地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

岐阜・長野の群発地震帯で5回 マリアナ諸島でM5.8 鳥島近海でM5.5 茨城県南部でM3.1

2020-07-07 04:12:15 | 日記
 岐阜・長野の群発地震帯ではまだ有感地震が5回発生しています。最も大きな規模のものは長野県中部でM3.9。有感地震にならない細かな地震も続いていますので、動きはこのままずっと続くと思っていてください。

 茨城南部ではM3.1の地震が起きています。懸念していた東京・神奈川方面でも、少し細かな動きが出てきています。茨城北部では、有感地震にはなっていませんが、同一震源に近い地震が集中しています。茨城北部を中心として、栃木・福島方面で注意をしていてください。

 そして、今回の特徴的な動きは、フィリピン海プレートの東方です。マリアナ諸島でM5.8.震源の深さは120キロ。鳥島近海でM5.5。こちらは、震源の深さが450キロとかなり深い。さらに、注目していて欲しいのは、鳥島近海の450キロで地震が起きたときに揺れを観測したのは、小笠原諸島と栃木県。東京や神奈川で影響がなく、栃木に揺れが直接出ているということです。接触面や地盤の関係で、揺れが伝わりやすいところと考えておいてください。

 もう一つは、フィリピン海プレートの東部の震源の深いところで動きがあったということは、フィリピン海プレート全体に影響が出てくるということ。有感地震になっていませんが、すでに、宮古島近海では、やや大きめの動きが出ています。特に、フィリピン海プレート東部で地震が起きた場合、まず、プレートの西方対岸にあたる台湾付近に影響が出てから、徐々に沖縄本島~奄美大島~九州南部と順に影響が出てくることが多いので、今回、集中豪雨の被害にあった九州方面では、3~4日後あたりに影響が出てきやすい状況。特に熊本方面は影響が出やすいですから、揺れだけではなく、それに伴う土砂災害に注意していてください。

 その他でフィリピン海プレートの影響が出やすい地域は、紀伊水道を中心とした和歌山方面。昨日の段階では宮崎・大分の沿岸部でも若干細かな地震が起きています。

 また、太平洋プレートも当然、動いてくると思われます。宮城県沖でやや動きが活発なのと、動きが出ていない北海道~東北の太平洋沿岸で注意をしていてください。
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