地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

静岡県西部で2回 奈良県と熊本県でM3.0 栃木県南部でM3.1 島根県西部でM2.7

2020-07-11 03:50:27 | 日記
 静岡県西部でM3.7とM3.0の2回の地震が発生しました。こちらでは沖縄の方から、徐々に、四国沖、紀伊半島沖、東海沖と順に流れてくると考えていたのですが、思った以上に早く東海地方で影響が出たようです。震源の深さがどちらも30キロ程度ですから、群発地震にはならないだろうと考えています。ただ、この北西方向に当たる三重・滋賀・京都やその周辺で、震源の浅い地震が発生する可能性あります。

 奈良県のM3.0は震源が和歌山県との県境で、昨日書いた和歌山方面の動きによるものと捉えてください。熊本県熊本地方の地震も、沖縄から九州に震源が移動した、その地震の範囲で捉えてもらうといいと思います。

 栃木県南部のM3.1は、8日に起きたM3.3の地震と同様、太平洋プレートが内陸に滑り込んできて起きた地震と考えてください。太平洋プレートとの接触ラインが、栃木、埼玉の方まで入り込んできている兆候と考えてください。このままの流れで行くと、今まで茨城県南部で起きていた地震の震源が埼玉の東部や東京都の東部に入り込んでくると思われます。今の段階ではまだですが、数か月後くらいには、動きが変わってくると考えています。

 北海道・東北方面ですが、今回は有感地震になりませんでしたが、やはり、青森県東方沖で動きが出ています。まだ、釧路方面で震源の深い地震が続いていますし、9日には択捉島南東沖の地震も起きていますから、今後も引き続き注意していてください。また、岩手県では、南部の秋田県との県境のあたりで細かな地震が集中しています。

 岐阜・長野の群発地震帯は今までと同様、動きが続いていますし、栃木・群馬・福島の県境周辺でも細かな動きが続いています。

 沖縄方面は2日連続で小康状態ですから、いつものように、急な動きがあるかも知れません。
 また、珍しく、四国の内陸部でも動きがパラパラと出ています。島根県西部の地震は、この影響ではないかと考えていまうす。瀬戸内海周辺でも動きが出てくる可能性ありと思っていてください。

 そして、昨日の地震で特徴的なのは、福井の震源の深い地震。300キロ以上の深さです。この深さだと、下に入り込んで太平洋プレートで動きがあったと思われます。太平洋プレートの動きに若干変化が出るかも知れません。当然、それによって、フィリピン海プレートの動きも変わるかも知れませんから、今後の状況に注意していてください。

 
コメント
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