ノアの小窓から

日々の思いを祈りとともに語りたい

アルキスト

2016年10月27日 | 思い出




      GOOから一年前の記事が送られてきました。
      散歩に良い季節なので、このような記事を書いたのでしょう。

      きょうも夕方から、アルキストに出てきました。
      自分では歩いたつもりでしたが、7000歩ほどでした。

      それにしても、散歩に良い時候です。




      アルキスト
      このことばは、「まさこ造語」です。
      どこのうちにもあるでしょう。家の中だけで通じる言葉。

      かつて、連れあいと私は、午後になると「アルキストしようか」
      と、連れだって家を出たのです。
      何のことはない、ただの散歩です。
      自転車やバスでも楽な道だったので、
      あえて歩くときは、「アルキストする」のでした。

      最近、ふたたびアルキストをしています。

       よく歩いた頃を思い出したのです。
      子どものとき、歩くのはとても好きだったのも、思い出したのです。
      体育なんか好きではなかったのに、
      歩くのだけは平気でした。

      人間の足って案外力があるんですね。
      一歩一歩は小さいのに、一時間もすると遠いところへ移動しています。
      初めての道!
      見たことがない横町!
      全く未知の世界が開けて、知らない場所に旅人のように立っているのです。
      
      町田市では、散歩に出て帰ってこないお年寄りの行方を尋ねる放送が
      時々流れていますが、
      人の心配をよそに、
      ほんとうは、素敵な道や、町角や、花園で帰る時を忘れてしまうのかもしれないと、
      ふと、思うのです。
      まだ、私は、それほどの、どきめく場所を発見していないのですが。

      


         次の角を曲がったら、まだ見ぬ世界があるかもしれない。
         そんな夢を見るアルキストでいたいものです。




         はや、山茶花の咲く朝の散歩道