生命活動に必要なエネルギーの合成を担う細胞内小器官ミトコンドリアが持つDNAの突然変異が、がん細胞の転移のしやすさに関与していることを筑波大の林純一教授(細胞生物学)らの研究チームが突き止め、4日付の米科学誌サイエンス電子版に発表した。
千葉県がんセンターや島根大との共同研究。研究チームは、抗酸化剤で細胞内の活性酸素を取り除くと転移が抑制されることも確認。がん転移を防ぐ薬の開発につながる可能性があるという。
ミトコンドリアのDNAは、細胞の核にあるDNAとは異なる独自のもの。がん細胞ではミトコンドリアDNAの突然変異が多く見られるため、がん化や転移との関連が指摘されていたが、因果関係は不明だった。
研究チームは、マウスの肺がん細胞を転移能力の高いものと低いものの2種類用意し、双方の核DNAとミトコンドリアDNAを交換した。すると、できた細胞の転移能力は、ミトコンドリアDNAがもともとあった細胞の転移能力と一致。転移のしやすさは、核DNAではなく、ミトコンドリアDNAに左右されることが判明した。
[共同通信 / 2008年04月04日]
http://www.47news.jp/CN/200804/CN2008040401000015.html
千葉県がんセンターや島根大との共同研究。研究チームは、抗酸化剤で細胞内の活性酸素を取り除くと転移が抑制されることも確認。がん転移を防ぐ薬の開発につながる可能性があるという。
ミトコンドリアのDNAは、細胞の核にあるDNAとは異なる独自のもの。がん細胞ではミトコンドリアDNAの突然変異が多く見られるため、がん化や転移との関連が指摘されていたが、因果関係は不明だった。
研究チームは、マウスの肺がん細胞を転移能力の高いものと低いものの2種類用意し、双方の核DNAとミトコンドリアDNAを交換した。すると、できた細胞の転移能力は、ミトコンドリアDNAがもともとあった細胞の転移能力と一致。転移のしやすさは、核DNAではなく、ミトコンドリアDNAに左右されることが判明した。
[共同通信 / 2008年04月04日]
http://www.47news.jp/CN/200804/CN2008040401000015.html