乳がん患者のサロン2 - ノエル編

乳がん患者の皆様、このサロンでのびのびと雑談しましょう。くつろぎの場です。

脳の老化には

2008年08月06日 | 病気・症状
 始めに、広島・長崎の原子爆弾で、犠牲になられた多くの方々に対し、謹んで哀悼の意を捧げます。


さて、ここんとこ、すっかり物覚えが悪くなりますた。。。
加齢じゃなくて抗がん剤の副作用のせい、と思うことにしています。薬の副作用なら、いつかは元に戻るような気がして。加齢じゃ不可抗力かなって落ち込むので。。。

加齢による記憶能力低下について、サルを使った記事を見つけますたよ。

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「高齢でも脳神経増加 学習続ければ幹細胞分裂」 東大・理研など

学習や記憶を担う脳の海馬と呼ばれる部分にある神経細胞のもとの幹細胞は、高齢になっても若い時の半分程度はあることが、東京大と医薬基礎研究所霊長類医科学研究センター、理化学研究所が20日までに行ったカニクイザルの研究で分かった。

幹細胞が分裂して新たに神経細胞になる割合はサルによって違いが大きく、学習能力が高いサルでは、神経細胞がよく増えていた。

東大大学院新領域創成科学研究科の久恒辰博准教授は「年を取ると学習能力が衰えるが、それでも学習を続けて海馬を使っていると神経細胞が増えることが分かった。今後、高齢者の方の協力を得てヒトの場合を調べ、認知症の予防に役立てたい」と話している。

研究チームがヒトなら60-70歳に相当する20-24歳のカニクイザル4匹の海馬を調べたところ、神経幹細胞は平均で約7万3500個と、若いサルの約15万2000個の半分あった。

また、分裂中の幹細胞は約240個で、3分の1、新たに成長中の神経細胞(顆粒細胞)は約1500個で35分の1にとどまった。

サルに二枚の絵柄のカードを見せ、同じ絵柄を当てさせる実験を行うと、若いサルが三日で正答率八割に達するのに対し、高齢のサルは十日かかった。しかし、高齢サル四匹の中では、成績が良いサルほど、海馬の神経幹細胞が多く、分裂中の幹細胞や成長中の神経細胞も多い傾向があった。

研究成果は日本神経科学大会で発表された。
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海馬は、ちょっと前の記憶を司る器官でもありますね。私が記憶の衰えを感ずるのは、まさにここ。数分前に他人から言われたことを忘れやすくなりますた。

ヒト換算で60過ぎになると、海馬の神経細胞が若い頃の半分になるなんて、、、
ああ、若いって素晴らしい! うらやましいぞ!!

まあ、若者の半分の記憶があれば、普通っていう考え方もできますね(^^;)。
学習能力も、若者の1/3のスピードで普通っていうのも、ちょっとは救いかな。

認知症を研究する医師の講義を聴いたのですが、5人に4人は認知症にならないそうです。認知症を予防するには、何事にも興味を持つことと力説していました。
高齢になると、行動力が落ち、結果的に自宅にこもりがち。好奇心も減退しそうですもんね。認知症になっていなくても、なったように見えるのかもしれません。

年を取ると、何かを学習するにもエネルギーがかかり、しんどく感じます。で、時間を費やして学習する割りに進歩がないと、いやになっちゃいます。
が、体感できるような進歩がなくともよいそうです。そこでメゲないことが、海馬の細胞を維持することにつながるようです。


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なかのひと

This blog “The salon of breast cancer women authored by Bu^che de Noe:l” can be read in Japanese only:-)


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