華麗なるリベンジ

韓国映画「華麗なるリベンジ」を観にいった。
手荒な捜査で知られる熱血検事ピョン・ジェウク(ファン・ジョンミン)は、取り調べ中の容疑
者が謎の急死を遂げ、殺人容疑で逮捕されてしまう。懲役15年の実刑が確定した彼は、
一夜にして検事から服役囚に転落。悔しさの中、必ず濡れ衣を晴らしてみせると誓う。あ
る日、入所してきた前科9犯のイケメン詐欺師ハン・チウォン(カン・ドンウォン)が事件の鍵
を握っていることに気づく。ジェウクはチウォンにある取引を打診。それは、「出所させてや
る代わりに自分に協力をしろ」というものだった。2人の利害は一致。ジェウクが刑務所の
中から指示を出し、チウォンが刑務所の外でミッションを遂行するという前代未聞のリベン
ジ作戦が始まった。

上層部の罠にかかって服役囚になってしまった検事と、前科9犯の詐欺師という珍しい顔
合わせのバディものである。痛快なエンターテインメント作品で、とても楽しめた。ベテラン
俳優ファン・ジョンミンの存在感もさることながら、カン・ドンウォンの魅力が炸裂している。
カン・ドンウォンかっこよすぎでしょー。絶対世界の美男俳優のTOP10に入る(私が勝手に
決めたTOP10だが)。彼のかっこよさとかわいさを堪能できる作品である。映画が始まる
前に、ファン・ジョンミンとカン・ドンウォンのまさかの日本人ファンに向けてのメッセージが。
韓流マニアのおばさまたちへ向けてなのか？ちょっとびっくり。
それにしてもチウォンがカモにしているお金持ちのお嬢様、本当にバカだな～。兄は完全
に疑っているというのに。ああいう人がいるから詐欺師は儲かるのだろう。刑務所に入れ
られたジェウクだが、中にはかつて自分が有罪にした連中がたくさんおり、憎まれている
のでひどい暴力を受ける。しかしやがて法律家としての知識を利用し、刑務官たちの困
りごとを解決してやっているうちに、刑務官からも囚人からも一目置かれる存在になって
いく。このジェウクの"出世"は見ていて小気味いい。
韓国映画らしく、暴力シーンはちょっとキツいが、ジェウクの頭脳とチウォンの行動力を
駆使したリベンジはまさに華麗である。ラストの法廷シーンまで、存分に楽しめた。




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