猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

超能力者

2012-04-05 04:52:46 | 日記
韓国映画「超能力者」を観にいった。SFっぽいタイトルだが、そうではなく、
おもしろい人間ドラマだった。
主演はカン・ドンウォン(長身、スリム、手足長い、美形)とコ・ス(美形)の
イケメン2人。私はこの人たちを知らなかったが、この映画を観て、2人とも
かっこいいな~と思った。
どちらかと言えばカン・ドンウォンの方が好きかな。
カン・ドンウォンは、目で人を操ることができる超能力者。子供の頃、暴力を
ふるう父親から母親を守ろうとして、父親を殺した。
が、その能力に恐怖と絶望を感じた母親から殺されそうになる。
逃げ出して、20年母親とは会っていない。ずっと1人で生きてきた。
生活に必要なお金を盗むために、その能力を使いながら。
そうやって、誰にも邪魔されずにひっそりと生きていけたら、それで良かった。
ところがある日、お金を盗みに入った質屋で、自分の能力が効かない男に出会ってしまう。
それから、彼の人生の歯車が狂い始めた。もう1人の男も。
2人の壮絶な戦いは、見ていてすごくスリリングで、そして悲しかった。
コ・スがカン・ドンウォンを倒そうと必死になることで、新たな犠牲者が出てしまう。
でもコ・スはやめるわけにはいかなかった。
カン・ドンウォンが20年ぶりに母親のところへ行き、銃を突きつけて殺そうとするが、
結局殺せずに、お金を置いて出ていく場面が悲しかった。母親のなんともいえない
表情も、悲しかった。
ラストの、「誰か俺を覚えていてくれ」「別の出会い方なら友達になれただろうか」という
モノローグが、胸に残った。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする