猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

ワールド・ウォーZ

2016-04-15 05:18:15 | 日記
2013年のアメリカ映画「ワールド・ウォーZ」。
元国連捜査官のジェリー(ブラッド・ピット)と家族の乗った車が、渋滞にはまって
いた。すると、前方で爆発音が聞こえ、トレーラーが無数の車をはじき飛ばして
クラッシュし、パニック状態の群衆が通りになだれ込んでくる。そのただならぬ状
態から家族を守ろうと、妻子を連れて逃げるジェリー。やがて、彼は人間を凶暴
化させる未知のウイルスが猛スピードかつ世界的規模で感染拡大しているのを
知る。そんな中、元国連職員の技能と知識を買われたジェリーは、各国を回って
ウイルスの感染原因を突き止めるよう依頼される。

未知のウイルスに人々が感染し、世界が混乱に陥っていくパニック・サスペンス
かと思ったら、ゾンビ映画だった(パニック・サスペンスには違いないのだが)。
ちょっと意外。これまでのゾンビ映画は、死んだ人が何故か蘇って人を襲い、襲
われた人がまたゾンビになる…というパターンだったが、ウイルスに感染したこ
とでゾンビ化する、というのは珍しい。
WHOやジェリーがウイルスの原因を突き止めようとしたり、ゾンビたちと戦ったり
する様子はまあおもしろかったが、全体的には、うーん、おもしろいのかおもし
ろくないのかよくわからない映画だった。プラッド・ピットはかっこいいし、スピード
感はあるし、家族愛も良かったのだけれど、何か足りないな~という気がした。
ゾンビがあまり怖くないからだろうか?怖さで言えば「ドーン・オブ・ザ・デッド」の
方がずっと怖かった。
度々かかってくる妻からの電話も間が悪くて、イラッとした。夫は命がけで動い
ているのだから、静かに待てないのか。
「コンテイジョン」に似た感じはあったが、あちらの方がはるかにおもしろかった。
でも、ジェリーがゾンビから身を守る方法に気づくシーンは良かった。とにかく
ブラッド・ピットがかっこいい映画。
あとストーリーには直接関係ないのだが、ジェリーと妻子が南米系の家族と出
会うエピソードで気になるところがあった。10歳くらいの子供は英語も普通に話
しているのに、その両親は英語がわからないみたいなのだ。子供が通訳をして
いた。こういうシーン、映画やドラマで時々見かけるのだ。一方的にスペイン語
をまくしたてて、相手が困っているようなシーン。アメリカで暮らすなら英語覚え
なさいよ、と思う。



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コメント
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