猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

ダンケルク

2018-02-13 21:55:05 | 日記
2017年のイギリス・フランス・オランダ・アメリカ合作映画「ダンケルク」。

第2次世界大戦初期の1940年5月26日から6月4日。イギリス、ベルギー、カナダ、
フランスから成る連合軍将兵は、フランスのダンケルク海岸でドイツ軍に包囲され、
ダイナモ作戦による撤退を余儀なくされていた。英国陸軍の兵士であるトミー二等
兵(フィン・ホワイトヘッド)はダンケルクの街で、自身の分隊がドイツ軍の銃撃で
自分以外全滅し、武器も失った状態で1人、撤退作戦中のダンケルクの砂浜に戻っ
てくる。彼は友軍の兵士を砂浜に埋葬していた、ギブソン(アナイリン・バーナー
ド)という無口な兵士と偶然出会い、行動を共にすることになる。一方、ダイナモ
作戦による民間船徴用で、自身の小型船の徴用命令を国から受けたドーソン(マー
ク・ライランス)は、息子のピーター(トム・グリン=カーニー)と、ピーターの友人
であるジョージ(バリー・コーガン)と共に、英国兵士たちを母国に運ぶため、ダン
ケルクに向けて出港する。

戦争映画というよりサスペンス映画といった感じである。冒頭で英国兵士たちがド
イツ軍による銃撃で倒れたり、浜辺で飛行機から落とされた爆弾によって命を落と
したりするシーンは胸が痛むが、人の死というものをメインに描いてはいない。い
かにして連合軍がドイツ軍に攻撃され、ダンケルク海岸から母国に帰ったかという
感動の物語である。
ダンケルクの大撤退とかダイナモ作戦とか、私は初めて聞いた。映画も地味で、主
人公のトミー二等兵はしばらくセリフがない。最初の方は少し退屈に感じるのだが、
次第におもしろくなってくる。私が1番印象に残ったのは、民間船の話である。当
時兵士たちを助けるために民間船まで徴用されていたのだ。乗っていたのは船の持
ち主のミスター・ドーソンと彼の息子、息子の友人。息子のピーターと友人のジョ
ージはまだ10代に見えたが、立派な働きをするのだ。機転が利いて賢い。この3人
のお陰で多くの兵士が助けられる。
ドーソンの船に最初に助けられるのは名前を名乗らない兵士(キリアン・マーフィ)
で、彼は少し精神的におかしくなっていた。その彼も最後は兵士たちを救うのに協
力する。ワン・ダイレクションのハリー・スタイルズが映画初出演をしていて、か
わいかった。かっこいいと言うべきか。イギリスに帰還できた兵士たちが歓声を上
げるシーンは感動的だった。



鈴の入ったボール(写真には写っていませんが)とエビちゃんがお気に入りのノエル。










映画レビューランキング

人気ブログランキング
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする