にでも出ているような、気ままな雰囲気もいいですよね。途中には、それまで
の旅路を振り返るようなしっとりとしたフレーズも出てきたりします。
しかし、最後は明るい旅立ちのようににぎやかに曲を終わります。
全編を通して変わった曲ではありますが、とっても面白い曲ですね。全体的に曲と言うよりは西部劇の映画とかドラマの「効果音」みたいにも聴こえますが、変わった魅力のある曲だと思います。クラシック音楽なんですけど、そういう意味でもクラシックを聴いてる感じがあまりしない曲ですね。ドヴォルザークの見たアメリカはこんな感じだったんでしょうか?
≪オススメCD≫
風変わりな弦楽四重奏ですが、面白い曲だと思いますよ。
【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:☆☆★★★
哀:☆☆☆★★
楽:☆☆☆★★
≪おすすめシチュエーション≫
アメリカの西部開拓時代へタイムスリップした感覚になれますよ。
♪ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界から」の記事はこちら
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今日はドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」です。
ドヴォルザークはアメリカが大好きなんでしょうね、きっと。以前紹介した交響曲「新世界から」もアメリカを題材にしたものですし、今回の作品もズバリ「アメリカ」ですからドヴォルザークにとっても、そうとうな印象があったんでしょうね。ドヴォルザーク自身もアメリカに渡米していますから当時のアメリカの雰囲気をこの曲で味わう事ができるんじゃないでしょうか?
「アメリカ」と言っても現在のイメージとは異なっており、まだまだ当時は西部開拓時代のアメリカですから、この曲もそのイメージで聴いてもらえれば、雰囲気がつかみやすいと思いますよ。
弦楽四重奏ですから、楽器編成はヴァイオリン2台とヴィオラ、チェロがそれぞれ1台ずつの四重奏になります。弦楽四重奏は楽器もこの4台で構成されていますから、聴きやすい曲が多いんですが、なんとも有名な作品が少なく、一般的にもあまり知られているものが少ないですから、どうも知名度も低いようですが、この作品も含めていい曲もたくさんありますから、彼のこの代表作をきっかけに聴いてみるのもいいかもしれないですね。
第1楽章:ゆれるヴァイオリンのリズムに、チェロの独特のメロディが流れてきます。
弦楽四重奏でチェロがここまで活躍する曲も結構珍しいんですが、その分チェロの魅力
を堪能できる曲になっていると思います。もちろんヴァイオリンも活躍しているんです
が、チェロがかなり目立った作りになっていますから、聴いていてもその独特の雰囲気
が、これまで聴いた弦楽四重奏でも一風変わった感覚で味わえる曲だと思います。
幌馬車に乗ってアメリカ西部の荒れた大地を勇ましく駆けていくような、そして、時には
たずなを緩めて、サボテンのありそうな雰囲気を楽しんでいるような・・・、そんな
感じでしょうか?
第2楽章:どうしたんでしょう?ひときわ淋しいメロディになってしまいます。
旅の途中で馬車が故障してしまったんでしょうか?壊れた馬車を引きずりながら馬を
なだめて、淋しく歩いていく様子にも聴こえてきます。メロディラインはヴァイオリン
ですが、これもまた独特のチェロのリズムが淋しさを一層際立てていますが、これも
今までに聴いた事のない雰囲気が出ていますから、その意味では興味を持って聴ける
曲だと思います。
第3楽章:明るいイメージの曲調で始まります。どこかの町にたどり着いて馬車を直せた
んでしょうか?しかし、馬車が直って落ち着いたのもつかの間?町の様子がどうも、
おかしいですね。“WANTED”の貼り紙のあるおたずねものでも出てきそうな、そんな
妖しい雰囲気のただよう曲調は、一瞬これをクラシックと呼んでいいのかと思うほど
独特の曲ですし、何かの効果音のようにも聴こえますね。
第4楽章:直った馬車で、妖しい町を一目散で逃げ出すような勢いで曲は始まります。
駆け出すようなイメージでどんどん走り出す馬車の様子が浮かんでくるようなとても
印象的なイメージです。これまでの3楽章とは違って明るく陽気な感じですね。
ヴァイオリンのメロディも軽快に、やはり、ここでもチェロがいいリズムを作って
いますね。妖しい町をようやく離れ、次の目的地へと向かうのですが、どこかあての
ない旅にでも出ているような、気ままな雰囲気もいいですよね。途中には、それまで
の旅路を振り返るようなしっとりとしたフレーズも出てきたりします。
しかし、最後は明るい旅立ちのようににぎやかに曲を終わります。
全編を通して変わった曲ではありますが、とっても面白い曲ですね。全体的に曲と言うよりは西部劇の映画とかドラマの「効果音」みたいにも聴こえますが、変わった魅力のある曲だと思います。クラシック音楽なんですけど、そういう意味でもクラシックを聴いてる感じがあまりしない曲ですね。ドヴォルザークの見たアメリカはこんな感じだったんでしょうか?
≪オススメCD≫
風変わりな弦楽四重奏ですが、面白い曲だと思いますよ。
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」他オムニバス(クラシック), ヤナーチェク四重奏団, ドヴォルザーク, ボロディン四重奏団, ボロディン, ショスタコーヴィチユニバーサルクラシックこのアイテムの詳細を見る |
【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:☆☆★★★
哀:☆☆☆★★
楽:☆☆☆★★
≪おすすめシチュエーション≫
アメリカの西部開拓時代へタイムスリップした感覚になれますよ。
♪ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界から」の記事はこちら
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