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いもりんのヒルズ的生活+貧乏昔話

教師から起業家へ。無一文の外国人夫との超ビンボーな暮しから脱出、奮闘の末つかんだ、ちょこリッチな生活をおバカ調で公開。

いもりんの先生時代:前編

2008年09月13日 21時48分55秒 | 国公立からニューリッチ(お受験・教育)
私は卒業後の何年か、前述の会社に勤める前、市内の私立一貫校で教壇に立った。
生活のためで、週2回の非常勤で月額固定8万円。破格の待遇だと思う。
そして夜は家庭教師などを掛け持ちして、生活費を稼いだ。

「デモシカ先生」って知ってますか?
「教師にデモなるか」「教師にシカなれない」という意味ね。無能でやる気がなくても、簡単に教師になれた時代の揶揄ことば。

ところでそこは、なかなか良い雰囲気の私立高だった。

でもこの時気づいたのは、
○教職員の異動がないので、全体的にマンネリ
○似たり寄ったりの環境の生徒が集まって、ぬるい雰囲気
○私立は経営。生徒募集の為に教師も営業をしたり大変
ということ。

一人解雇になった新人男性教諭がいて、終業式に生徒の前で「辞めさせられるので、辞めます」と言い放ったのを、痛烈に覚えている。不祥事を起こしたわけではなく、上が決定したことらしい。公立では考えられない処遇に、私立学校の厳しさを思い知った。

左からひまわりの種、キュウリ、オクラ。日本語っぽいけど、アフリカ語an okraなんだそう。

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ディナ、あなたにもう一度会いたい:後編

2008年09月13日 07時57分12秒 | 海外での体験談(米、豪、アジア各地)
初夏になると「ギリシャ人は6月からもう夏休みのことを考えています」という絵葉書が来る。
学生も、バイトもしないで3ヶ月間遊びまくるという。
働かずして、この国の経済はどう回っているのだろうか、と首をかしげたくなる。

勤勉で真面目な日本人には、なんだかみんな怠け者に見える。
例えばコーヒーを頼んで、5分くらいして追加で何か頼むと「なんで一度に頼まないんだ」と不機嫌そうに応対する。
アメリカの、チップ欲しさに喜々としてオーダーを取るウェイトレスとか、
日本のフランチャイズ店での、マニュアル通りの、でも勤勉な働きぶりが懐かしくなる。

まあ、でも気候が温暖で、オリーブ畑、紺碧の海、白い家々に囲まれていたら、働く気は起きんわな・・・。

私はギリシャで過ごしたあの夏を懐かしむ。
若さや友情は永遠に続くと思っていたけれど、それは違った。
今の願いは、もう一度ギリシャに行ってディナに会うこと。
シングルマザーの彼女は忙しそうで、いつも懸命に働いているから、いつ実現できるか分からないけど。

写真はミコノス島でくつろぐ、若き日のいもりん。独身最後の休暇。
この後すぐ「極貧時代」http://blog.goo.ne.jp/chrispy/e/1d7b57ff5fc954a24ed301082d3f42a2に突入する。

そうそう、夫のヴァシリオスに「漢字で名前を命名してよ」と頼まれたので、「馬尻雄」という、ぴったりの名前を付けて、「アリガトー」って喜ばれたこともあったな。

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