ノアの小窓から

日々の思いを祈りとともに語りたい

タラゴナ2

2015年08月21日 | 思い出



     タラゴナの思い出は、「のんびりとしていて、心から休息した気分」です。

     宿は、一階がバル(バー兼カフェ兼レストラン)で、二階がホテルになっていました。
     3階4階にも部屋ががあったのか、今では記憶にありません。

     やせっぽちのせいでいつもなんとなくお腹を空かせている身では、階下で食事ができるのは助かるのです。
     スペインの人は美男美女が多いうえに、とにかく笑顔がいい。それも率直な笑顔です。

     バルのマスターは、闘牛士でも連想させる身のこなしと、ふしぎな自信がみなぎっている人。
     安ホテルですから、うやうやしくはしてくれませんが、そっけなさそうで親しみやすさがあります。
     

     スペイン語のわからない私が一所懸命英語で話そうとすると、その目はおかしそうに笑っていて、
     けっきょく、「シー」「シー」と、スペイン語で返事を返してきます。

     
     最近紹介されているタラゴナは、観光地としてとても洗練されているようなので、
     日本語だって通じるかもしれませんが、
     当時はとにかく、「地球の歩き方」(ガイドブック)と、自分の足と勘が頼り。


                  ★ ★  



     のんびり、とぼとぼ。のんびり、とぼとぼと、海に向かって歩いていると、
     突然、闘技場が見えたのです。

     あの映画や写真でしか見たことがない、ローマの円形闘技場とそっくりなのが目の前に。

     真っ青な海と真っ青な空をバックに、視界の底いっぱいに広がっていたのです!!