西園寺由利の長唄って何だ!

長唄を知識として楽しんでもらいたい。
軽いエッセイを綴ります。

31-関寺小町

2009-08-23 | 時系列的長唄の見方(c)y.saionji
富士田吉治―30「関寺小町」

『洛中洛外 町々を
 只何となく立ちいでて
 花がらたべよ 人々よ(施しの銭を下されよ)
 物たべの 旅人(物を下され、旅人よ)
 ちっとたべの旅人と(ちょっとでいいから、下されよ)
 あなたへさらり(あっちで、さあさあ)
 こなたへさらり(こっちで、さあさあ)
 さらり さらり さらさらさっと』

そして小町のセリフが入る。

「のう旅人、何とたべぬか ホホホ、そんなら色の踊り唄」


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tea breaku・海中百景
photo by 和尚
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