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いもりんのヒルズ的生活+貧乏昔話

教師から起業家へ。無一文の外国人夫との超ビンボーな暮しから脱出、奮闘の末つかんだ、ちょこリッチな生活をおバカ調で公開。

インド人と結婚した女友達:後編

2008年09月06日 11時30分31秒 | 海外での体験談(米、豪、アジア各地)
思い出すのは、彼女の夫が女の子を欲しがっていたこと。
インドではダウリー(持参金)の問題で、男児が望まれると思ったが、そうでもないのね。

子供好きな彼女から、こんな相談を受けたこともあった。
「もっと子供が欲しいのだけど、夫を説得する方法はないか」と。

私は無い知恵をしぼった。・・・黙って子供作っちゃえばいいのに。
そうだ、フランス文豪モーパッサンの「女の一生」がある。私は英語が嫌いで選択した、フランス語のテキストを思い出した。

主人公ジャンヌは二人目の子供が欲しいのだけど、夫は「子供は金がかかってうるさいから、一人でたくさんだ」と聞く耳を持たない。
困って神父に相談すると、
=ご主人と周囲に「子どもが出来たみたいよ」と言いふらしなさい。そうすると油断して、本当に妊娠しますよ。=

これだ!と私は早速彼女に「方法」を伝える。こんなところで、フランス語履修が役立ちそうだ。
しかし彼女は一言
「そんなの、(産婦人科医の)夫に調べられて終わり」と言い放った。ダメか~。あえなく玉砕。

ところでジャンヌは、この方法で授かった子を、夫の浮気現場目撃のショックで死産する。

ココがね~、このフランス語を和訳する問題が試験に出たのよ。
訳文暗記していたから完璧だけど、
「彼女は死産をした」と書けば、(ロクに授業出てない癖に)ウマ過ぎて怪しまれるから
「彼女は死んだ赤ん坊を産んだ」と書いたのを覚えているわぁ。

女の一生 (1965年) (旺文社文庫)
モーパッサン
旺文社

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いもりんの極貧時代⑤

2008年09月06日 09時21分44秒 | 金持ち母ちゃん(お金持ちになるには)
入国管理局と税務署に同じ日に行く時は、着替えを持って行く。

入国管理局で滞在許可をもらう場合、ビシッとスーツを着て、いかにも「日本に利益をもたらしていますから滞在する必要があります」と印象付ける演技をするのだ。すると、許可がスムースに下りる。

税務署には、家でいちばんのボロをまとう。(これは簡単だ)
「いや~、なかなか大変でね、さっぱり収益が上がらないんです」というポーズで行く。
でも現在は、ありとあらゆる税金を払っているから(8月末って税金の支払い多い!)、胸を張って外車で行くけどね。

ということで、どうやって貧困から抜け出せたのか、今考えるとこれしかない。
○二人で勤勉に働く
○収入以下の生活を心がけ、余ったお金を貯蓄に回す
○リスクを冒して、どんどん投資する。若い時は銀行も力になってくれるし、失敗しても挽回できる

会社設立は誰でも、1円でも出来るけど、「維持」には相当な努力がいる。設立5年以内に大多数の会社が倒産するんですよ。
事業目的もなく、とりあえず会社を設立する人がいるけど、私は勧めない。
法務局に行って会社の登記を調べると、取り消し線の入った会社名がたくさん見つかるよ。

前にも書いたけど、まずは「収入源を増やす(年収を上げる、ではない)」のがはじめの一歩かな。

写真は夫が住んでいた国立大学の寮。8畳でトイレ・シャワー共有だけど、鉄筋で立派なの。
温暖な国の留学生の荷物に卵が潜んでいて、日本にいない害虫がうじゃうじゃ・・・。
全てはここから始まった。

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