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医学研究関連記事の新聞紙面から切り抜き
再生医療、薬理学、生理学、神経科学、創薬

富有柿:皮の成分に「美白効果」=岐阜県国際バイオ研、岐阜薬科大学

2007年03月26日 | 食品・栄養
 岐阜県特産の富有柿の皮などに含まれるポリフェノールの一種「クエルセチン配糖体」にメラニン色素の生成を抑制する「美白効果」があることが、同県国際バイオ研究所(各務原市)と岐阜薬科大(岐阜市)などの共同研究で分かった。既に特許の出願をしており、28日から富山市で開かれる日本薬学会で発表する。県は今後、詳細なメカニズムを解明し、県内の企業と協力して実用化を目指す。

 研究は産官学が連携して研究開発に取り組む県のプロジェクトの一環。研究グループは、葉やへたが薬として利用される富有柿の皮に着目し、皮のエキスを分析したところ、メラニン色素の生成を抑える作用が見つかった。

 さらに皮の成分を分析した結果、クエルセチン配糖体がメラニン合成に必要な酵素の量を減少させることが分かった。マウスの細胞やヒトの培養皮膚を使った実験でも、化粧品の成分となるコウジ酸よりも強いメラニンの生成抑制作用があることが確認された。

 岐阜県は富有柿発祥の地で、06年産の富有柿の収穫量は1万4800トンで全国1位だった。【秋山信一】

[毎日新聞 / 2007年03月26日]
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/news/20070326k0000e040021000c.html
http://www.mainichi-msn.co.jp/photo/news/20070324k0000e040078000c.html

オキナワモズク抽出物に発毛効果、日本薬学会で発表=ライオン株式会社

2007年03月26日 | 食品・栄養
 ライオンは26日、海藻のオキナワモズクの抽出物に脱毛症の原因となるタンパク質の増加を抑え、発毛を促す効果があることを確認したと発表した。28日から富山市で開催される日本薬学会で発表する。同社は、この抽出物を使った育毛剤の開発を目指す。

[時事通信 / 2007年03月26日]
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007032600709

ライオン株式会社 プレスリリース
http://www.lion.co.jp/press/2007018.htm