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肥満のままでも糖尿病改善 特定酵素の欠損が鍵=筑波大学

2007年10月01日 | 遺伝子組替マウス
 肥満でも、ダイエットしないで糖尿病やメタボリック症候群を治療できる-。そんな夢のような方法を島野仁筑波大准教授(内分泌代謝・糖尿病内科)らの研究グループがマウスの実験で突き止め、1日付のネイチャーメディシン(電子版)に発表した。

 糖尿病は、膵臓が分泌するインスリンが不足したり効きが悪くなったりして、細胞が血液中のブドウ糖を取り込まなくなる。今回、ある特定の酵素を欠損させることでインスリンの効きが悪くなる状態の「インスリン抵抗性」を改善することに成功した。

 島野准教授は「太り放題でも病気にならない治療薬ができるかもしれない。しかし、あくまで生活習慣病には食事や運動の改善が1番で、それがどうしても続かない患者への手段だ」と話した。

[東京新聞(共同通信発) / 2007年10月01日]
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007093001000637.html


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1 コメント

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基本 (けちゃ(インスリン抵抗性))
2010-05-15 15:45:13
肥満していても糖尿病をなおせるようになったらすごいですね。
でも、やっぱり基本は生活習慣。
食事と運動に注意、ですね。
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