2020年のアメリカ映画「アンテベラム」。
南北戦争前夜のアメリカ南部。ある綿花工場では黒人奴隷たちが過酷な
労働を強いられ、虐待されていた。奴隷の女性エデン(ジャネール・モ
ネイ)は、ある悲劇をきっかけに仲間と共に脱走計画を立てる。一方、
現代のアメリカ。人気作家で社会学者でもあるヴェロニカ(ジャネール
・モネイ/2役)は新しい本の出版記念イベントに参加すべく、ニューオ
リンズを訪れていた。友人たちとのディナーの後、ヴェロニカは愛する
家族の元へ帰ろうとするが、その途中、ヴェロニカは誰もが予想しなか
った事態に巻き込まれる。
異色のサスペンス・ミステリー。アメリカ南部、ある綿花工場では黒人
奴隷たちが白人の主人たちの監視下で過酷な労働を強いられていた。奴
隷の1人である女性・エデンは、仲間の悲惨な死をきっかけに別の仲間
と共に脱走計画を立てる。一方、現代のアメリカ。作家で社会学者でも
あるヴェロニカは、優しい夫と幼い娘と幸せに暮らしていた。ある日ニ
ューオリンズでの講演会を成功させ、友人たちとのディナーを楽しんだ
直後、何者かによって拉致されてしまう。
物語は現代と過去が交錯しながら進んでいく。南北戦争前夜のアメリカ
南部の綿花工場では、「白人の主人たちに話しかけられない限り、黒人
奴隷は言葉を発してはならない」というルールが存在していた。ある日
奴隷のイーライ(トンガイ・キリサ)は妻と共に農場から脱走を図ったが、
主人たちに見つかってしまう。彼に対する罰として、主人たちはイーラ
イの目の前で妻を殺害した。また、主人たちは2人の脱走を手助けした
エデンに対してひどい暴行を加えた。
白人の主人たちによる黒人奴隷への虐待がひどく、実際にこういうこと
が行われていたのだと思うと、痛ましいとしか言えない。私はエデンは
ヴェロニカの前世なのかと思いながら観ていたが、後半になって驚くべ
きことがわかる。え、どういうこと?と思うが、だんだんからくりがわ
かってくる。そのアイデアや演出が秀逸だと思った。後になって考える
と伏線がいくつかあったなと思う。奴隷制度は廃止されても、黒人差別
はなくなっていないということだ。とにかく脚本だとても良くできてい
ると思った。予備知識なしで観て欲しい映画。
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南北戦争前夜のアメリカ南部。ある綿花工場では黒人奴隷たちが過酷な
労働を強いられ、虐待されていた。奴隷の女性エデン(ジャネール・モ
ネイ)は、ある悲劇をきっかけに仲間と共に脱走計画を立てる。一方、
現代のアメリカ。人気作家で社会学者でもあるヴェロニカ(ジャネール
・モネイ/2役)は新しい本の出版記念イベントに参加すべく、ニューオ
リンズを訪れていた。友人たちとのディナーの後、ヴェロニカは愛する
家族の元へ帰ろうとするが、その途中、ヴェロニカは誰もが予想しなか
った事態に巻き込まれる。
異色のサスペンス・ミステリー。アメリカ南部、ある綿花工場では黒人
奴隷たちが白人の主人たちの監視下で過酷な労働を強いられていた。奴
隷の1人である女性・エデンは、仲間の悲惨な死をきっかけに別の仲間
と共に脱走計画を立てる。一方、現代のアメリカ。作家で社会学者でも
あるヴェロニカは、優しい夫と幼い娘と幸せに暮らしていた。ある日ニ
ューオリンズでの講演会を成功させ、友人たちとのディナーを楽しんだ
直後、何者かによって拉致されてしまう。
物語は現代と過去が交錯しながら進んでいく。南北戦争前夜のアメリカ
南部の綿花工場では、「白人の主人たちに話しかけられない限り、黒人
奴隷は言葉を発してはならない」というルールが存在していた。ある日
奴隷のイーライ(トンガイ・キリサ)は妻と共に農場から脱走を図ったが、
主人たちに見つかってしまう。彼に対する罰として、主人たちはイーラ
イの目の前で妻を殺害した。また、主人たちは2人の脱走を手助けした
エデンに対してひどい暴行を加えた。
白人の主人たちによる黒人奴隷への虐待がひどく、実際にこういうこと
が行われていたのだと思うと、痛ましいとしか言えない。私はエデンは
ヴェロニカの前世なのかと思いながら観ていたが、後半になって驚くべ
きことがわかる。え、どういうこと?と思うが、だんだんからくりがわ
かってくる。そのアイデアや演出が秀逸だと思った。後になって考える
と伏線がいくつかあったなと思う。奴隷制度は廃止されても、黒人差別
はなくなっていないということだ。とにかく脚本だとても良くできてい
ると思った。予備知識なしで観て欲しい映画。
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コメントありがとうございます。「サイレント・ランニング」という映画は知りませんが、
マット・デイモン主演の「エリジウム」がそんな感じでした。
大気汚染と人口爆発により環境が悪化した地球から離れて、宇宙船?に
第2の快適な地球を作るんですが、そこには富裕層しか移住できなくて…という内容です。
