チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

頑張れ! 沖縄県環境生活部

2013年03月28日 | 沖縄日記 高江

 28日(木)、連れあいと2人、午前5時半に那覇を出て、大山ゲートに向かった。今日の参加者は20人ほどだが、3体の案山子君も来てくれたので、パイプライン通りは賑やかだ。

 今日は午後、識名トンネルの百条委員会を傍聴し、その後、すぐに高江に行って1泊する。長く頑張ってくれたTさん夫婦の送別会だ。2人の新しい生活を祝福したい。

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 ところで、昨日(27日)の県議会米軍基地特別委員会で、県の環境生活部が素晴らしい方針を出したので報告しておきたい。

 沖縄県では赤土流出を防止するために赤土等流出防止条例が制定されている。この条例に基づき、防衛局は、今回のヘリパッド工事にあたっても、県に「事業行為通知書」を提出し、県の審査を経て工事が始まっている。

 今回の土砂崩落事故に関して、防衛局は、条例に基づく「非常時の措置報告書」を提出していないことは先にも報告した。また、今回の事故が発生した後、住民の会が県に要請行動を行ったこともあって、県は、2月6日、防衛局に対して事故の詳細や修復措置の状況等をまとめた報告書を提出するよう防衛局に文書で指示した。2月26日にも、県は防衛局に出向いて、早急に報告書を提出するよう求めている。ところが、防衛局は、1ケ月も経つのに、未だ、県に対して報告書を提出していない。

 昨日の軍特委でも、このような防衛局の態度に対して、「不誠実ではないか!」、「県は防衛局に対して、毅然とした態度をとれ! どうせ、県はヘリパッド容認だと甘く見られているのだ。」などと、議員さんらの批判が集中した。

 そのような中、県環境生活部・下地統括監は次のように発言した。

 「今回、防衛局は、この個所では立木を伐採していないなどと言っている。そこで、今後は工事前にも現場をチェックしたい。来年度の工事に対して防衛局から「事業行為通知書」が出されたら、事業前の現地の状況、そして事業中、また事業終了後にも、現地への立入調査を行いたい。」

 これは、素晴らしい方針だ。委員会の休憩中、環境保全課の上原課長らとも話をしたが、課長もこの方針を確認した。従来はどうしても形式的な審査に終わっていたが、そのために今回のような崩落事故が発生したともいえる。県が事業の各段階で、現地への立入調査を行い、防衛局の杜撰な工事をチェックすることの意義は大きい。

 頑張れ! 沖縄県環境生活部!

          (防衛局が県に提出したヘリパッド工事の「事業行為通知書」)

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