7月26日(火)、早朝から高江へ。北部訓練場に着くとメインゲートからN1ゲートにかけて多くの人たちが立っている。メインゲートから出てN1ゲートに砕石を運ぶダンプトラックを止めようとしているのだ。そのため、大勢の機動隊員が県道沿いに並んでいる。
N1ゲートから砕石を運び入れる大型ダンプ。警察車両に先導されてものものしくやってくる。警察にいったい何時までガードマンのような仕事をさせるのか?
ここから約2kmの旧林道の整備工事が完了するまで、N1のヘリパッド工事に着手できない。県に出した赤土等流出防止条例に基づく申請書では、1日の施工距離が100mとされているので、旧林道整備工事は少なくとも1ケ月近くかかる。これは裸地を出さないために施工距離が決められたのであり、それ以上、1日の施工距離を伸ばして工期短縮を諮ることはできない。
N1ゲートからの旧林道は、砕石が敷き詰められた。しかし、これから先の旧林道は何箇所も崩落しており、造成工事は簡単ではない。
N1ゲート前の森には、今日も大勢の人たちが集まっている。
福島瑞穂参議院議員が来られたので、今後、工事が始まるN1裏、G地区とH地区の入口付近を案内した。8月始めに短期間だが国会が招集されるので、22日の強制排除の問題点について質問主意書を出されるとのこと。
(N1裏で調査をされる福島議員。右側は、24時間の監視を始めた防衛局職員と警備員)
防衛局は、7月22日、N1裏の座り込みテントを囲むようにフェンスを設置した。そして、警察車両を常駐させ、さらに防衛局職員、ガードマンを24時間、立たせはじめた。テントには1~2名しかいないのだが、露骨な嫌がらせだ。
そして防衛局は「要請」文書を貼り付けた。そこには、「8月5日を経過しても、テント及びその内部に放置されている物件については、所有権が放棄されたものとみなします。沖縄防衛局」と書かれている。県道70号線のN1ゲートに張り出したものと同趣旨だ。防衛局が「所有権が放棄されたものとみなします」と判断する権限を持つことなど有り得ない。
8月6日以降、N1裏の座り込みテントの強制排除が始まるだろう。それまでに多くの人たちがこのN1裏を訪れ、周辺の地理を熟知するようにしてください。
帰途、米軍の演習に遭遇。この向かい側の山には、銃を構えた兵士たちがうずくまっていた。