久しぶりに観られたらおもしろくなかったんですね💦💦
そういうことってありますよね〜。逆に「今観てもやっぱりおもしろい!」
ということもよくありますが。
「エリジウム」はおもしろかったです。
昔のSFでも「エイリアン」なんかは私は何回も観ています。飽きません(^^;)
観ない方が幸せというより、本当はそういう映画だったんだ、ということが
知れて、良かったんじゃないでしょうか(´∀`;)
……残念ながら、安っぽい脚本にガッカリ致しました。いわゆる記憶補正によって頭の中で名作になっていた作品。撮影技術がお粗末なのは仕方ないにしても、昔のSFにありがちな作り込みの甘さは本当に「残念」というものでした。
観ない方が幸せだったのかなぁ。(ノД`)
コメントありがとうございます。初コメとても嬉しいです。
奴隷制度があった時代は本当にひどかったですね…
どうしてあんなことができたのだろうと思います。
機会がありましたら是非ご覧になってください(^-^)
いつも有難うございます。
記事を拝見しまして当時のアメリカの一部を思いだしました
奴隷制度があった時代には考えされる事が多く
この映画アンテベラムに興味を感じてます。
いつか機会を見まして是非観てみたいですね・
コメントありがとうございます。おもしろかったですよ。
機会があれば是非(^o^)
コットンフラワーって見たことないのですが、そう言われると悲しい感じがしますね。
映画のからくりと真相にはびっくりすると思います❗
こういう歴史を知る前はコットンフラワーを見ても「面白い花だなあ💛」とみりょうされるだけでしたが、今はなんとなく黒人さんたちの汗と涙と・・いろいろと暗いものを思い起こすようになりましたね。
映画の・・だんだんわかってくるからくりも気にかかります💡
コメントありがとうございます。昔の黒人差別はひどかったですね…
大体人間が人間を奴隷にするなんてこと、あってはならないことだと思います。
前半はヴェロニカの前世がエデンなんだな、と思いながら物語は進行しますが、
やがて驚くべきことがわかります。
これには本当にびっくりしました。
すごいアイデアというか、よくできた映画です。
異色の映画と言っていいと思います。
とてもおもしろかったです。
現代と過去が錯綜するつくりかたは分かりにくいような
気もしますが、重大なメッセージ性を感じる映画ですね。
黒人差別の酷い時代もありましたね。
人気作家ヴェロニカは、南北戦争の前夜の時代の
ダレと関係あるんでしょうかね…。
そこがしばらく謎のままストーリーは進行するんですね。
女流作家ヴェロニカはエデンの子孫でも生まれ変わりでもないのですね。
出版記念イベントで来てたニューオリンズで誘拐された事と過去の南北時代と
どう関係あるのかも謎ですね。
黒人奴隷対する仕打ちは酷かったですよね。
黒人は、白人の主人に自分から話しかけてはいけない
という決まりが理不尽・・・。
ベルサイユ宮殿の決まりのようですね。
マリーアントワネットに自分から話しかけてはいけないという
決まりがあります。
必要な事を伝える時もあると思うので、
そういう決まりもどうかなぁと思いますね。
「火事だぞ!」というのも教えなくてもいいって事になりますよね。
奴隷のイーライ夫婦は逃亡の罰として、
妻の方が殺されたんですね。
逃亡を手伝った罪としてエデンも
ボコボコにされたようですが、逃亡を手伝った事は
どうしてバレたんでしょうね・・・。
イーライ夫婦が、拷問に耐えられず、逃亡の手助けしたのは
エデンだと教えてしまったのでしょうね。
コメントありがとうございます。あはは…私変わった映画が好きなので、
アンテナが働いちゃうみたいです(^^;)
そうですね、日本にいると黒人差別を感じることはほとんどないですね。
映画を観たり、ニュースを聞いたりして、ああそうなんだ…って感じです。
この映画はほんとによくできています。後半で真相がわかるとびっくりします。
そしてまだ続いている黒人差別の現状を考えて辛くなります。
まかろんさんはお忙しいのですね。
私は暇といえば暇ですが、あまりしょっちゅう映画は観られないですね。
疲れるので(・∀・)
機会がある時に観て頂けたら嬉しいです。
また興味深い映画ですね。
どこから見つけてくるのかと毎回感心してしまいます。
>奴隷制度は廃止されても、黒人差別
>はなくなっていないということだ。
もちろんそうだろうな、とは思っていましたが、
日本に生まれて住んでいる身としては、実態はあまり知ることはないです。
なので、この記述に、はっとさせられました。
前世とかを使うことなく、(差別のあるこの世界の)
なんらかのからくりを表現しているというなら、
それは秀逸ですね。
また、観たい映画が増えてしまいました。
取り組んでいることがあって、なかなか一時に
2時間あまりを使う余裕がなくて、…
いつも、いつか観てみたいと思うばかりなのですが…
杏子さんの選ぶ映画はいつも秀逸ですね。
またの記事を楽しみにしています。