たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はドヴォルザーク:チェロ協奏曲です。
そういえば、まだチェロの作品を紹介してませんでしたね。という訳で、チェロファンのみなさんお待たせしました。チェロ協奏曲です。渋くてカッコイイチェロの魅力を、まずはこの曲でどうぞ。
チェロは、中低音の弦楽器で、いぶし銀の渋い音色から、やわらかく暖かな包容力を兼ね備えた素晴らしい楽器のひとつですよね。今回のドヴォルザークの協奏曲も、そのチェロの魅力をふんだんに引き出している曲だと思います。協奏曲ですから、チェロのソロをフルオーケストラがサポートしている曲ですね。
基本的に、クラシックの曲目の中でもチェロ協奏曲自体が他の楽器のそれに比べて少ないんですが、その数少ないチェロ協奏曲の中でも代表作として、演奏される機会の多いのが今回紹介するこのドヴォルザークの作品です。
第1楽章:低音の少し悲しげなクラリネットのメロディから曲は始まります。その後は
激しい殺伐としたフレーズが続いていきますが、ホルンのやわらかなフレーズをきっかけ
に曲は明るさを取り戻します。チェロのソロが聴こえてくるまでには少し時間がかかり
ますが、冒頭のクラリネットのメロディをチェロが渋く演奏するところは、この楽器の
魅力のひとつですね。少し悲しく寒々しいフレーズの多い曲ですが、チェロを中心と
して、フルートやホルンなどとのソロ同士での掛け合いも非常に鮮やかにこなしています
し、ゆっくりとしたフレーズになるとチェロの持つあたたかく、なめらかな音色の魅力
も一層深く味わえる事だと思います。
第2楽章:今度もクラリネットの演奏から始まりますが、今回は高音のしっとりとした
フレーズです。そんなゆったりした中にチェロがやさしく問いかけるように自然に音を
合わせてきます。全体的に静かな曲ですが、少し癒しを求めるようなチェロのフレーズ
は、他のソロ楽器ともうまくハーモニーを作り出していますし、落ち着いて聴けます。
途中一転して、弦楽器の悲劇的なフレーズをきっかけに嘆かわしくも、切ないメロディ
へと変わりますが、チェロはそれに立ち向かうかのように、真剣に落ち着いて弾きこな
しています。
第3楽章:これから何か始まりそうなリズムからホルンのフレーズが更にそれを予見する
ようなフレーズを演奏します。その後チェロがそれに続き、物々しいテーマを弾きだし
ますが、しかし、しばらくすると、ゆったりとしたメロディはチェロの魅力を十分に
味わえる見事な演奏を聴かせてくれます。曲は後半に入るとチェロも高音での演奏が
多くなり、明るさを増していきますから、だんだんと聴きやすくなってくると思います。
チェロは大型の楽器ですから、コンサートに行ってこの曲を弾いているところを生で見ると、全身を使ってダイナミックに演奏しているところなんかも見所なんでしょうね。
≪オススメCD≫
CMにも何度か登場するヨーヨー・マの演奏でどうぞ。
【コレってどんな曲】
喜:☆☆★★★
怒:☆☆★★★
哀:☆☆☆★★ 渋☆☆☆☆☆
楽:☆☆☆★★
≪おすすめシチュエーション≫
かなり渋いフレーズが多いこの曲ですが、クラシックの魅力をそんなところにも
感じる事ができるんじゃないでしょうか?
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今日はドヴォルザーク:チェロ協奏曲です。
そういえば、まだチェロの作品を紹介してませんでしたね。という訳で、チェロファンのみなさんお待たせしました。チェロ協奏曲です。渋くてカッコイイチェロの魅力を、まずはこの曲でどうぞ。
チェロは、中低音の弦楽器で、いぶし銀の渋い音色から、やわらかく暖かな包容力を兼ね備えた素晴らしい楽器のひとつですよね。今回のドヴォルザークの協奏曲も、そのチェロの魅力をふんだんに引き出している曲だと思います。協奏曲ですから、チェロのソロをフルオーケストラがサポートしている曲ですね。
基本的に、クラシックの曲目の中でもチェロ協奏曲自体が他の楽器のそれに比べて少ないんですが、その数少ないチェロ協奏曲の中でも代表作として、演奏される機会の多いのが今回紹介するこのドヴォルザークの作品です。
第1楽章:低音の少し悲しげなクラリネットのメロディから曲は始まります。その後は
激しい殺伐としたフレーズが続いていきますが、ホルンのやわらかなフレーズをきっかけ
に曲は明るさを取り戻します。チェロのソロが聴こえてくるまでには少し時間がかかり
ますが、冒頭のクラリネットのメロディをチェロが渋く演奏するところは、この楽器の
魅力のひとつですね。少し悲しく寒々しいフレーズの多い曲ですが、チェロを中心と
して、フルートやホルンなどとのソロ同士での掛け合いも非常に鮮やかにこなしています
し、ゆっくりとしたフレーズになるとチェロの持つあたたかく、なめらかな音色の魅力
も一層深く味わえる事だと思います。
第2楽章:今度もクラリネットの演奏から始まりますが、今回は高音のしっとりとした
フレーズです。そんなゆったりした中にチェロがやさしく問いかけるように自然に音を
合わせてきます。全体的に静かな曲ですが、少し癒しを求めるようなチェロのフレーズ
は、他のソロ楽器ともうまくハーモニーを作り出していますし、落ち着いて聴けます。
途中一転して、弦楽器の悲劇的なフレーズをきっかけに嘆かわしくも、切ないメロディ
へと変わりますが、チェロはそれに立ち向かうかのように、真剣に落ち着いて弾きこな
しています。
第3楽章:これから何か始まりそうなリズムからホルンのフレーズが更にそれを予見する
ようなフレーズを演奏します。その後チェロがそれに続き、物々しいテーマを弾きだし
ますが、しかし、しばらくすると、ゆったりとしたメロディはチェロの魅力を十分に
味わえる見事な演奏を聴かせてくれます。曲は後半に入るとチェロも高音での演奏が
多くなり、明るさを増していきますから、だんだんと聴きやすくなってくると思います。
チェロは大型の楽器ですから、コンサートに行ってこの曲を弾いているところを生で見ると、全身を使ってダイナミックに演奏しているところなんかも見所なんでしょうね。
≪オススメCD≫
CMにも何度か登場するヨーヨー・マの演奏でどうぞ。
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ヨーヨー・マ, ドヴォルザークソニーミュージックエンタテインメントこのアイテムの詳細を見る |
【コレってどんな曲】
喜:☆☆★★★
怒:☆☆★★★
哀:☆☆☆★★ 渋☆☆☆☆☆
楽:☆☆☆★★
≪おすすめシチュエーション≫
かなり渋いフレーズが多いこの曲ですが、クラシックの魅力をそんなところにも
感じる事ができるんじゃないでしょうか?
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初めて聴いたときにも、何故か懐かしく感じてしまうこの曲は本当に秋にはぴったりの曲ですね。